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2009-11-28 16:28 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
ターニャと、レプニーン。
ロシア、或いはFSBの彼らのエピソードの決着だった今回。
とは言え、そこに絡んできた意外な存在があり、謎はより深まった様な
感じがします。

契約者とは、人間とは、その違いとは。
そんなテーマを根底に抱きつつ、8話の感想と行きたいと思います。


・未来を知る契約者
「まだ変えられる余地のある記憶。
 そんな記憶を持つ者は幸福なのかな?それとも不幸?」
まさかのアンバーですよ!
三鷹文書…ホントにアンバーに繋がるとは…
マダムは相変わらずの情報強者ですねぇ。
未咲のおかげ…というのは一体何なのか。
もしやこの後の未咲の行動によって…という、ある意味対価の如く
後払いを期待しているのでしょうか。
あと、未咲の水着姿が2期でも見られるとは思ってもみなかったです(笑)

・「もう飲まん。」
そうだよね蘇芳との約束だもんね…って思ったら
大食漢な黒が戻ってきた――!!(感涙)
祝★大食いシーン再びですよ!
何気に吃驚しているレプニーンに(笑)
そうだよね、あんなに食べるなんて吃驚だよね!(爆笑)
ここぞとばかりに食べまくる黒に癒されます。

・ゴキと戦う猫
と思ったら車掌さんと追いかけっこ!(笑)
相変わらず猫はギャグパート担当なんですねぇ。
そういえば、前回のガムテは無事剥がせた様子(苦笑)

・「パブリチェンコはオレが殺した。」
CIAには嘘の報告をした…って事ですかね?
そういえば、ミスタースミスは何処行ったんでしょう?

・何故殺さなかったのか
「撃ってたかもしれない…きっと撃ってた。
 黒が居なければ。」
って、蘇芳が黒って言ったのって初?
そして、蘇芳はあの時の記憶ちゃんとあるんですねぇ。

・人間の感情、契約者の合理的思考
「覚えてる、私はニカが好きだった…
 覚えてる、私はニカを殺した…」
記憶はある、でも、感情が分からない。
それでも、思い出があるからこそ、絆は存在する。
嫌いだったと言った蘇芳が抱き締めても、それを受け入れている
ターニャはやはり、「友達」だったんだと。
…つか、見張りの人邪魔!(←台無し)

・銀の力
「『イザナミは契約者を天国に送る』…
 そんな力があるって噂だ。」
鎮目が未咲に持ってきた情報。
レプニーンも黒に、最近、自殺する契約者がいるとの事。
やはり、銀は「契約者の能力を暴走させて、契約者本人を殺す」
という能力…なのでしょうか?
にしても「天国に送る」ですか…「契約者の星を流す」とかでは
無いんですねぇ。
言い回しがちょっと気になるというか…ゲートが「ヘブンズゲート」と
「ヘルズゲート」って言う事と何か関係あるんでしょうか?
契約者が星に相対している事からして、死=流星、の様な言い回しを
する方が「らしい」と思うんですが…それとも、「天国」とは何かの
隠語なのか…はてさて。
また、そういう意味では、この二期の副題「流星の双子」って、かなり
不穏な感じですよねぇ。
ってか、黒をロリなんて言うなー!……否定は難かしいかもだけど(爆)
外伝では銀とラブラブだったからなぁv
未咲さんがあのシーンを見たら、嫉妬しそうだ(笑)
「せっかく面白い話を教えてあげたんだ。
 見返りは期待しているよ。」
って事で、ボイスレコーダー確認、なんですね。

・契約者だから、人間だから
「それで、お前は何をした。
 せめて一矢報いようとは思わなかったのか。」
「それは…」
「何を恐れた。
 返り討ちにあう事か、それとも保身か…
 その男は確かに畜生だ。
 だが契約者だからじゃない。
 最低の人間だから、最低の契約者になっただけだ。
 そしてお前も、人間のくせに合理的な枠の中にしか自分を収める事が
 出来ない!
 お前に…乗客を道連れにする度胸など無いッ!!」
黒カッコイイ――!!!(じたばた)
アップになった目力がカッコイイよ!
…真面目に言うと、白を守る為に、命がけで契約者の世界に
飛び込んだ黒の言葉は重いですねぇ。
人間か契約者かじゃない、その人自身の「本質」でしかない、と。
合理的思考が最優先か否かというのなら、レプニーンもまた
「契約者」と同じ、だからこそ爆破など出来ない、と。
スイッチを思わず叩いていた彼の行動も、しっかり見極める黒は
流石です。
そして、食事のナイフで攻撃…ホント、「どんなものでも武器になる」
んですねぇ。

・最期の言葉
「教えてくれ…
 イリヤを、殺したのは、お前か…」
知った所で何も変わらない。
けれど、合理的思考を優先する人間だった彼が、合理性を無視し
感情故にもう一度問うレプニーン。
その質問に、ちゃんと応えた黒がやっぱりカッコイイです。
つか、イリヤはホントサイテーですね!

・追跡者、そして友達
命令に従って追うターニャ。逃れる為にプールへ飛び込む蘇芳。
水面を仰ぎ脳裏に浮かぶのは、もう戻らないあの夏の日。
追いついたターニャに水をかけてでも必死に逃げようとする蘇芳ですが、
追う気配のない事に気付き振り返ると、そこには濡れた手を見つめ、
人間らしい笑みが零れたターニャの姿が。
彼女もまた、あの夏の日の記憶…思い出に想いを馳せていて。
考えも立場も関係も変わってしまったけれど、それでもあの夏の日の
幸せな記憶は同じ。
それはほんの一瞬でしたが、あの瞬間ターニャにあったのはおそらく
契約者としての任務ではなく、ただの少女としての感情だったのだと。
そして、蘇芳もまた、ターニャの中にある「気持ちのカケラ」を感じて、
ギリギリの所でターニャへ向けた銃口を下ろせたんだと思います。
…だからこそ、あそこでターニャが撃たれたのがショック過ぎる!(泣)
しかもあの遺体の状況、レプニーンの姪と対比するかの如く…ですし。
姪を殺した男を憎み、契約者を嫌ったレプニーンですが、ターニャに
対しては嫌悪感は表立って感じず…むしろ無意識か何か、「少女」で
あるターニャが姪と重なっていたのかも知れないですねぇ。

・すれ違い
「撃たなければ、お前が殺られていた。
 身を守る術がそれ以外無かったのなら、それで良い。」
「もういい、撃った事を責めている訳じゃない。」
あぁ…これじゃ蘇芳もあぁなるよなぁ。
蘇芳が自分じゃないって言ったのに、それを「信じてくれなかった」
んですもんね。

・黒と別れて
「寒くて…夏なら良かった…
 それとも、夏の太陽を嫌いにならずに済んだから、今の方が…
 だけどどっちにしたって、ボク達はもう子供の様には楽しめない。」
戻れない日常を再び突きつけられた蘇芳。
このままどうなっちゃうんだろう…と思ったら、予告の二人ですよ!(爆)

・「起こして。」
という事は、足が不自由=対価支払い中?
でも右目は包帯取っているし…う~ん…
今回、何故かは分かりませんがターニャを撃ち殺した紫苑。
姿を見せず、遠くの建物から、位置取りをした上での的確な射撃。
無駄の無い、武器に最適で「合理的」な攻撃。
正に「契約者らしい」紫苑。
最終手段として、ターニャの目の前で銃を取り出し、直接互いに
向かい合った状態で銃口を向ける蘇芳とは、正反対ですね。
この位置取りを知っていた事からして、三鷹文書と関係していたり
するのかも知れませんねぇ。
それにしても紫苑のあの格好、ロシアで蘇芳の前から去った時と
同じ服でしょうか?
今回、蘇芳は黒とのすれ違いの感情のまま離れたんですが、
「ターニャが殺された」事自体は悲しかった筈。
その感情を抱いたまま、今後もし何処かでターニャ殺害が紫苑という
事を知ったとしたら、一体どうなるのか…
相変わらず蘇芳が心配です。

・新たな情報
「私が未来を見てきた契約者と会ったとすれば、接点はこれしか…」
自分の知らない契約者について調べる未咲。
可能性は一つ、二年前のあの、トーキョーエクスプロージョンの日。
宝来部長とのやりとりを録音した、ボイスレコーダーを早送りして
見つけた物とは一体…?


