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2008-09-28 17:30 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
嫌ぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!(悲鳴)

ルルーシュ―――――!!!!!!!!(号泣)



マジで…これ何てルルーシュが…
余りのラストに涙が止まりません考えられません指が動きません……

すいませんマトモな感想出来るか分かりません…朧……(大泣)



↓(追記) 10/4

 
ラストには、もぅただただ涙、で…
今回朧は家で一人だったので、もぅ見事に号泣しちゃいましたよ…

この辺の率直な感想は、↑のトップや↓のコメント欄を参照して下されば(苦笑)
…如何に朧が情緒不安定だったかがよく分かります(汗)


ギアスのラストに、朧の中で、ルルーシュに対しての想いの大きさに気付かされました。
現在に至るまで、様々なサイトさんやブログさんをまわって、様々な方達の色んな意見を見て読んで聞いて、自分の中で一先ず結論を出せるところまでいったので、まとめようと思います。


ルルーシュの「アイデンティティ」のテーマからいうと、この物語はちゃんと落ち着くところに落ち着いたのかな…?と。

学生の「ルルーシュ・ランペルージ」は、カレンが。
反逆者の「ゼロ」は、スザクが。
皇帝の「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」は、ナナリーが。

それぞれが、ルルーシュの一部をそれぞれに受け継いでいく、というラスト。
そういう意味では、ルルーシュのアイデンティティ、それぞれの全てが肯定されている…とみれるのではないかと。

ただ、そうすると、C.C.は「ただのルルーシュ」もしくは「コード/ギアス関係者」としての…なのでしょうかねぇ?
少なくとも、↑の3つのアイデンティティをとった「ルルーシュ」を体現しているのでは、ないかと…


そして、此処からは、ラストへの考察を。
(主に、返信コメントでの内容を利用しておりますー)


コードギアスという作品では、製作側が意図的に「視聴者の解釈を様々に取ることができる」ように、あえて描写をしない、見せないという部分が作られていていました。
今回のルルーシュの最期についても、死亡、生存(コード継承(C.C.、シャルル)、蘇生、etc…)のどれとでもとる事(=想像)が出来て。
だからこそ、視聴者の人達にも、「最期はどうなったのか?」と最終回ですら「考える」余地を残しているのでしょうし。
監督自身、公式サイトにリンクが載っていたインタビューでも語られていて、
「アニメーションの世界観とか設定は、ある一線以上を映像の中で語り始めると危険」
「ある一線以上語り始めると、お客さんの“快感原則”から外れてしまう」
だからこそ視聴者は、「語られていない部分」は自由に想像していいのだと。
ルルーシュを死亡と考えてもいいし、どこかで生きているとか、御者がルルーシュだとか、どのようにとっても良いのだと思っています。
それこそ、人の数だけ考え方がある、と。

で、ルルーシュについて今の時点での、朧の個人的な考えとしては、
「ルルーシュ生存、コード保持者として不老不死になっている」
勿論、そう思った一番の理由は、「ルルーシュがあんな風に一人死ぬ最期は嫌だ」なんですが…(苦笑)
でも、これも一つの考え、という事で。以下。

まず前提として、第一に、ルルーシュ自身としては間違いなく「ゼロ・レクイエム」で自分が死ぬ事を計画していたであろうという事。
世界の悪を一人で背負い、正義の味方ゼロに倒される…と言うシナリオ。
ルルーシュ自身の死は、その前提に絶対あったのでしょう。
世界を相手に戦ってきたルルーシュですが、シャルルやマリアンヌとの件からして、今まで自分がやって来た事が崩れたワケで。
だったら、せめてこの残された自分(自称、世界のノイズ)の存在を最大限に利用して、優しい世界を作ろうと、その為にこの命を使おうと、ルルーシュはそう決めたんだろうなぁと(泣)
そして、その世界には、余りにも多くの人々を犠牲にしてきた自分は赦されないと思ったのだろうなぁと(号泣)
(じゃなければ、あんな風にスザクに言葉を遺さなかったでしょうし)
(ついでに言うと、自分が死ぬ気がないのなら、やりようはいくらでもあった様な…)
(例えば、誰かにギアスかけて咲世子ルルの仮面被せてルルーシュの身代わり、とか…(←最低!))

その上であのままのラストだとすると、確かに「綺麗な最期」…ある意味ルルーシュの一人勝ち(泣)状態ですね。
そうすると、最期、全部ルルーシュの「思い通り」だったって言うのが、「思い通りにならない世界」を示してきたコードギアスらしくないかも…と。
むしろ、全て俺の計画通り…と満足して、死んだ…と思ったら、知らない内にコードが移されていて、「ルルーシュが意図せず生存」の方が、らしいのでは?と(苦笑)
全部終わった後で、「シャルルにしてやられていた」事を知ったルルーシュ、の図が目に浮かびます(汗)

そして、コード移譲についての件で、
・両目ギアスで委譲可
・コード発現は死亡後
・コードの委譲後発現前は、ギアス使用可
とか、語られている部分から、↑のような仮定が可能で。
だとすると、ルルーシュの計画や性格とも反しないでしょうし。
(そして、ある意味これが「罰」になるのかも…?)

