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2009-10-24 21:54 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
「俺は銀を…あの女を殺す…!」

早くも3話にして、ロシアを舞台とした内容が終了。
にしてもどんだけの密度ですか!
吃驚な展開も沢山で、情報も謎も多くて、めちゃくちゃ面白いです!!

以下、気になった所を。


・三号機関

まさか、シュレーダー博士が関係しているとは…
(これはやはり再登場ですかね?)
この装置は対黒…対能力者でしょうか?
目的がイマイチハッキリしないですよねぇ…装置の結果を見ていて、
急に何か起こったみたいで、急いで現場に向かっていたし。
今回黒が能力を喪ったのが果たしてこの結果なのか、不明のまま。
しかも、蘇芳が黒を庇って共に逃げ出したのを知って、
鎮目さんが「王子さん」みたいな事を言っていたし…?
『イザナギ』とか言うし…蘇芳の事でしょうか?
『三号機関』とは、総務省を隠れ蓑にした『組織』の残党の殲滅を行う
超法規的団体との事ですが、それも果たして本当かどうか…
今回、駅での戦闘でもめちゃくちゃ暴れて、黒を始末しようともしていた、
とは見えましたが…めちゃくちゃ怪しいです、三号機関。
って、あっさりとオーガスト7が死亡ー?!
そんな…折角前回「止めを差していない」から生存だと思ったのに…そんな
あっという間に退場せんでも…MI6散々ですね。


・蘇芳の言葉、黒の過去

「確かにお前は憎いさ。
 でも、誰かを殺す位なら死んだ方がマシだッ!」
『誰かを殺させる位なら死なせた方がマシ。』
過去、そう思って、眠る妹――白の首を絞めた事すらもある黒は、
父を殺された蘇芳の叫びを聞いて、どう思ったのでしょうね。

「きっとアンタは恋人でも身内でも、躊躇いもしないで殺すんだろうけどな!!」
そんな黒に対して、知らないが故に、ある意味禁句を叫んでしまった蘇芳。
どれだけ責めても叫んでも顔色一つ変えなかった黒が、感情も露わに
叫び手をあげてしまったこのシーンは、紛れも無く黒が『人間』である事が
描かれていて。
そして、この蘇芳の契約者に対する認識への例は、この後、
ターニャと蘇芳自身で描かれる事となるとは…凄い上手いですね。
ニカを殺さずに済ませようとしたターニャ。
ターニャを殺す事に涙を流した蘇芳。
どちらも、『合理的な考え方』から言えば、殺すのが一番なのに、
無意識に現れていた『人間性』。
…やはり、契約者にも心は無くなってはいないのだと、そう思いたいです。


・やっぱり猫ー!!

やはり生きていましたか!
黒との再会…とは言え、
「そぅ、『あの女』さ。
 お前に指令の変更を伝えに来た。」
って、黒も猫も『あの女』の下って事?
という事はつまり、黒がCIAに雇われていたというのも、ただ単に
『そういう指令だったから』というだけ?
…あの女って……マダム?


・紫苑の居場所

日本の池袋、ヘルズゲートの近く…
やはり舞台はゲートの中、なのでしょうか?
そんな所に、如何して紫苑は蘇芳を呼んでいるのか…全く分からず。
とりあえず分かるのは、
「日本に行きたいか?
 …連れて行ってやる。」
と黒が言うという事は、『あの女』から『蘇芳を連れて行け』みたいな指示が
出たって事でしょうが…まさか『あの女』と紫苑が繋がっている…とか?(汗)


・思い出の場所の喪失

「携帯電話だ、居場所を辿られた。」
ターニャらに利用されたニカからの電話によって、隠れていた場所が知られ、
壊されてしまった思い出の秘密基地。
…うん、ターニャの怖い目線があろうとも、「もぅいい」との言葉にターニャが
対価を支払おうとも抱いていた仄かな希望は、このシーンを見て
打ち砕かれました…これはやはり、戻れないのかなぁと(泣)
そしたら、あんな惨い事になるなんて…ッ!!