次回、迷探偵久良沢凱&助手茅沼キコの登場です!!

「やっぱ俺達場違いなんじゃね?」
そうですけど、それが良いんです!(笑)
期待していたけどホントに出てくるとは…めっちゃ嬉しい!

にしても、
「今月の目標 せめて先月分!」
って流石、万年金欠事務所!
せめてって言うのが彼ららしい!これでこそですね!(笑)

黒と二人が遇ってくれたら、李君モードが見れるのに…
あとお願いだから黒!そろそろ髭剃って!


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2009-11-28 16:27 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
感想が一週間遅れになってしまったので、簡単に。


・博士の謎
FSBの方で何やら色々明かされた今回。
紫苑を隠す為の自宅の改造、二度に亘る戸籍改竄、DNA検査で本人と
確認された遺体からは何故か一日分の記憶しか抽出出来ず、果ては
東京で博士と思しき人物の確認。
…うわぁ何か怖い展開ー(汗)
あの「博士の遺体」は、やはり本人とみてOK?
もし今回「本人」と確認した検査の元となるDNA情報そのものを改竄
されていたら、その限りではありませんが…
記憶に関してはMEがあるし、そもそも一期最初の話で、人格丸ごとを
ドールに移植なんて技があった事からして、可能でしょうし。
ただ、戸籍改竄について。
「二年前のあの夜に紫苑が契約者となり、紫苑を世間から隠す」事が
目的なのなら、戸籍改竄は一度で十分な筈。
わざわざ二度に分けて、戸籍を改竄しなければならなかった事態とは…
一体何でしょう?
未だ母親の現在が見えない事も、関係してるのかも知れません。

・「知りたいんだよ…上が一体何考えてるのか。」
まさかの未咲&鎮目タッグ…?
鎮目さんがこういう風に疑問を抱いているとは吃驚。
とは言え、未咲さんにしてもそれは同じでしょうし、今後情報の共有を
する…のかも。
ってか、天文部は何故移ったんでしょう…謎だ。

・「三鷹文書に記されていた刻限まで遠くはない。
  急がねばならぬようだな…月の出ぬ内に。」
お爺さん誰ー(爆)
いやでも、何か如何にも企んでいるお方な感じですねぇ。
そしてここに葉月さんが同伴していたのも驚き。
「いくたの」と言われていましたが、「生田」の、というと
「生田神社」関係でしょうか?
ここで気になるのがこの神社、祭神が稚日女尊なんですよねぇ。
 ※ウィキより↓
  稚日女尊(わかひるめのみこと)である。
  「稚く瑞々しい日の女神」を意味し、
  天照大神の幼名とも妹とも和魂であるとも言われる。
つまり、天照に近い、あるいは天照そのもの、と言われる女神を
祀っている神社なんですよねぇ。
また、「蘇る神」としても崇敬されているし。
…天岩戸といい、かなり気になりますが。

・「心細いって感じてる…
  そうじゃないと、観測霊を送ってこない。
  残るんだよ、きっと、気持ちのカケラは…
  ドールだって、契約者だって。」
ここでターニャが出て、しかも予告からして、次回はターニャですねぇ。
そして、「気持ちのカケラ」は、ドールも契約者も残っているんだと。
「感情が無い」ワケではないんだと、そう言う蘇芳。
にしても、蘇芳がジュライの観測霊を見てジュライと意思疎通している
かの様な描写ですが、これってただ単に蘇芳がジュライの気持ちを
推し量っているだけなんでしょうか?
それとも、蘇芳には観測霊で分かるんでしょうか?

・「もういい!止めろ!止めろって…早くジュライを!!」
 「…ッ!」
おぉ!黒の特訓が身についてる…とか思ったら、蘇芳怖ッ!!
顔色変えずにひたすらガラス片を投げて射し続ける蘇芳が、めちゃくちゃ
怖かったー!
にしても、猫が「ジュライ」と言うまで過剰に攻撃し続けていく様子は、
やはり「合理的思考」を優先する契約者らしくないですよねぇ。
意味無く雪球を投げてみたり、ジュライが連れ去られた時にこじつけ的な
理由を挙げたり、黒に向かって舌出したりと、「人間的」な言動が
あちこちにあって。
…ホント、イレギュラーな存在で目が離せませんよ。

・「へぇ、このリスも契約者なのか。」
 「リス?!猫だッ!!
  ぃや、今はなぜか可愛ぃ…」
やっぱり猫は無意識に自分=黒猫なのね!(笑)
にしてもこのジタバタする猫が妙に可愛いんですが。
自分でも何だかワケわかんない感じで思わず可愛いとか言っちゃって
いるし(笑)
というか猫!蘇芳のスカートにしがみ付くな!(笑)

・「酷い殺し方をしてきたよ。
  今の殺し方とは真逆、殺すのが楽しくて。
  けどね、もう無意味な…ってか、合理性のない殺しはやらなくなった。
  出来なくなったんだよ、契約者だから。
  皮肉なもんだと思わない?」
皮肉ですねぇ。
そして、イリヤ本人の「人間だった頃の感情(というか本質?)」が、
「残虐な絵を描く事」という「対価」に現れているんでしょうなぁ。
にしてもこの能力、嫌過ぎる(滝汗)

・「この鬼畜野郎!」
 「畜生に言われたくないなぁ。」
ってガムテ――?!(爆)
なんつー……ッ(じたばた)
何処まで笑わせるの?!(笑)(←酷ッ)

・「礼ならジュライに言え…」
観測霊が見えないのに、ジュライの行動をちゃんと分かっている黒。
つか、あの状況でも冷静に判断している辺り、流石です。
アクションシーンも相変わらず洗練されていてカッコイイし。
…まさか「黒々(猫?)の宅急便」で登場とは思ってもみません
でしたが(笑)
そして、窓から剥れてもガムテ自体は背中から剥がれていない猫に(笑)
剥がす時痛そうだなぁ。

・「痛い。」
 「…ありがとう。」
イイなぁ、この感じ。
ドールでも、感覚も感情も、ちゃんとあるんだと、そういう風にしみじみと
思えるこんな感じが好きです。

・「ハンティングするなら、早く行って待ち伏せしなくちゃ。」
で、ここで紫苑&博士?が登場。
つか、ハンティングって誰を待ち伏せするの?!(滝汗)
再び右目包帯&車椅子なのも、気になります。
能力を使った故の対価なのでしょうが…能力は一体?


次回、「夏の日、太陽はゆれて…」

 君のブロンドの髪に踊る水飛沫
 もうあの日には戻れない

…ターニャ、ですねぇ。
プールでしょうか、「思い出」がキーになりそうです。
FSBが同じ電車でしっかり追いかけてきていますし、予告画像では
黒がレプニーンと話しているみたいですが…?


2009-11-20 23:50 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
「俺はお前を、独りにしない…」
「……嘘。」


めちゃくちゃ面白そ過ぎる――!!!(叫)


『完全新作「黒の契約者」外伝』のCM放送&PVが公式サイトに
アップされました!
→「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」公式サイト


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(2009/12/23)
木内秀信花澤香菜

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まずは。
これはもぅDVD買うしかないでしょうッ!!

外伝はホントに完全新作で、漆黒の花の後みたいですねぇ。
とりあえず、時間軸としては、
 黒の契約者→漆黒の花→DVD外伝→流星の双子
でしょうか。

PVの方でもほんの3分ほどの宣伝映像ですが、どんだけ
凄いんですか!
黒銀好きな朧としては、もぅ全てが凄すぎます!!

