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2009-10-18 15:24 | カテゴリ:鋼の錬金術師FA

2クールと3クールの狭間に流れた総集編。
リゼンブールの女豹なピナコさんが出てきたのは吃驚でしたが(笑)、
結構総集編にしては上手かったですねぇ。

内容的には、ホーエンハイム視点による回想&空想の夢落ち。
今までの中で重要なシーンやキーワードを集めて、
物語りの謎を推理しやすくなる感じでしょうか?
アニメでは全体的に、原作より分かりやすく「ホーエンハイム≠お父様」的に
感じましたが、この総集編はよりそれが顕著かと。

その上で、「人柱」とか「ホムンクルス」とか、そういうキーワードや
キーパーソンの紹介と、それぞれの見せ場や覚悟のシーンとか、
「ここは押さえておこう」的なまとめになっていたかと。

こうしてみると、初期のころからしっかり物語の軸があった事が、
それを少しずつ少しずつ明かされて…って事が良く分かります。
その上、人間描写とかアクションとか魅せる所は魅せるし。
特に、改めて見ても大総統VSグリードの絵は凄まじく動く動く!
恐ろしい程です。
そしてグリードと言えば、次回はとうとう…ですね。


あと、実質的には3クールとの事で、今回からOP&EDが変更。
OPもEDも、かなり良いです!
毎回毎回、質が良いです鋼FA。

●OP

・兎に角良く動く!
これだけ上下左右前後に動かして、見せ場をこれでもかと並べて来て、
めちゃくちゃ凄いです!
曲は、何かスキマスイッチっぽくなく感じましたが、でも朧は結構好きです。
絵と歌詞も随所でピッタリしてたし。
そんでもって歌詞の中の「味わうのは勝利の美酒か」って、
確かそんな言葉が原作にありましたよね?!(うろ覚えー)
どれもこれも重要シーンばかりだったので、片っ端から書きます!

・初っ端のエドの機械鎧の手
一瞬「?!(滝汗)」って思いましたよ…あー何だ腹の中の時の負傷エドか。
手を振り下ろし花が散る感じが、何か不吉だったんですよねーこれ。
まぁ、ラストで「良かったー」と。

・ホムンクルス
原作未読の方は「?!」ってなったでしょうねー。
で、残るもう一人「プライド」は後々ご登場、でしょうか?

・イシュヴァール戦
おぉ!!本格的にちゃんとやってくれるみたいですねイシュヴァール戦!
あれで終わったらどうしようかと…まぁありえないとは思ってましたが(苦笑)
コマンチ爺さんもいたなー。
この一瞬のカット、確か原作でありましたよね。

・キンブリー、スカー、大佐
イシュヴァールの地で大きく(何かが)変わった3人…かな?
キンブリーは上官殺しで牢へ。
スカーは復讐を誓い。
大佐…じゃなかった、中佐か、ともかくマスタングは理想を打ち砕かれた。
イシュヴァール戦に関わりのあるキャラの中でも、
特にこの3人がキーパーソン、と。

・見上げるマスタングとヒューズ、見下ろすブラッドレイ
で、これもまた重要シーンですねぇ。
イシュヴァールで理想を打ち砕かれたマスタングが、
現実を突きつけられてそれでも尚、求めた理想、抱いた野望。
賛同したヒューズと、それに気付きマスタングを意識したブラッドレイ。
この一瞬の魅せ場、カッコイイです!

・白服キンブリー
…ホント、この人はもぅ変態っぽいです。
賢者の石を飲み込むシーンをしっかり描いて来る辺り、
スタッフの方グッジョブ!です。

・イシュヴァール戦・2
あのイシュヴァール戦での、それぞれのキャラクターのあり方を
簡潔に表していますね~。
上記の見上げたシーンの直後の、大総統に背を向け歩き出した
マスタングとヒューズ。(このシーンのヒューズさんのポーズ、好きです!)
自らの罪を自覚する、ホークアイ、アームストロング、マルコー。
笑って眺めるエンヴィー、激情のまま復讐者となったスカー。
そして、それら全てを見下ろすがの如き、お父様と、
家族の思い出を抱くホーエンハイム。
う~ん…「操りたい運命の糸」ってのがまた、リンクしてますねぇ。
あと、随所で原作のカットを忠実に取り入れていて、凄く嬉しいです。
荒川先生の絵の描き方って、キャラクターを十二分に表すものばかりで、
凄く迫力があるんですよね。
今後の本編も、是非ともお願いします!

・ブリッグズの人達
いよいよ来ました!オリヴィエ様!
いやぁ、この存在感は素晴らしいですな(笑)
正に「女王様」、背後に部下を侍らせている姿が大変お似合いです。
戦車の大砲撃ったり、砦にズラリと並んだり…これだけで彼女が素晴らしく
「女傑」なのが良く分かります(笑)
歌詞も良いですねぇ。
「渾身のポーカーフェイス キメて仕掛けるよ」とか、
そうだよ、虎穴に入らずんば…で少将思いっきり仕掛けたし、うん。

・真理の扉
やはり此処は重要シーンなんですねー。
26話であれ程素晴らしく描写されていたんですが、更にプッシュしてます。
足掻いて足掻いて手を伸ばして、追い求める。
エドの目的の象徴ですしね。

・捕まっている鎧のアル
アルのシーンは今回は少なめ。
鎧のもここ位かな。
でも、アルの身に何か?!って感じですね。

・手を伸ばすと…
冒頭に戻るエド。
手が届かずに悔しがり、握りこぶしを振り下ろそうとして…
瞬間止まる腕と、その下に咲き誇る花。
う~ん…象徴的で良いですねぇ。


●ED

ウィンリィのある一日というか、正に劇中の「今」を描いている感じで。
ウィンリィもまた、戦っているというか、今日を生きているというか。
エドからの電話(←確定(笑))でしっかり怒っているのがらしいです(笑)。
ホントこれ、十二分に本編補完になりますよね。
こんな風にしっかり仕事して自分の足で立っている彼女だからこそ、
後の北での「最低だわ」の言葉が重いワケで。

合間に挿入されたランファン、メイ&シャオメイも、ワンカットだけど可愛いし。
動のOPとうって変わって、こちらは静のED。
凄く好きです、これ。



次回、「おとうさま」

いよいよ、あのシーンに…ですね。
更にその次位から、イシュヴァール戦でしょうかね。
マスタングとホークアイの過去も語られるでしょうし。

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