・軽快な音楽と共に

「驚くのも説明も後だ、行くぞ嬢ちゃん!」
って何素敵な登場!!(笑)
妙に楽しげな音楽になるし、動きは可愛いし、大きな瞳はチャーミングだし、
聞こえる声はオッサンでミスマッチ過ぎて逆に可愛すぎる!
つか猫、貴方一体いつぺーチャに憑依したんですか?
前の猫の体が殺された直後というのも可能性はありますが…
まさか、1話の蘇芳の帰宅時のあのときじゃないですよね?!
おっさんが入浴中の女子中学生の胸にダイブしていませんよね?!(爆)


・能力を喪った黒

元々、人間と契約者の狭間の存在だった黒。
契約者となり、何も感じずに人を殺す妹――白の為に、
黒は普通の人間でありながら、暗殺者となる道を選んだんですよね。
その妹の能力――物質変換の力の一部が黒に移った事で、
黒は「電撃」の能力を使う人間…対価を支払う事のない、
「心を持った唯一の契約者」となった、と。
そんな黒が、あの三号機関の装置によってか、能力を『喪って』しまった。
やはり、BK201の星が消えた=可視領域から外れた=喪失者となった、
のでしょうね。
でも、いくら暗殺者として元々の戦闘能力が高くても、能力が使えないのは
相当なハンデでしょうな。
あの黒お得意のワイヤーで捕らえても、電撃で倒す事が出来ないですし、
直接触れて気絶させる事も出来ないですし、殺すにしても殺さず倒すにしても
便利な能力だった故に今後が大変そう。
ついでに言うと、黒が着ていたあの防弾コートも無いですし、防御力も格段に
ダウンで…ホントに大丈夫かなぁ、黒。
ただ今回起こった黒の喪失者化ですが、『喪ったものを取り戻す』物語としては、
黒の『喪った白の能力』もそれに加えて欲しいですねぇ、是非。


・双子の疑問

「だが、紫苑という弟の存在は聞いた事すら無い。
 本当に実在するのか?本当はお前の事ではないのか?」
蘇芳の親友であったターニャすら知らなかった、『双子の弟・紫苑』。
紫苑が契約者になるまでは普通に暮らしていたでしょうし、
2年前のあの夜の後、遠くに引っ越して人間関係をすっかり変わった…とか
そういうのは聞かなかったですし、ここは何らかの理由で知人達にMEで
記憶操作…か、そもそも本当は一人だけ…か、それとも…?
う~ん…まだ分かりませんが、この「親友すら弟の存在を知らない」というのは
かなりのキーかと。
存在といえば、今回も少し触れた、写真家だという『母親』も気になりますね。
母親が居なくなったのは一体『いつ』の事なのか。
日本行きとなったからには、日本にいる筈のその『母親』も何らかの形で登場と
なるのかも知れません。


・初恋からの悲劇

…いや、惨劇?
虫恐怖症な朧からしてみれば、恐怖以外の何者でもありません!!(滝汗)
…あぁダメだ、こうして書いているだけであのシーンが強制的に脳内再生
されてしまって…気持ち悪い…余りにもショッキングで……orz
ニカ…あんな良いヤツだったのに…(泣)