・「組織」から逃れる黒と銀。
二人きりで逃亡生活…ですか。
銀の髪下ろし&ワンピース&麦わら帽子とか、
タンクトップ姿(黒の?!)とか、手つなぎとかベッドで抱き締めとか!!
どんだけラブラブなのー!(じたばた)

とはいえ、不穏な感じもビシビシと。

・「お前の方こそ、俺を信じろ。
  俺はお前を、独りにしない…」
 「……嘘。」
これ、どーゆー解釈かなぁ?
黒は銀と一緒なのは平穏な時だけで、戦闘になると黒が一人で
戦っているって事でしょうか?
銀の姿の観測霊が、戦闘時に黒の手を掴むあのシーンとか、
結構意味深ですし。
現在、黒があんなに酷かったのは、「飲まなきゃやってらんない」程に
酷い事があった…みたいなんで、余程の事があったんでしょうが。

・信じられるのは、互いだけ
って言葉も、何というか…二人以外の世界全てが敵、みたいで
二人の不安定さというか、どこか切なく危うげな絆が滲む様な
感じもしたり。

・「覚醒の刻が迫る」
って、これが銀がイザナミって呼ばれる事に繋がるんでしょうか?

・アンバー似の彼女
若葉色の髪に黄金の瞳…まさしくアンバーみたいなキャラ。
あれって、黒に銃口向けてますよね…(汗)
漆黒の花といい、何やらアンバーの存在を感じまくりなんですが。

・「組織に伝えろ」
この時点ではどうやら、組織はそれなりに存続している模様。
なんですが。
「流星の双子」では、「組織の残党」という言い方をされているん
ですよねぇ。
三号機関の認識だけかも?とかも思ったんですが、「流星の双子」
現在、組織が黒を追っていない辺り、残党状態というのは嘘じゃない
のかも…?
まぁ、組織の意向が変わってとか、何か他に目的があって、あえて
追っ手を差し向けなくなったのかも知れませんが。

・「アレはそのうち、私達の手に負える代物では無くなる。
  ――彼にもね。」
アレって…やっぱり銀の事でしょうか?
マジで、銀がどうなっちゃったんでしょうか(滝汗)


「流星の双子」本編と併せて、外伝の方も期待しています!!


2009-11-14 23:49 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
イザナミ=銀、来ました!

相変わらず内容も濃く、面白かった第6話。
一部の謎が明かされたのですが、今回、ノリオ達に訪れた「結果」。
それを思うと、今後の蘇芳もちょっと不安です。

以下、箇条書きで。


・イザナミ=銀

やはり銀でしたか…顔&銀姿の観測霊まで見れるとは思っても
いなかったです。
とりあえず、三号機関やマダムは、「イザナミ=銀」と認知していたと。

何故、銀が三号機関に囚われているのか(それとも…?)ですが、
やはり黒の記憶にあった、あの過去のシーンがキーでしょうねぇ。
銀の周りの多くの死体…つまり、観測霊を操る事しか出来ない筈の
銀が、何かの理由で人を殺めてしまう事態になってしまった事で、
銀は黒とは一緒に居られないと思った…それ故の「さよなら」。
その銀に起こった変化は、きっと銀の意思とは無関係だったのでは
ないかと。

「イザナミ」という名称からは、やはり神話が思い起こされます。
自身に起こってしまった変貌故に、イザナギに別れを告げたイザナミ。
この物語で「イザナギ」が誰を指すかはまだはっきりしていませんが、
やっぱ第一候補は紫苑っぽいんですがここは敢えて候補の一人…
黒だったとして、この神話を当てはめてみると。

 銀の身に起こった変貌 黒の想いと異なり人を殺めてしまう自身
 ならば 人と契約者の共存を望む黒とは 共に居る事は出来ない
 「さよなら」 そう別れを告げて 黒の前から姿を消した――

…な~んて、これだと銀が自分から消えたみたいでちょっと朧としては
悲しいんですが、でも銀自身も、黒と一緒に居る事自体、
自分は出来なくなってしまった…とかは思っていそう(泣)
会いたい、でも自分は会えない…って(あぁもぅ泣けてくる…)
ただ神話と違って、黒は変わってしまったであろう銀でも、手を伸ばして
いたワケで、そういう意味では今現在の銀は「天の岩戸」の中、とも
言えたり?
今までの黒の荒み具合からも、銀だけが黒の拠り所、太陽で…
天照みたいな感じだったのかも。

銀の観測霊ですが、あの状態でも銀は自身の意思で観測霊を飛ばす
事が出来る…とみてOKみたい。
しかも前期25話で出た、銀の姿の観測霊。
(漆黒の花では普通の観測霊に戻っていたんですが?
銀の観測霊だけが人型…ドールである銀本人の姿を模すのは、
銀がイザナミとなった事と関係があるのでしょうかねぇ?

そして一番吃驚したのが、ミチルさんを「殺した」事。
ドールの能力は「観測霊を飛ばしての情報収集」。
観測霊が物理的に何か…相手を害する様な事はありえなかった筈。

これも、銀がイザナミと呼ばれる事と関係するのかどうか。
ミチルさんの能力が「水を操る事」で、銀も水で、同じ水繋がりが
あったから出来た事だったのかどうかも不明ですし…というか、
果たしてあれは銀本人の能力だったのかも分かりませんし。
むしろミチルさんの「水を操る能力」を銀が暴走させて殺した…
みたいに感じたんですよねぇ。
…だとすると、気になるのはやはり黒が受けた「対契約者兵器」。
あれも、今思うと黒の「電撃の能力」が暴走した…とも見えますし、
その力が(黒の命を助ける為に?)あのペンダントに流れ出た…と
すると、あれに何らかの形で銀が関わっているかも知れないですし。

ただ、あそこで戦闘に介入した事自体は、銀の想いもあったかと。
黒が気にかけている少女…蘇芳を「助ける」為だったんじゃないかな。
勿論、理由がそれだけだとは言い切れませんし、まだまだ
分からない事だらけですが。


・無自覚な恋心

で、助けられた当人の蘇芳ですが、やはり気になる「銀」。
命令と反する事を言われた事も、黒と深い関係の女性である事も、
自分以外が皆彼女を知っている事も、全部が気になる理由…かと。

で、本人理解出来ていませんが、既に蘇芳の中で黒への恋心が
芽生え始めていて…というか、「銀」という「黒の近しい女性」が
出てきた事で、その想いが明確に浮かんできたというか。
…ホントに三角関係?!

助けられて、料理をして、名前を呼ばれて、女の影に嫉妬して…
って何この恋愛感情への順調な階段は…(汗)
やっぱり名前呼びが来ましたかー、いつどのタイミングで本人に向けて
言うのかなーと思っていましたが。
「父親の仇の嫌いなヤツ」から、「何だか気になる人」へと見事に
ランクアップ…流石、一期で常に女タラシな黒です。
新たな潜伏住居でのやり取りといい、コンビニの帰りでの一件といい、
そりゃもぅ見事に蘇芳の「銀」への嫉妬が…既に黒への「恋心」です。
特にコンビニ帰り、黒の傍らに現れた銀の観測霊に対しての蘇芳の
反応は、「好きな人」の恋人かそれとも妻か…パートナーに対しての
嫉妬でしたねぇ。


・黒と銀、交わらない視線

銀の観測霊も、黒の腕に絡む様な仕草が見て取れて、銀自身も黒と
離れ離れである事が寂しい様子。
というか、黒、やっぱり能力を喪った事で観測霊も見えなくなって
しまったんですかー!(泣)

今そこに、傍に居るのに、気付けない。
自分の腕に銀の観測霊が居るのに、分からない。
銀は盲目のドールだから、自身の目で世界を見る事は出来ない。
だからこそ、観測霊という「目」を通じてのみだったのに、なんつー
隔たり…(泣)
銀が盲目であり肉体的に囚われている事、そして、黒が能力を喪って
観測霊が見えなくなってしまった事。
二人を隔てるのこの二つは、天の岩戸か、それとも黄泉比良坂の
入り口を塞いだ大岩か…


・銀は殺される事を望むのか?

