朧月夜
刹那――マリナ、の関係性が此処に来て大プッシュ!
…いやはや、ファーストシーズンの頃から期待していた展開をセカンドになって続々と見せてくれて、素敵すぎます!
ホント、ダブルオーセカンドシーズン、面白いです!
今回はラストのCパート、刹マリが最高でしたよ!
やはり、刹那――マリナの2人の関係性が大きいですねぇ。
「俺が関わったせいで、余計な面倒に巻き込んでしまった。
…済まない、マリナ。」
「刹那…何故なの?
何故、貴方はまた戦おうとしているの?」
「それしか出来ないからだ。」
「嘘よ!!
戦いの無い生き方なんて、幾らでもあるじゃない!」
「…それが、思い付かない。」
「…ッ」
「だから俺の願いは、戦いでしか叶えられない。」
「そんなの…そんなの、悲しすぎるわ…ッ…」
「…何故泣く?」
「…ッ貴方が、泣かないからよ…」
「自分は戦う事しか出来ない」と言う刹那と、「そんな筈が無い」と訴えるマリナ。
泣く事を知らない様子の刹那と、そんな彼に代わって涙を浮かべるマリナ。
とうとう来た――!って感じです。
同じ「目的」を抱きながら、異なる「手段」をとっている同志2人。
刹那の想い、本質を理解した上での、マリナのこの台詞。
確かに、マリナはヒロイン足りえるキャラクターですねぇ。
にしても、此処で「戦う事が貴方の全てじゃない」とマリナがハッキリと口に出した訳で、そういう意味ではマリナとの関係性含め、刹那の今後(というかラスト)も注目です。
今彼が名乗っている「刹那」という名前そのものが、CBのコードネーム、つまり「戦う者」のアイデンティティなわけですし。
今回あった、刹那と沙慈の会話との対比も面白くって。
沙慈は、現在はあくまで「平和に過ごしていて被害者となった一般人」で居て。
それ故に、「戦う者(=武力の行使)」を否定しているんです。
つまり、沙慈の視点では「(武力でもって)戦う」か「戦わない」か、の2択なんですよねぇ。
それに対して、マリナはそのどちらでもない、「話し合い」等の「武力ではない方法」での「戦い」を選んだ人。
彼女が刹那と再会し、CBに保護(?)された事の影響が楽しみです。
マリナと沙慈、の会話も見てみたいですね。
以前にアザディスタンを助けられたマリナは、「CBに救われた」ケースの当事者ですからね。
(まぁ、それ言っちゃうと沙慈は一期でも(アレルヤに)助けられているんですが(苦笑))
・リボンズ&黒人の人(誰?)
「連邦政府はどんな些細な抵抗にも屈してはなりません。
…来るべき対話の為にも。」
「貴方方の能力に期待する。」
「勿論です。
僕達はその為に、生まれて来たのだから。
……僕はイオリア・シュヘンベルグの計画を忠実に実行している。
それは人には出来ない。
出来るのは僕達、イノベーターだけさ。」
ヴェーダのシステムを提供して、しっかり繋がっているんですねぇ。
リボンズ自身は「イオリアの計画」を実行している、と認識しているようですが、どー考えても、あの「人間に希望を託して、GNドライヴとかトランザムとかツインドライヴとかをつくった」イオリアの狙いとは異なる様に思えるんですよねぇ。
にしても、イノベーター=人外、って事ですって事は…ティエリアもやはり、ですよねぇ?
EDのあのシーンが意味深だなぁやっぱり。
・ティエリア&ライル
「全くの素人を連れて来たのか、刹那め。」
「だからさ、やる事いっぱいあるだろぅ?
宜しく頼むよ、可愛い教官殿?」
「茶化さないで欲しい!」
ライルの言動がふざけてるよー。
ティエリアは、同一視する事はないだろうとは思っていましたが、そんな心配は杞憂でしたな。
ある意味、ティエリアはライルに対して、敵対心というか認めない感バリバリです。
…一期の対刹那よりも、反応が顕著かも知れません(汗)
・刹那&沙慈
「世界は平和だったのに…
当たり前の日々が続く筈だったのに…
そんな僕の平和を壊したのは君達だ!」
「…自分だけ平和なら、それでいいのか?」
「ッ…そうじゃない。
でも、誰だって不幸になりたくないさ。」
限られた平和の中で、幸福であった者は、不幸になったと戦う者に憤り。
不幸であった者は、それを齎した世界の歪みを討つ為、戦いを選んだ。
どちらも、真実。
ですが、沙慈はここで「世界は平和だった」と言っている時点で、自分の周囲の「世界」しか見えていないワケで。
自分の周囲が平和なら、構わないのか。
他人がどうであろうと、無関係だからと目を塞ぐのか。
「君は現実を知らな過ぎる!」
「戦わなくても、人は死ぬ。」
「自分だけ平和なら、それでいいのか?」
ティエリア然り、ラッセ然り、刹那然り。
…こうしてみると、沙慈は毎話、誰かしらにグサッと言われているなぁ(苦笑)
次回辺りではやはり、是非ともマリナと会話して欲しいですねぇ。
武力という戦いを否定しながらも、世界に対して刹那と同じ想いを抱いているであろう、マリナに。
・ティエリア&ライル
「彼が戻れば、ガンダム4機での作戦行動が可能になります。」
「それでも心もとないが。」
「ッ!!」
「おぉっと。」
だから、ライルの…以下略。
…暫くは、ティエリアVSライル、になりそうな…(汗)
・刹那&スメラギ
「やめてよ!