・「僕は契約者になった。」

「僕は嫌だッ!!人が死ぬのも、殺されるのも!
 もぅ、嫌なんだよ…」
そう言って泣いていたのに、
「契約者なんて、みんな、死んでしまえばいい…」
との言葉と共に、契約者となった蘇芳。
ですがそれはまるで、あのペンダント(流星核?)が目覚めの引き金と
なったかの様で。
しかも、蘇芳の能力やそれ以前に起こった事――三号機関の装置によって、
黒の能力が消え蘇芳に黒の過去が流れた様な出来事――を考えると、
まるで黒の能力(白の物質変換の能力)が蘇芳に移った様にも思えますし。
つか、まさかあの銃が蘇芳の能力で作り出された物になるとは
思ってもみませんでした…これなら日本でも持ち運びが楽ですね(違)
秘密基地からの逃亡の時には電線を渡る観測霊が見えていたので、
少なくともその時点では契約者の兆候は出ていたワケですが…
今まで観測霊を見た事が無かったという事から、それはつい最近の筈。
というか、蘇芳ってモラトリアムだったのでしょうかね?
それで、あのペンダントは一期での柏木博士(でしたっけ?)の種の
逆バージョンみたいなものだった…とか?
ただ、だとすると一体いつから?となりますし、大体紫苑がどうしてそれを
渡したか?とか、そもそも2年前のあの日に何が?とか…
あーもぅ次から次へと疑問が浮かんできてしまいます!
とりあえず分かったのは、蘇芳の対価は「折り紙を折る事」ですね。
…今回紫苑からのメッセージが書き込んであったのも、折り紙。
……1話での紫苑の部屋のシーンでも飾ってありましたよね、折り紙。
………わざわざそんな風に度々出てくる理由とは何でしょう?
母親が日本人で身近なものだったから?
対価が「人間性を取り戻す様な、過去に関係するもの」である事が多いから?
それとも、それ以外の、何か別の意味があるのか?
う~ん…分かんないです!!(爆)


・マダムと双子

「目覚めたよ…」
「始まるね…」
「終わりが…」
「始まるね…」
双子の少女の名前は、アリエルとペレニスというらしく。※公式より
しかもマダムと一緒。
何やら、一番の情報強者みたいですが…一体何が始まると言うの?!


・ジュライの指示

蘇芳の契約者化時に「始まるね…」とアリエルペレニス双子と似た反応をし、
契約者として目覚めた蘇芳に対して、淡々と指示を出すジュライ。
契約者達の正確な位置情報は、彼の観測霊によるものなのでしょうか…
それにしては、ガラスに触れている様には思えなかったのですが…?
つか、貴方何者?
MI6のドールだと思っていたんですが…蘇芳を紫苑と誤認する様な組織の
一員にしては知り過ぎていて、しかもドールが勝手に行動するとは思えないし、
今回の蘇芳への指示も、別の人間から指示されていた事だと考える方が
自然ですし…何やら背後に別の組織の影が…?
とすると、黒が彼を誘い、彼も黒の誘いを受けたというのは、黒や猫の背後と
同じ組織という可能性も無きにしも非ず。


・蘇芳を『止めた』黒

ターニャに銃口を向け、無表情に涙を流しながら引き金を引こうとした蘇芳を
無言で止める黒。
地味に、銀の時と対比する様に、『涙を流しながら想いと異なって人を殺そうと
している』蘇芳に、『制止』が届いています。
過去、黒は白は止められず、銀も止められなかったけれど、蘇芳は止められた。
無言で銃口を下げ、蘇芳を見下ろす黒の表情が、何とも言えない…
あえて言うなら哀しげな表情だったのが凄く印象的です。
あの時の黒の脳裏に浮かんだのは、白でしょうか、それとも銀でしょうか。


・マダムとスミス

再びの二人は、フランスのパリ。
黒の死神の情報を欲しがるCIAと、情報を扱う情報屋。
…何だかマダムが怪しいんですよねぇ。


・未咲さんは

八丈島に文字通りの「島流し」となっていた模様。
これは確かに「人生を狂わされた」ですね。
BK201の星が『消えた』事によって、BK201との接点が無くなってしまった
未咲さんの元に訪れた来訪者は、三号機関の者で。
(つか小林吾郎って…これも何か偽名っぽいですね(汗))
「BK201は死んでいない。
 あの男は今闇の中に居る。
 今、君が居る場所では彼に手は届かない……来たまえ。」
うん…いくら直前に忠告受けていても、こんな風にはっきり現実を言われたら…
行っちゃいますよね(汗)
しかも『死んでいない』って希望的に言われて、諦められる筈がないですし。
でもどうして未咲さんにお声がかかるんでしょう…黒に関係するのでしょうか?