黒の「あの女を殺す」発言。
今回、黒達の雇い主であるマダムとの会話で、あの女=銀であった
事が判明。
ですが実際に銀を前にしても、黒は銀を殺せなかった。
…やはり、銀に対しての「殺す」発言は、黒が白に対してあった様な、
そんな想い故の発言だった模様。
そして、マダムは黒が銀を殺す事を望んでいた様子で。
わざわざ蘇芳を今回の任務に組み込んだのも、もしかしたら黒が銀を
殺せなかった場合、保険として蘇芳を用意していたのかも…

はっ!
まさか、銀自身も殺される事を受け入れている…何て事だったりして?!
そんな銀は、自分を殺せない黒の優しさを分かってて、他に自分を
殺してくれる人の候補として蘇芳を選んだ…とかじゃないよね?!
ミチルさんから蘇芳を助けたり、敢えて蘇芳の前で黒に会いに行って
嫉妬心を煽る様な事をしたのは、いつか蘇芳に自分を殺して貰う為…
とかだったら嫌だ~(泣)

そんなの、皆不幸になっちゃうでしょ…
やっぱり、黒には銀を「引っ張って」「取り戻して」欲しいんですよ。
一期ラストでは、銀が黒を引っ張って助けたけど、黒が望んでいた妹を
取り戻す事は出来なかった。
今度こそ、黒には「喪ったもの」を「取り戻して」欲しいと思うんです。


・蘇芳と黒

本質的に似ている二人。
過去の黒は「妹」を、今の蘇芳は「弟」を。
どちらも、人であった時から、契約者であるきょうだいを「守りたい」と
いう願いで行動していて。

とは言え、妹を守る事一点のみの為に人でありながら感情を
抑圧していた黒に比べると、契約者であるとはいえ、「恋心」に
揺れる今の蘇芳は、より不安定に感じます。
目的である筈の紫苑の事が、蘇芳の中で占める割合がだんだんと
減っているのが予想出来る事からも、現在進行形で危うげだな、と。
今回の任務の中でも、黒の命令に背いている事もありましたし。
鶴も人間も一緒…という台詞も、蘇芳のこの先が凄く心配になった
シーンです。

その危うさを、黒は分かっているんでしょうねぇ。
だからこそ、
「もう撃つな…
 お前には向いてない。」
なんでしょうね。
妹を守る為に、傷ついた過去を持つ黒だからこそ、の。


・食事と家族と絆

4話時点では、蘇芳は食べるのを切り詰めてでもお金を貯めて、
黒から逃げようとしていて、黒はお酒ばっかり呑んでいた。
でも今回、黒は料理をしてお酒を止めて、蘇芳も野菜を買いに行くのに
一緒について行って…二人が一緒に居る事や会話が増えて、より
近しくなっている事がそのまま「食べる事」に繋がっていますねぇ。

つか、銀の影が見えた途端に、黒が復活しつつあるのは何というか…
分かりやすいのかも?(苦笑)
前より余裕が出てきたというか、以前の黒に近くなっているというか、
目元のやつれ具合も改善している感じですし、何よりお酒じゃなくて
黒が料理してるし!(安堵)
やっぱり黒は料理して沢山食べてこそですよね!
黒チーム、より擬似家族化しています。


・マオ

つか何で一々マオが可愛すぎるんでしょーか!
いつ見てもどんなシーンでも可愛すぎて反則です(笑)
クルーザーのハンドル握って、クルクル空舞って、腕組んで足組んで、
テレビの前で寝転んでお腹ボリボリ…ってオヤジくさッ(爆笑)
マオ曰く「別荘」でのマオのオヤジっぷりは見事です。
ジュライが正座しているのが妙に可愛い…足痺れないのかな?(笑)
しかもテレビとコタツとお茶…血のつながりなんて全く無いのに、
一家団欒の文字が浮びます。
ってもしかして、蘇芳=姉、ジュライ=弟、マオ=父親、とすると…
料理してたし、黒の死神がまさかの母おy…(爆)


・「未咲ちゃぁん、邪魔しないでよ…」

…え~と、折角の「一之瀬弥生」って偽名なのに、あっさり本名って
意味無いじゃん…(汗)


・未咲

「BK201のドール」…ッ!(←ツボ(爆))
いやまぁ、未咲さんも銀の事を認識しているのですねぇ。
確か一期では接点無かった筈ですし、「イザナミ」としての銀しか
知らない…筈。
それにしても、未咲さんがあの状態の銀に特に言及しないのは、
やはり「ドールだから」、でしょうか。
確か天文部でも、かなりドールを使っていた様な…

そういえば、天文部はどうなったんでしょう?
前に、国立天文台が廃墟になっていましたし、移転したんでしょうか?
だとしても理由は良く分かりませんねぇ…星見様も気になりますし。


・「…私を、味方と思わない方がいいと思います。」

やっぱり耀子ちゃんが怖い!眼鏡が怖い!
前回のあの怪しさはやはりこの前フリだったのですね。
何処が純情可憐なんですか!!(汗)
しかも、主語が「私達」じゃなくて「私」って事は、やっぱりトリオと
言っても契約者コンビとは一線を画しているんですね…
…胡散臭すぎます、三号機関。
葉月さん達契約者も、ただ「利用されている」だけの可能性も。
まぁそんな風に言うと、一期の黒達が思い起こされて、余計に
欝なんですが…(滝汗)


・ノリオとレバノンに突きつけられた「結果」

上記の、黒一行とは正反対に、血の繋がった家族が久々に成ったと
思ったその日に、「取り戻せない」ものとなった「家族」。
「母ちゃんの思い出なんて写真以外…1個も無かった!
 でもこれから先、きっとしょっちゅう思い出しちまう!」
記憶が無かったからこそ、「在る」という実感が無かったノリオ。
ですが、こうして出会った事で、母親という存在に対する実感を
得た事で、「喪った」事への実感もまた。

ノリオ&レバノン親子は、蘇芳のifなんでしょうねぇ。
「家族を契約者に殺された」という。
母親を喪っているのも同じ、写真がキーワードなのも同じ、
契約者は人殺しだ!って相手にぶつけるのも同じで、鏡合わせの様。
ただ、蘇芳が黒を嫌ったのに対して、ノリオは蘇芳を嫌いには
なれなかった。

「ミチルちゃん…アタシの教育方針はね、
 人生にはどうしたって、傷つくのを避けられないタイミングがある。」
「イイじゃないの。
 誰しも一瞬触れ合って、通り過ぎて…
 またどっかですれ違う事もあるかも知れない。
 それで…イイじゃない。」
「喪ったもの」である母親の味を逃さんと、泣きながら齧り付くノリオと
共に涙するレバノンさんのシーンは、思わず貰い泣き…(泣)
つか、レバノンさんもノリオも、イイ男だよッ!

水に沈んだ「舟」の折り紙。
沈んでしまったと取るか、壊れなかったと取るか…
微妙ですなぁ。



次回、「風花に人形は唄う…」

制服姿の蘇芳…可愛い!
マオは空中も可になった事で、どんどん活躍が増えていて(笑)
楽しみです!


2009-11-11 23:59 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
一期ではあまり語られてこなかった、恋や愛といった感情や人との
繋がりとか、関係性がプッシュされている様にも思えます。
それに絡めて、「家族」というものもまた、重要なキーワードに。
特に、重要視されているのが、「母」。
ノリオの母親、そして回想で蘇芳達の母親が出てきた今回、
両者で「喪った母親」という点が共通していて。

「喪ったものを取り戻す」願い――というテーマに、ノリオ&レバノンも
参加です。


・紅い星は一体誰?
「『星に願いを』――
 あの小さな小さな紅い星に祈りなさい。
 『どうかBK201に会えますように』……」
紅い星と蒼い星、二つ並んだ二つ星――双子星。
蘇芳なのかな?と思いつつ、紅い星といえば…火星?
そういえば、偽りの星空には確か月も無いんですが、例えば金星とか
太陽系の惑星とかも無いんですかねぇ?
あれは、惑星≠恒星で、あくまで反射光…自分で光っているワケじゃ
ないから、無いのかなぁ?