そうやって期待、押し付けないで。
私の予報なんて、何も変える事は出来ない…
皆を危険に晒すだけよ!」
「後悔はしない!」
「…ッ」
「例えミッションに失敗しようとも、アンタのせいなんかにしない。
俺達は、どんな事をしてでも、アレルヤを…仲間を、助けたいんだ。
頼む、俺達に戦術をくれ!」
作戦の責任を…と言うより、(朧的には)人の命を背負う事にトラウマがあるように感じました。
やはり、過去にした戦術予報で、味方に(多くの)犠牲を出してしまった事がある、んですかね?
ですがそれでも尚、「仲間を助けたい」と真っ直ぐな刹那の台詞がアツいです!
…仲間、って言ったよ刹那!
あぁもぅ二期に来てこんなに凄い展開が見れるなんて…(感涙)
しかも、「戦術予報をしてくれ」ではなく「戦術をくれ」、戦闘中もスメラギはブリッジではなく自室に。
つまり、「作戦をくれたら、そこから先は俺達がやる」って、自分達でどうにかする!って事ですよね?
これって大きいと思いますよ。
どんなに素晴らしい戦術を立てたって、それを実行する人達如何によってその結果は異なるわけですし、そういう意味では「互いにフォロー出来る」事も大事だと思うんで。
あ、因みにこのシーン見て、「やっぱり刹那が主人公だ!」「しかもちゃんとリーダーっぽい!」って思った朧です(苦笑)
・スメラギ
「それにしても、ライル・ディランディの能力値の高さ…
一体如何いう事?」
…これ、何でしょうねぇ?
「能力値」って、フツーに考えたら「適正」とか「身体能力」とかなんでしょうが…微妙に人為的な何がが背後にある可能性も、0とは言えないというか何というか…(汗)
何か、意味深です。
・戦術プラン
「スメラギさんから、ミッション・プランが届きました!」
「ッ…おぃおぃ何だよ、このプランは…」
「大胆ですぅ!」
「僅か300秒の電撃作戦…
フッ…それでこそ、スメラギ・李・ノリエガ。」
「あぁれ、俺にも役割があんのかよ。
…けど、そっちの方が好都合だ。」
「何ノ事?何ノ事?」
「コッチの事だよ。
サポート頼むぜ?ハロさんよ。」
300秒、5分でアレルヤを救出、って凄いなぁ。
ティエリアの言い方が暖かいですv
にしても、相変わらずライルがロックオンではなくジーン1ですねぇ。
ライル関係で問題となる(確信)までは、この異物感は続くのでしょうし。
にしても、ハロが…(泣)
・ティエリア→刹那
「刹那。」
「…どうした?」
「王留美からの報告にあった、アレルヤが収監されている場所に、こんな名前が。」
「…なッ…マリナが?
マリナ・イスマイールが、アレルヤと同じ施設に居る…?」
えぇぇぇティエリア?!
ティエリアがわざわざ刹那にマリナの事を教えているよ?!
変わったねぇ、ティエリア(感涙)
…にしても、刹那とマリナの事って、知っていたんだ…というか、どの位知っているんだろう…?
ちょっと気になりました。
・作戦開始
「刹那、ティエリア。
粒子ビームの拡散時間は、約300秒。
その間にアレルヤを。」
「了解!3分でやる。」
「残りの2分でもぅ一人を助けたらどうだ?」
ってティエリアが刹那をけしかけてるー?!
うわもぅホントにティエリア?!って言いたくなる程に、刹那とティエリアが仲いいです!
2人とも変わったねぇ…(しみじみ)
・ライル&ハロ
「ぉ…なぁハロ、兄さんは戦う時に、何か言ってたか?」
「狙イ撃ツゼ!狙イ撃ツゼ!」
「オーライ!
ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス…狙い撃つぜェ!!」
嫌ー!ロックオンが軽いー!
…凄いです三木さん。
ライルの軽さとかノッてる感とか振舞っている感が凄く感じます。
やっぱニールのあの感じと比べると、ライルの斜に構えた感じに、違和感が凄いですねぇ。
・ティエリア
「此処は死守する!!
梃子でも動かん!!」
…うわ~!こんなにティエリアがカッコイイアツい台詞を言うなんて!
刹那に対する絶対の信頼が伺えて、めちゃくちゃ嬉しいです!!
