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2007-09-03 21:26 | カテゴリ:ロミオ×ジュリエット
 
ネオ・ヴェローナへ帰還する"赤い旋風"。
その報をロミオは以前泉で会った老人の元で知る。

大地の死…その運命に抗うのならあの娘を守ってやれ…。
老人の言葉と、村の仲間からの後押しもあり、ロミオはネオ・ヴェローナへ向かう。

一方、城内では赤い旋風=ジュリエットの帰還による、緊急議会が開かれていた。

赤い旋風に迎合する市民を、街ごと焼き払えと冷たく言い放つモンタギュー。
議決を渋る議長を手にかけ、強硬に自分の意見を押し通す父に、ロミオは哀しみの目で訴えかける。

だがモンタギューは、自分こそが世界の真実を握っている、と秘密の間へロミオを連れて行くのだった。


ロミオ×ジュリエット -II- ロミオ×ジュリエット -II-
吉田玲子; 原田大基 (2007/08/24)
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感想復活第1弾は、コレ。
ジュリエットの赤い旋風復活、ネオ・ヴェローナ帰還はめっちゃ燃えた!
カッコよすぎでしょ!!


で、今週、第20幕。



「罪を浄化し、命の胎動を宿す運命を負いし者よ
 大地の調和の為、其の身を捧げよ
 其の身体に植えられし、エスカラスの種を芽吹かせ、
 『挿し木』と為りて、世界を…救え……」


ネオ・ヴェローナに自由の旋風を――
「革命」
仇討ちでも復讐でもなく、人々が幸せに暮らせる世界を…
そう志し決意したジュリエットに、突然突きつけられた事実。

エスカラスの挿し木と為れ――

他ならぬ、ジュリエットが望んでいる「世界を守る為」に、ジュリエット自身を捧げなければならないという、非情な宣告。

ジュリエットの前に現れたオフィーリア。
彼女の声色が変わって、枯れた樹のような腕を差し出し、そう告げられたジュリエットの驚愕。


…もう、朧自身、呆然というか…今まで希望へ、革命へと向かっていた明るい(とも言い切れないのですが(苦笑))状況からの、突然の急展開。
「エスカラス」という、この世界そのものともいえる存在を失う事は出来ない、其の為にジュリエットが…だなんて、なんつー事を…ッ(泣)

全を生かす為に、個を犠牲に。
そういうものは多く見られるわけですが、それが突然こんな形で来るとは…
特に、「挿し木」という言葉が、ジュリエットの存在はあくまで部品というか…「つなぎ」みたいな感じで、余計にオフィーリアの言動を冷酷なものに感じられました。

それにしても。
キャピュレット家とモンタギュー家の紋が彫られている事といい、両家がエスカラスに深く関わっている事は事実でしょうが、そもそもの双子の大樹の一方が枯れたのって何時だったんでしょうね?
人が其処に居るだけで此処までなってしまったのなら、幾ら挿し木をしても何時かは枯れてしまいそうなんですが…(不安)

今こそロミオに期待したいのですが…どうしても頭を過ぎる「悲恋」の二文字…(怯)
でも、ジュリエットとロミオ、二人を心配してくれる人もいますし、どうか…どうか二人には幸せになって欲しいんです!!


そういえば、ペンヴォーリオ。
貴方も随分しっかりして(感涙)
掃除だけではなく料理も…ってまさか花嫁修ぎょ…(爆)



次回予告、やっぱりそうなるのぉ?!って感じで。
「ありがとう…私は大丈夫」
って、そう言う人ほど大丈夫じゃないと思うんですが…(滝汗)


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