・喪った母親を補って
「ノアの箱舟に乗れる権利、持ってたりしたのよねー、昔は。」
社会勉強…という言葉からすると元々の部分もあったみたいですが、
やはりきっかけはノリオの母親…妻の失踪、だったのかと。
「母親」を喪った息子の為に、母親の役割も担おうとした…
その為に、例えノアの方舟に乗れなくなっても構わない、と、自ら
「狭間の者」となる事を選らんだのではないかと。
そういう意味では、一期での黒が、人と契約者のどちらか一方では
なく両方を選び、人でも契約者でもない存在である事を受け入れた件と
似ていますが。
ただ、レバノン(とノリオ)には、今回その「喪ったもの」が目の前に再び
現れたワケで、次回に選択の時が訪れる模様。
取り戻すか、喪うか、自ら諦めるか…その結果が恐ろしくもあり。

・「…調子が狂う。」
…引いてダメなら押してみろ?(違)

・合理的思考の判断基準
「何なんだコイツは…
 契約者だと言うのに、まるで行動に一貫性が無い。
 物事に対する興味も失せない様だし…」
「元々、知らない事が多過ぎた。
 まだ人間として、未完成だったんだろう。」
「『人間』を知る途中の契約者…」
「そういうこったな。
 合理的に判断する為の材料を、まだ捜してるんだろう。』
…うわ~、ヤラれました。
そうですよねぇ、「感情より合理的思考を優先」する契約者ですが、
その「合理的思考」とは、その本人の経験や思想等によって指針が
決められる…つまり、結局は契約者と言ってもその「判断基準」は
それぞれって事で。
その判断基準を自分の中に確立していない状態(=子供?)で
契約者になってしまった蘇芳が、未だに「契約者らしくない」のは…
さもありなん。
そういう意味では、同い年と言えどターニャは「大人(の女?)」
だったのかなぁ…とか、それなら二人の違いと言えば…「恋を
知っているかどうか」がキーなのかも?とか、色々考えたり。
一期のマキの事も、ある意味アンバーへの想いが彼の基準になって
いた様な感じだったからこそ、その「子供の基準」を契約者としての
合理的思考に用いていた様子が、子供っぽさ≒人間くささ、になって
居たのかも…って思ったり。
アンバーの行動も、黒への想いが自分の命よりも大切だったから。
契約者でも、人間くさく見える色々なキャラクターでしたが、結局は
他人がどう思おうと、自己の中で優先すべき事だと思えばそれは
「合理的」な言動、なんでしょうからねぇ。

・「何だ…ノックくらいしろ。」
…3人仲良く寝ていたのに、黒一人トイレで膝抱え…(泣)
でもその後のジュライの言葉に颯爽と飛び出していく様子が、
何気にカッコよかったのがまた微妙な感じだった…(苦笑)

・戦闘
文句無くカッコイイなぁ!
黒のワイヤーアクションはホント、ダイナミックで面白いです。
能力を喪っても、流石に強いです。
流石、人間ながら暗殺者として契約者と戦っていた黒ですねぇ。
契約者+人二人(拳銃有)相手でも、しっかり逃れています。
にしてもこの戦闘の後、葉月さんに「BK201は少女と一緒だった」と
ノリオ母が報告していましたが、ちょーっと気になった事が。
その報告で、何故「少女」の事しか報告しないのかなぁと。
…いやね、あの状況ならジュライの事も報告しているべきではないかと
思ったんですよ。
ジュライは蘇芳といつも一緒に行動していましたし、むしろ黒と一緒に
居るのなんて僅かだったんですから、それなら「少年少女と一緒」と
言う方がしっくり来ます。
考えられるのは、「黒とジュライが行動を共にしている事を知っていた」
というか、「(予定通りなら)行動を共にしている筈」と解っていた、
という可能性。
…ジュライが誰の命令でなのかはまだはっきりとは分かりませんが、
彼の背後の者は三号機関と繋がりがあるんじゃないかなぁと。

・「命」を奪う事
「――何故、泣く?」
「わからない…わからない…」
命令として納得する合理的思考と、殺したくないという感情。
納得しているつもりでも、蘇芳の感情はそうじゃなくて。
「あの女」は契約者としての任務と称して、着々と蘇芳の「感情」を
殺そうとしている…そんな風に思います。
銃の撃ち方の訓練、動く標的を仕留める事、となるとやはり次は
「人間」ですかね…(沈)
…展開的にここはやはり、対象になるのはノリオの母親なんですかね
やっぱり…!(撃沈)

・やはり情報強者
「私達の…そして、『彼女』の願いが叶う時は近い。」
う~ん…やっぱり今の所ではマダムが「あの女」の第一候補では
あるんですが、そのマダムの台詞の『彼女』とは一体…?
未咲か、銀が、それとも蘇芳達の母親か…
DTBでは女性がキーパーソンになる事が多いので、気になります。
そして、願いとは一体何なのか…蘇芳が関係しているであろう事は
確かですが。

・「これが…『イザナミ』……?」
未咲さんが『イザナミ』とご対面。
…あの入れ物の大きさから言って「人間」みたいに思えるんですが、
そうすると一体だれか…ですよね。
名前からすると女性でしょうから、
 ①銀
 ②蘇芳&紫苑の母親
 ③白
 ④アンバー
さぁ誰だー?
にしても、何気に耀子ちゃんが怪しく見えるのは朧だけでしょうか?
調べ物中の未咲の背後をとった事といい、イザナミの確認にトリオの
内で彼女だけが一緒に居た事といい…
(まぁ後者は他二人が「後は宜しく」だったのかも、ですが)

・手料理
「味はどうでもいい…栄養さえあれば。」
「正に味はどうでもいい、と思わなきゃやってられない味だな…」
二期初めて黒が食べたー(感涙)
やっぱ黒は食べてこそ黒ですね…凄く安心しました。
食べているものは中々大変なものみたいですが(苦笑)
でも、そう言っていても
「…おかわり」
って言うのはやはり黒らしいというか…彼は素でタラシなんですかね
やっぱり(笑)
この一連のシーンで、蘇芳が契約者になる前の穏やかな女の子らしい
柔らかな表情になっていたのが印象的でした。
あと、淡々と食べるジュライも◎。
そして何故猫まで食べてるのー?!(笑)

・任務
「契約者として任務を受けて、報酬としてお金を貰う…
 それはすごく分かり易い。
 だから、きっとやれる。」
「――最低の夜だな…」
契約者としての合理的思考に基づいての判断を自然に行う蘇芳。
その姿は、喪った妹・白の姿を黒にダブらせたのでしょうねぇ。
蘇芳の内心の感情を殺す様な上の思惑とか。
それを解っていながらどうする事も無く命令に従うしかない自分とか。
だからこそ「最低」だと吐き捨てたのだと。

・襲撃
黒の独壇場…ですが、何だかダミーとか、嵌められた感じがかなり
するんですが(汗)
つか、あのトラックの荷台に黒が入ってマスクを取った瞬間、
ヤバイ睡眠ガス放出される!って思って焦ったんですが、それは
無かったですねー。
どうなんだろう…次回辺り未咲さんと再会するかも?
次回でちょうど半分で区切りも良いですし。

・揺れる心
「鯨を見たんだ。
 写真は撮らなかった。
 撮る必要は無いと思ったから。
 でも何でだろう…ちょっとだけ、撮っておいても良かったかな…って。」
今度は「両の目」で「双眼鏡」ですか…
写真を撮るカメラでもなく、命を奪う銃でもなく。
一方的で、対象に影響しないもの、という意味では、黒の望遠鏡…
天体観測に近いものがあるのでは。
同じ状況を体験しながら、内心はその時々で違う想いがある…という、
蘇芳の契約者としての不完全さが現れていますねぇ。

・母親
「みんな…笑ってる。」
「そうよ、水族館で怒ってる人なんて居ない。
 気持ち良さそうに泳いでいる魚の前で、ゆらゆら~って、
 縮こまった心を解くの。」
蘇芳&紫苑の母親、回想で初登場。
彼女もまた、この物語の重要人物でしょうねぇ。
今何処に居るのか、とても気になります。
そして、「水族館」「鯨」と、キーワード。
あの水族館が、池袋にある…とか?
だとすると紫苑のメッセージが「鯨」の「折り紙」だった事といい、
OPのあのカットに繋がりそうなんですが。

・「…くじら…?」
って、此処でそれですかー!
そうだった、確かに「海路」って言ってたなぁ。
思い描いていたしていたくじら≠潜水艦、と、予測を裏切った
あの感じが面白いです。



次回、「香りは甘く、心は苦く…」

やはり、辛い展開になりそうです…(沈)


2009-11-05 19:55 | カテゴリ:漫画
 
トーキョーエクスプロージョンから数週間後…。
警視庁公安部の霧原未咲は、不可解な殺人事件の裏に「黒の死神」と
呼ばれた契約者の関与を察知した――!
岩原裕二によって紡がれる完全新作、第3の「DARKER THAN BLACK」
登場!!