・ロックオンの初陣に
「ケルヴィム、敵機を撃墜しました!」
「素人じゃ無かったのかよ?!」
「…彼は…」
…何ですかスメラギさん?!(汗)
・アレルヤと、ソーマ/マリー
「…マリー…」
「動くな!!」
「マリー!!」
「私はそんな名前ではない!!」
「…いぃや、これが本当の君の名前なんだ。
マリー……マリー・パーファシー。」
「ッ…マリー・パーファシー…?」
「真」「偽」のテーマ、00でも織り込まれて来ました。
本物とは?自分とは?
アイデンティティにも深くリンクするこのテーマ、本当というこの言葉自体は3話でですが、既に他にもその辺に関わってきそうな方々も。
キャラクターで言うと、新旧ロックオンとか、ティエリアとリジェネの関係とか…アレルヤにとってのハレルヤの有無とかもかな?
あぁ、左手が義手となってアロウズに居る今のルイスは「偽」とも言えるかも知れませんし、グラハムと仮面もかも(←待て)
大きく見ると、ある意味「世界」についても言えるかと。
アロウズによる、「偽りの平和」「本当の現実」、それを直視する事となった沙慈とか。
あとは、「真偽」はまた、「欠落」のテーマにも通じますし。
そういう意味では、「マリー」を失っている「ソーマ」、「ハレルヤ」を失った(のかなぁ…(泣))「アレルヤ」、「ルイス」は「左手」「沙慈との関係」を、「仮面の男」は「顔」を(台詞は失っていないですが(爆))。
そう考えると、「ティエリア」が「ヴェーダ」を失った事について、色々考えられますがねぇ…う~ん。
兎に角、ソーマにとってはセルゲイって言う信頼出来る人の存在が大きいでしょうが、今回マリーの記憶がフラッシュバックした事で、自分自身のアイデンティティが揺らいでしまうのか…
そう思うと、アロウズに召集されてセルゲイと離れているこの状況って、どうなってしまうのか心配です(汗)
・アレルヤ→マリー
「アレルヤ、どうした?…アレルヤ…アレルヤ?!」
「ッ…了解!
…マリー、必ず迎えに来るから…必ず!!」
あくまで、アレルヤにとって彼女はソーマではなく、マリー。
その認識でいる彼が今後、どうするのか、心配です。
…とりあえずフツーなら、会うのは戦場だと思うんですが…一体どうなるー。
リボンズ達はその辺、把握していたりするんでしょうかねぇ?
あとは…すみません!
フツーに動いたり走ったり…あまつさえガンダム操縦して戦闘しちゃったりって、どんだけ?!っていう。
アレルヤ、4年も捕まっててあんな状態で拘束されてて…絶対筋肉とか廃用性萎縮起こしている筈なのに!
…「超人機関出身だから」ですかねぇ?(苦笑)
・ティエリア&アレルヤ
「変わらないな、君は。」
「そうかい?」
「無理に変わる必要はないさ。
お帰り、アレルヤ。」
「…あぁ、ただいま。」
ホントに、ティエリアが…以下略。
ティエリアが笑顔で「おかえり」、アレルヤも笑顔で「ただいま」。
…何このアットホームCB!!
こーゆー言動が自然と出来るようになったティエリア、本ッ当にイイですねぇ。
今回の戦闘も、凄く良かったですよねぇ。
トレミーⅡごと、大気圏突入&海中へダイブ、その津波で相手の戦力を減少&粒子ビームの拡散って、凄いなぁ…
(一瞬、ギアスのルルーシュの作戦みたいって思った朧です(苦笑))
ガンダムの戦闘シーンは良く動くし。
しかも、アリオス、ダブルオー、セラヴィーの3機の共闘がめちゃくちゃ良かった!
(アリオスとダブルオーの)コンビネーションも良かったし。
いやぁ、一期あんなにバラバラだったあの子達が…(ホロリ)といった感じですよホントに(笑)
アレルヤも来て、これでCBもガンダム4機動かせます。
…とは言え、今回の描写とか…特に撤退の時とか顕著だったと思うんですが、刹那&ティエリア&アレルヤに対する、ライルの違和感が凄いですねぇ。
3機は虹のかかる空を一緒に翔けて行ったんですが、ライルだけ(カタロンの救出を見届けて)遅れて立ち去って、あくまでジーン1なライルでした。
次回、「戦う理由」
3話でCB側が揃った所で、「戦う理由」ですか。
にしても、沙慈もマリナもCBに来る展開とは…
朧の妄想じゃないよね?!とついつい確認しちゃいます(苦笑)
戦いを否定する、「地上」の人、沙慈とマリナ。
「地上」の一般人代表と、為政者代表。
CBに「奪われた人」と、「助けられた人」。
「戦いを否定する人」と、「話し合い(=武力ではない戦い)を選んだ人」。
ある意味では似ていて、ある意味では対照的な2人ですし…此処はやはり会話を!(←3度目)
とりあえず、沙慈とマリナの今後は心配ですが。
いやはや00、今後もかーなーり、面白くなりそうです!