・黒の一行、一期の相似

EDでのジェライのプッシュに?でしたが…こう来ましたか!
…「ジュライ生存」とか「蘇芳と銃」とか、キーワードはちゃんと出てたのに
どうしてこの可能性に気が付かなかったかなぁ!何か悔しいー!
ロシアを離れた今回ラストで、一期に相対する新たなチームが。
そして、こうして4人が組まれた事で、一期との共通点も明確に。

<一期>
黒…戦闘…契約者(人間)
銀…探索…ドール
猫…諜報…契約者
黄…狙撃…人間 (契約者嫌い)

<二期>
黒   …戦闘…契約者(人間)→人間(喪失者?)
ジュライ…探索…ドール
猫   …諜報…契約者
蘇芳  …狙撃…人間→契約者 (契約者嫌い)

銀のポジにジュライが、黄のポジに蘇芳が。
同時に、黒と蘇芳の契約者/人間の立場が入れ替わっていますが、
正に、一期のチームが再び、ですねぇ…そっくりです。
…にしても、このメンバーを客観的に見ると、
髭面長髪酒浸りオヤジ+男装少女+無口少年+おっさんモモンガ
……何て酷いチームなんだ!(爆)


・「俺は銀を…あの女を殺す…!」

『誰かを殺させる位なら死なせた方がマシ』
白を殺そうとした、そんな一期の黒を知っている朧としては、この想いからの
言葉なのでは?と思います。
前回、今回と繰り返して描かれた、空白の2年での出来事。
銀の身に起こった何か。
荒れ果てた荒野、折り重なった死体に囲まれている過去の銀。
自我を持たない筈のドールでありながら、心が動く事を願った…
「一人にしないで」と黒に叫んだ…そんな銀でありながら、黒の制止も届かず、
何かのせいで彼女の想いとは異なって「人を殺す」事となってしまったかの様。
そんな風に、銀を『喪った』であろう黒。
だからこそ、『誰かを殺させる位なら死なせた方がマシ』だと、
「俺は銀を…あの女を殺す…!」
と言っているのだと思います。
でも、朧は黒にも、『喪ったものを取り戻す』事となって欲しいです。
一期では、人間と契約者、双方の共存を望み両者を守った黒ですが、
彼自身が喪い取り戻そうとしていた妹――白を取り戻す事は出来なかった。
願いは叶わなかった。
だからこそ、今度こそ、黒には『喪ったもの』である銀を、取り戻して欲しいと
思います。



次回、「方舟は湖水に揺蕩う…」

 行く当てなど無く 流れ着く北の街
 青い湖面は何も映さず こだまする銃声は 亡くした者への鎮魂の歌
 作られた笑顔は安息の対価 出会いはまた別れを呼ぶ
 もはや温もりを求める事など無い でも少年は笑った

予告に出てくるドレッドヘアのグラサンキラキラ男ですが。
え~と…一期でドールと逃避行した……ケンジ?
彼は確か東北の方に逃げた筈ですが…再会?
でも何か、あの派手な格好とか、ちょっと不安なんですが…
ドールのあの子、ちゃんと一緒に居るよね…?
何処かに連れ去られて、MEで記憶消されて忘れてしまっているーとか、
一緒に居たとしても、今後巻き込まれて悲劇にーとか、ならないよね…?(怖)
とりあえずもし再会となったら、今の黒が当時の『李君』を、表面的にでも
演じなければならないワケで…3行目?
でも少年は違うよなぁ、少年って言えるのは…ジュライ?

エンドカードの右上の黒が何か可愛い(笑)


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