DTB二期の面白さにつられて、楽天ブックスで買ってみました、
DARKER THAN BLACK~漆黒の花(1)
キャラデザの方が描いているんですねぇ。
キャラクターがアニメのイメージそのままな感じで、凄くイイです。

一期ラストの直後の話でちゃんとアニメ本編と繋がっていて、がっつり
描いて来ている感じがいかにもDTBって感じで嬉しいですし。
キーは契約者ハーヴェストと黒い花、そしてその黒い花によって
生まれる契約者もどきの覚醒者。

主な登場人物は一期生存のキャラと、漆黒の花の新キャラ…
(因みに今のところ二期「流星の双子」の新キャラの姿は見えず)
黒は自らの義務としてハーヴェストと戦い、銀は黒をサポートし、
未咲ら公安は契約者を追って、パンドラの某博士らは覚醒者の
確保を狙う。
能力を持ちながら、感情が合理性を上回ってしまっている覚醒者。
…この作品でもまた、人間でも契約者でもない、「覚醒者」という
「狭間の者」が登場です。

いや…こんなに面白いとは思ってもみませんでした。
漫画単体としても十分面白いです。
もちろん、一期のアニメを見ていると黒や銀の背後が良く分かるので、
より面白いと思いますが。
「漆黒の花」おススメです!


以下は、「漆黒の花」をシーン毎に書いていますので、未読の方は
ご注意をば。


DARKER THAN BLACK ~漆黒の花~ 1 (ヤングガンガンコミックス)DARKER THAN BLACK ~漆黒の花~ 1 (ヤングガンガンコミックス)
(2009/10/24)
岩原 裕二BONES

商品詳細を見る



「アナタが止めなくてはね 黒」
黒がハーヴェストを追っているのは、自分が人間と契約者双方を
選んだ事で生まれた現状だからなんですねぇ。
アンバーの残したメッセージ…相変わらずアンバーさんの存在は
大きいです。

「人はなぜ…合理的になりきれないのだろう……
 なあ…BK201」
一期では、「契約者は人間性が薄い」様な事をよく言われていましたが、
逆に「人間は合理性が薄い」との言葉。
人間だけが弱肉強食・自然淘汰の世界の中で、合理性・有益度を
最優先とする事が無いといのは、異端で。
むしろ、契約者の方こそ、自然な姿ではないか…と、黒にそう問いかけて
いるハーヴェスト。
このページの、黒の死神としての仮面と、素顔が覗く目元。
契約者と人間の「狭間の者」たる黒らしいこのカット、素敵です。

「BK201と戦っていた者の正体を知りたい」
基本黒が戦うのはハーヴェスト、なんでしょうが、その正体が不明。
本人は「メシエコードHV117」と名乗っていますが色々不明ですし、
公安のデータベースに載っている彼と思われる人物の欄は、
  LB982:Matthew Edner
  物質の分解(接触)
  危険度:C
となっていますし。
あの能力の強さだと、危険度がCとは思えないんですよねぇ。
むしろ最高ランクかと。
LB982の星も既に流れている訳ですし、彼の正体についてはまだまだ
不明な事ばかりです。

「コンマ2増えてる!?」
って未咲さん可愛い~v
タオルどけてよし♪の「♪」が余計に可愛らしく見えて(笑)

「そしてBK201!」  アナタを
この「追いかける」感じが未咲ですよね~。
「アナタ」を、って言い方がいかにも特別っぽくって何か嬉しい。
二期を見ている者としては、やはり「漆黒の花」でもひたすらBK201を
追いかけるんだろうなぁと思ったり。

「私…契約者になりたい」
トーキョーエクスプロージョンの後、契約者について一般に情報が
漏れた事で、契約者になりたいと望む者も現れた…と。
この辺、一般人からの契約者に対する認識が描かれていますが、
ただ単に「すごい力が使えて…感情がないって……」って応えている
辺り、ドールとかモラトリアムとか対価とか、そーゆー詳しい事は
まだまだ世間には知られていないんですねぇ。
やっぱり「契約者=感情が無い」って言われるのか…

「BK201のドール…その観測霊か…」
…この台詞に凄く萌えました(爆)
いやでも、銀が「BK201のドール」って、「黒の」ドールって呼ばれる
だなんて!何て美味しいの!(朧は黒銀好きです)
つか全体的に黒銀な感じの「漆黒の花」です。

「仮面もナイフも…ストックは少ない…」
あーそっか、今はもぅ組織のバックもないし、ホントに個人で動いて
いるんですねぇ。
特に相手がハーヴェストだと、戦う度にナイフを分解されちゃって減る
一方でしょうし。
…それを思うと、二期の黒が凄く心配ではありますが。
そりゃ黒は元々暗殺者やっていましたけど…次の5話も不安です。

「何か作って食べよう
 …それと洗濯と…着替えもだな」
二人で仲良く一緒のベッドに寝ているんですねぇ。
黒に言われてそのままぽすっと再びベッドに横になるのも、お腹が
鳴っちゃうのも凄く可愛いです、銀。
お腹が鳴る事なんて、とても人間的ですし。
黒の↑の台詞なんて、どこの夫婦?って感じで微笑ましいです。
銀が一緒に居るから黒は独りじゃないんですよね。
…ホント、二期での黒のやさぐれ具合がどんだけ二人にキツイ事が
あったのかと思うと、哀し過ぎます…(泣)
お金あるのに、あんだけ大食漢だったのに、お酒ばっかり呑んでて
全然食べてないんですもん、黒…

「何か見付けたらすぐ教えてくれ」 コクッ
伊達眼鏡も似合ってます、黒。
見えないのに頷いちゃう銀もめっちゃ可愛いv
って、シャツ…これはもしや黒のですか?!
お揃い…ペアルック…つか着替えと洗濯って、銀もだったのね。
…可愛過ぎます(笑)
そして何気に大量のお皿が積まれていて…やっぱり銀と一緒の時は
黒はちゃんと食べていたんですね…マジで今の黒がどんな目にあって
しまったのか、めちゃくちゃ怖いです…
それが「漆黒の花」で描かれるのか、それとも別にDVDの映像で
語られるのかはまだ分かりませんが。

「お久しぶりです
 ロバート・シュレーダー博士」
おー、ここにも登場ですか、シュレーダー博士。
二期でも名前だけ出ていますし、やはりこの後もサターンリングの
装置を使う以外の「契約者を消す」方法を研究…って事だったんで
しょうかねぇ。
でも軟禁状態って事はやはり、パンドラが博士を簡単に手放さないと
いう事の表れだと思いますし、そうすると二期での「三号機関」が
繋がっている様でやはり怪しく見えて来ますが…

「彼は契約者の未来 人類の未来
 両方を選んだ訳だ
 驚いたねまったく…」
「…それが一時凌ぎだったとしても
 彼には彼の考えが…」
未咲さんは黒の思想的なパートナーみたいな立ち居地ですもんねぇ。
違う道を、立場を選んだ、同志というか。
こういう風に、黒の想いを言葉にして慮ってくれるのが嬉しいです。
なのに、二期では島流しに…って事は、この件で何か警察の上層部か
何処かから弾かれる様な行動を取る事になってしまうんでしょうかねぇ。
彼女がBK201を追う為なら、かなり無茶する事は明らかですし。

「領分を守れと言っているんだよ
 他の領分に足を踏み入れるなと!」
部長代理…なかなかやっかいそうな人物ですが。
つか、宝来部長があんなだった訳で、その後釜に来た人物ってだけで
胡散臭く感じますが。
データ照合のシーンでのカットも意味深でしたし。

「もうやめよう…こんなこと…」
「ゴメンね」
ギリギリの所で踏み止まろうとした二人。
なのに、現実は戻れなくなってしまっていた…と。
一人は死に、もう一人は精神は花に囚われて殺意のみが残っている
状態…覚醒者になってしまった。
この展開(二人ともが儀式を受けていて願いも「同じ」だった)は予想外
でしたが、やはり暗闇に向かっていますねぇ。

「BK201の電撃…
 その本質は電子のコントロールにある」
成程…黒の(というか白の)能力の実体が「電子への干渉」だったとは。
それで「物質変換」なんですね。
でも、一期最終話で黒は白の「物質変換」の能力を使っていたんですが
それはあの時だけだったんですかね?
「漆黒の花」でも二期でも、黒は「電撃」しか使っていないですし。
あの時のはゲート内だったからなんでしょうか?

「思い出した
 これは…殺意」
凄い…何と言うか、梓が凄くカッコイイです。
絵の力なのでしょうか…とにかく迫力がありますねぇ。
能力を得ても、殺意が残る梓。
合理的か否かという意味ではやはり、契約者とは異なりますねぇ。

「覚醒者の捕獲を最優先するんだ
 連中に先を越されたくはない」
誰でしょう、「連中」って。
彼らの他に「黒い花」に関する団体か組織か…何かしらの集団が居る
みたいですが。
その辺、ハーヴェストとの関係はあったりするんでしょうかねぇ。

「その前に もっと詳しく事情を説明していただきたいのですが?
 セルゲイ・ヴィクトロフ博士
 ミーナ・カンダスワミ博士!」
ミーナも登場とは、吃驚ですねー。
しかも「黒い花」を研究していたとの事で、かなりのキーパーソン。
彼女の動きも楽しみです。


P.S.
次巻はいつでしょうかねぇ、続きを楽しみにしています!

2009-11-02 19:54 | カテゴリ:DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-
 
新たにスポットが当てられた、また別の意味での「狭間の者」。
「男」と「女」。
人間と契約者の「恋」、取り戻したいもの。

いやはや、ホントにこうも恋愛要素が入ってくるとは…正直なところ
吃驚なのですが(苦笑)
一期では描かれなかった部分を書いているわけで、
めちゃくちゃ面白いです、DTB二期。
とりあえず、全12話らしいので、今回からは起承転結の「承」ですね。


・狭間の者

どちらにも属さない、仲間外れにされてしまう者。
一期では「人間」「契約者」の分類でしか語られて来なかったのですが、
更にここに来て出てきたのが、「男」でも「女」でもない者。
おかまバーのママさんという新キャラで、明確に描かれています。

「ノアの方舟ってさァ、えらい不公平だと思わない?
 全ての動物、男と女、ペアで乗せてってさ。
 傲慢よ、傲慢。
 男でも女でもないアタシらは、どうしろっていうのよねェ。

男女という意味で狭間の者。
どちらでもないからこそ、どちらにも属せないことに対する感情。
白黒の二色に分けようとする世の中だからこそ、グレーの者達は…と。

そんなママさんと共に、蘇芳もまた、狭間の者だった。
男装の女の子で、一人称がボク、そして紫苑として追われている現状。
ですが、ママさん曰く「方舟に乗る資格が出来た」蘇芳。

「それは契約者に…いや、女になれば解る事さ。」
『私』、もぅ『女』だよ。
「…はい?」

この猫との会話の中、蘇芳の一人称が『私』になっていた事への驚きが。
ボクから私へ、少女から女性へ。
その自分の突然の変化に「気持ち悪い」と戸惑い。
正に、「世界が一夜にして変わる事は、往々にしてあるものだ」
少女から女性へ、子供から大人へ、人間から契約者へ。
「体の変化に心がついて行かない」とは演技中のターニャの言葉ですが、
否応なく変化していく身体と、それに伴わない心。
狭間の者として、より曖昧かつ複雑な立場となってしまっている蘇芳
です。

あと、ここで「方舟」って単語が出てきたのも意味深。
イザナギとか、神話も出てきているんで余計に気になったり。
ある意味、一期は「人間」だけを方舟に乗せようとした人間側と
「契約者」だけを方舟に乗せようとした契約者側が対立してて、
その「鍵」であり両者のどちらでもない「狭間の者」だった黒が、
「ノアの洪水」自体を阻止して両者の共存する世界を選んだ…
みたいなんですよね。

今の世界は、黒の望んでいた両者の共存には程遠い状態で。
ただ、そんな世界だからこそ今、「狭間の者」に対する重要度はより
高まっているのではないかと思います。


・人間と契約者の「恋」

そんな「契約者」の蘇芳に対して「恋」をした、「人間」のノリオ。
(つか朧の予想は見事に外れましたねー新キャラ君でした(苦笑))
…マジで「恋愛」がキーワードになるみたいです。

テーマ的にも、両者の相互理解という意味で、かなり重要…というか、
ある意味答えではないかと。
「人間」と「契約者」、両者の間にある明確な線引き。
それを超えてこその両者の共存の為には、互いへの理解、正の感情が
必要なのではないかと思います。

二期、今の時点で「人間」「契約者」間で恋愛的描写があるものは、

ノリオ→蘇芳
ニカ→ターニャ
未咲→黒(微妙ですが一応)

どれも、人間→契約者、なんですよね…。
合理的思考を最優先する契約者からのベクトルは無し。
ただ、一期では黄と志保子とか、ケンジとドールとかの双方向も
ありましたし、アンバーも黒に対して…みたいな?

そして二期。

「ニカが告白した時、他人の事なのに胸がキュンとなった。
 でも、今度は自分の事なのに、何とも思わない。」

この蘇芳の言葉の様に、「契約者」の感情の発露、その主軸の様な
位置に「恋心」が来るのかもしれない…と。
というか、蘇芳、やっぱりこの違いは「契約者になったから」ではなく、
ニカへの無自覚の好意があったからだと思いたいですねぇ。
「恋心」という感情…合理的思考の対極とも言えるもの。
公式サイトの紹介でも「恋については全然興味なし」と、恋を知らない
女の子だった蘇芳ですが、今後彼女が肉体的により女となっていく事で、
心はどうなっていくのか。

にしても、ニカとノリオが似ていると蘇芳も言っていましたが、
視聴者目線としては、やはりケンジとも似ているなーと。
…全力で恋をしている人、って感じでしょうか。
恋する人の為に、一直線な感じが凄く似ている様に思えます。
ケンジとドールは、ケンジの想いをドールが受け入れて共に逃避行…。
ニカとターニャは、ターニャが拒否をしてバッドエンド。
なら、ノリオと蘇芳は…ターニャと違って蘇芳はノリオを殺さずに
済んでいて、ノリオもバーでバッタリになったときに蘇芳の事を
「契約者」ではなく「気になる子」として反応していた辺り、少し希望が
持てるかも…と思ったんですが、何だか予告内容からすると
バッドエンド感がビシビシするんですが(泣)


・取り戻したいもの

「契約者になったら、感情が無くなるんだよね?
 …ボクは、貴方が嫌いだ。
「そうか。」
(嫌いな男と一緒に居ても、それでも僕は…
 紫苑に会わなきゃいけないんだ。)

「嫌い」という感情と、「紫苑に会う為の手段」という合理性。
その両者を秤にかけて、合理的思考で選んでいる蘇芳…契約者らしい
です。
とは言えここで再び一人称が「ボク」になっている辺り、蘇芳という存在
の「混ざっている」感がしますが。

「こんな世の中だもの、羽でもなきゃ飛んで行けないわ。」

蘇芳の羽は、黒でしょうか?
あとは、今回の特訓で得たものもそうですかねぇ。
早速の実地訓練の時の、あのヒラリとかわしたあの感じがむしろ
可憐にも見えたくらいでしたし。
紫苑に会いに行くための、羽――手段。

…でも、実は黒への言葉が、「お前」とか「アンタ」とかから、
「貴方」となっていて、無意識に近しくなっていたり…?
それに、此処で「嫌い」とはっきり明言している事からして、後に変化が
見られるんじゃないかと期待しているんですが。

つか、何気に弟妹にベッドを譲る辺り、やっぱり黒だなぁ(苦笑)

あと、蘇芳の目的が「紫苑に会う事」。
父親、友達、人間性、日常を喪ってばかりの蘇芳にとって、紫苑が唯一。
とはいえ、未だ「紫苑」が読めないんですよねぇ。
蘇芳を紫苑と誤認させようとしているみたいですが、それ自体も目的が
不明ですし。
蘇芳、紫苑自身についても、星の事が語られないのが気になります。
紫苑の星が何処にあるのか?とか、蘇芳の新星は何処に出たのか?
とか、その辺りが全く触れない辺り、やはり彼らの真実は別の形の様な
気が。
あと、蘇芳自身はどうなのかは分かりませんが、「母親」も気になります
ねぇ。
以前の蘇芳にとって写真が趣味だったのは、母親の影響もあったで
しょうし。
写真と言えば、

「写真、撮ってみようかなって思ったけど、止めた。
 どうしてそんな事考えたんだろ。
 撮らなきゃいけない理由なんて、何処にも無いのに。

日常の象徴、だったんじゃないでしょうか。
写真は、身近な存在との思い出・記憶を形にしておくもの。
今の蘇芳には、日常は消え非日常に囲まれている。
だからこそ、「写真」を撮る意味が無くなってしまっている、と。
そういう意味では、喪った妹を追い求めていた一期の黒が望遠鏡を
覗いていたのがそうだったワケで、今それをしていないのが…ですね(泣)


・その他

「…笑え、お前ら。」
あはははははッ!!!(爆笑)
つか黒さん、流石に国際色豊かですがねぇ。
久しぶりの李君モードですが、何か長髪&無精髭でダメさが倍増。
あと、ママさんとの会話時の蘇芳&ジュライのあのジト目加減が
流石です(笑)

「『動く標的』――あの頃は撃てなかった…
 今なら……」
撃つ事は出来た。
でも、当てる事は出来なかった。
まだ命を奪った事がない蘇芳ですが、次はどうなるのか…

「ジュライ、蘇芳に逃げ道を指示してやれ。
 ――お前は時間を稼げッ!
あははははッ!!(笑)流石猫!
黒猫が惜しかったと思っていたんですが、これはイイです!
モモンガで良かった~空を滑空しますからね。
黒に放られるのが素敵すぎます(笑)
つか今回、猫も色々面白すぎます。
「猫に追われるなんて、因果ってのは恐ろしいぜくそぅッ!」
も、
「――あ」
「…何やってんの。」
も、爆笑ものでしたもん。
にしても黒、蘇芳の名前知っていたんですねぇ。

「…笑えないわよ、その顔。」
ってジュライの作り笑い、銀を思い出してこぅ…懐かしいというか、
切なくなったというか。
「プログラムにない」との言葉も、ドールである事を改めて示されたと
いうか。

「もっと肌で感じなよ…頭に頼ってたって、恋人は振り返らないよ。
 BK201に、操を捧げ続けるなんて――」
って早速捕獲されてるー?!(滝汗)
反応が早すぎます、葉月さん。
でも、未咲→黒をこぅ恋愛的に言われた事といい、二期では「恋」という
キーワードを感じます。
…まぁ、あのビラのロシア語が何て書いてあるか知ったら、どんな反応を
したのか気になりますが(苦笑)

未咲の偽名が一之瀬「弥生」=3月だなんて、契約者達のコードネームに
月の名前が多いのは、何か意味があるんでしょうかねぇ。
まぁ、MI6と三号機関だけなんですが。
…そうすると、関係を疑ったりしちゃいます。
二期、今の時点で出ている組織としては、
 ・黒や猫が属する組織
 ・マダム・オレイユ (↑の候補No.1?)
 ・三号機関
 ・MI6
 ・CIA
 ・FSB
くらい?
あと、パンドラ、とか、あと「組織」がまだあるかも?とか、でも既に
組織は↑のどれかかも?とか、なら紫苑は何処にいるんだろう?
とか…あーもぅ分からん!!
情報強者としては、やはりマダムかなぁ。
何か、全部分かってて画策していそうな感じがビシビシと。
今回未咲の前に姿を表した事といい、(つかこんなに早く遭遇とは
思わなかった)何かしら目的がありそうですな。

三号機関、やはり未咲は利用する気ですねぇ。
黒の件については、シュレーダー博士の装置とか色々知っているのに
その辺も伏せているし。
シュレーダー博士って事は、パンドラに関係していそうだし、そうすると
彼らの掲げる目的自体ももしや…って感じだし。
鎮目さんの台詞でも…彼らも蘇芳を紫苑と誤認しているみたいでしたが、
それも未咲へのミスリードだという可能性も。
相変わらず分からないですねぇ。

あと、三号機関の人達についてですが、色が気になっています。
契約者二人が黒、耀子ちゃんが白、小林さんがグレー、未咲が紺。
黒白のモノトーンの組織の中に一人、色を持つ未咲。
未咲のスーツは一期からではありますが…何か意味があるのかなぁ、
と思ったり。



次回、「硝煙は流れ、命は流れ…」

どんよりと曇った灰色の空
淀み流れる時間は 子供には長過ぎる

成熟を迎えぬ青い果実の実は苦く
その時幸せだったと悟るのは 全てを喪った後

銃声が響くのは 命の流れる時
そして 亡霊は呼び寄せられる 何も知らされぬままに


やっぱりノリオが危険だ…(滝汗)
そして蘇芳が凹まされそうだ…。
今回は契約者が一先ず…だったので、次回はバトルするみたいですし、
未咲も、北海道に来るのかも。

2009-11-01 23:54 | カテゴリ:朧日記
 
鋼FAのファンイベント、無事に行って来ましたー!
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FESTIVAL'09 inパシフィコ横浜」

いやもぅ兎に角面白くって楽しくって凄まじくって、熱狂しました!!
書きたい事はちょこちょこあるんですが、流石に眠いので詳しくは後日。


あ、でも一つだけ。
質問への答えとか今後の展開についてとかを語ってくれた、入江監督からの
ビデオメッセージの中で、重大発表が!
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTがいつまでなのか」について。
何と、
来年の6月まで放送決定!!!
そうです、鋼FAは5クール制作となったんです!

凄い凄い凄いッ!!
5クールって事は、(50+13=)63話、くらいでしょうか?
ホント、今後も凄く楽しみです!!

2009-11-01 08:24 | カテゴリ:朧日記
 
今日は久しぶりに遠出のおでかけとなります朧です。
「鋼の錬金術師FA」のイベント!
場所は初めての横浜、一体どうなる事か…迷いやすい朧なので、昼頃には横浜に行ける様に早めに出発します。

グッズ販売もあるみたいですし、出来ればパンフとかあるんならそれを買いたいですねぇ。
イベント自体も、どんな事をやるのか…とか。
荒川先生が何処かにいらっしゃらないかな…とか。

因みに方法は電車。
アクアラインのバスも考えたんですが、定期の分がある事を考えると電車の方が安かったので。

それでは、行ってまいります!