そういう意味では、朧は「21話の時点でシャルルがルルーシュにコードを委譲していた」に一票です。

↑の仮定を前提として、
・Cの世界で、シャルルがルルーシュの喉を掴んだ時に、コード移譲
・ルルーシュにコードあり(発現はまだ)で、ギアス使用可能
・ゼロ(スザク)に殺されて、肉体の死亡によりコードが発現
・しばらく後、コード発現による不死性で蘇生
になっているかも…と。

そうなったなら、ルルーシュは「スザクやナナリーとは会えないから」とか思いそうなので、ルルーシュは自身の生存は言わないでしょうし。
(あぁ…でもジェレミアは微妙かも…)
(あの異常に爽やかなオレンジ農夫な感じからすると、聞いているかもしれない…とか(苦笑))

で、ルルーシュとC.C.の2人で、世界放浪の旅に出ているのだと…そう信じています。
勿論あの御者がルルーシュで!
だって、ルルーシュはまだ18歳だったんですもんね。
まだまだ知らない事も沢山あるでしょうし。
C.C.と一緒に、その目で広い世界を知っていってくれればいいと思います。
そして、何処かでうっかりカレンとか生徒会メンバーとかに偶然見つかって、バレればいいと思います!(爆)

…とまぁ、色々言っていますが、つまる所ルルーシュ生存希望!って事で(苦笑)


こんなに一つの作品にはまったのは、初めてでした。
そして、こんなにもキャラクターを愛する事も、初めてでした。
アニメにはまったのはSEEDがきっかけでしたが、ここまで日々作品の事ばかり考えて考察して予想して…とギアスに夢中になったのが自分でも驚きで、とても楽しかったです。
朧自身、ルルーシュという、こんなに魅力的なキャラクターに会えた事が、この素晴らしいアニメをリアルタイムで楽しめたという事が、凄く有意義なものだったと思っています。

スタッフの皆さん、キャストの皆さん、この作品に関わった全ての人へ…
本当に、ありがとうございました!!


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2008-09-28 16:00 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
で、ギアス最終話が始まっちゃいます!!

いや…もぅカウントダウンですよ!
ちょっとホンキでドキドキしちゃって、落ち着いて居らんない朧です(笑)
今日は朧の家族皆出払っているんで、一人でじっくりしっかり見届ける予定ですよ~

さぁ、あと残り60分!!

どーかルルーシュが幸せになりますように!!
2008-09-28 12:48 | カテゴリ:DVD・CD・グッズ
 
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02
(2008/09/26)
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●イラストドラマ TURN 0.56

「白ロシア戦線」と聞いていたんで、てっきり吸血鬼が出てくるとばかり思っていたんですが…見事に想定外でした(苦笑)
しかも、セシルさん視点。
スザクを思いやるセシルさんの図に、本編22話に至るまでの裏話がやはり、凄く凄~く気になります!

にしても、この時点のスザクの自虐っぷりは凄いです(汗)
アニメ本編だと、ルルーシュ(ゼロ)との対峙ばかりだったんで、激しい憎悪とかの部分の方が表面化していたスザクですが、一人だとあんな感じだったんですか…そりゃアーニャも「マゾ?」って聞くってもんですよ。

とは言え、憎む事が出来るのは幸せ?救い?だっけ?
…あれってどう取れば良いんでしょう?(滝汗)
スザクの思考が微妙に分からない…つか、あの状況から、どうして21話以降の展開になるのか、やっぱり分からない…!


兎に角今現在、最終話まで、あと4時間ちょっとです!!
もぅドキドキしちゃって…落ち着いていられないんですけど!
サントラも聞こうとは思っているんですが、微妙に落ち着いて音楽楽しめないのはどうしよう(汗)
(…ちょっと気分転換して、落ち着けたらまた戻ってくるかも…)


●オーディオコメンタリー

福山さんがノリノリでしたね(笑)
4話ラストのあの、アニメ史に残る主人公のものとは思えない迷台詞が(爆笑)
あ、あの時のヴィレッタとの電話、あれってわざとあのタイミングでルルーシュがヴィレッタにかけたんですってねぇ。
ロロ陥落の最後の一押しに、監視者すら利用するルルーシュ…凄すぎ(苦笑)


●宣伝映像

…これね、「盤上のギアス劇場」の宣伝映像がめちゃくちゃ可愛かったんですが!!
声優さんも豪華だし、ゲームも一杯で…つかシャルル皇帝ー?!(爆笑)

2008-09-27 23:46 | カテゴリ:朧日記
 
今日は、東京に用事があったので、そのついでにアニメイトに。
最近行っていなかったのですが、ちょうど出ていたものとかいつのまにか出ていたものとか、ちょこちょこ買ってきましたー(笑)
↓以下、その品をば。

● グッズ雑誌漫画CDサントララジオポスカ ギアスコナン金田一Dグレ少年陰陽師

・コードギアス 反逆のルルーシュ R2 O.S.T.2
・少年陰陽師 ラジオCD 第七巻(初回特典&アニメイト特典小説付)
・コナン&金田一 第12号
・D,Gray-man 16巻
・コードギアスR2 ポストカードセット スザク&ナナリー

上3つは、新しく出ていたので。
…というか、ギアスのサントラ2、買っちゃいましたよ!!
あのCMとジャケ絵にやられて…(苦笑)
…今更ながらに、R2のサントラ1、アニメイトで買っとけば良かったかなぁ?と。
特典にポスターがついていたとか…?くそぅ。
あと、ポスカは、スザク株アップの為。
現金な朧です(笑)
それぞれの感想はまた、後程にも。


● グッズ ミニフォトシール アニメイト フェア コードギアス R2 ルルーシュ C.C. カレン ロロ シャーリー

あと、現在アニメイトで行われているコードギアスのフェア。
1000円分のお買い物でミニシール1枚好きなものを~って10種類もあって(笑)
今回はサントラとポスカで3枚。
あとは、2009年のギアスカレンダーを内金全額で予約したら2枚貰えると聞いたんで、思わず予約しちゃいました!
CDとか特典付コミックとかならしてますけど、カレンダーの予約は初ですよ(笑)
で、選んだのはまぁ、全力で朧の趣味に。

・ルルーシュ
・C.C.
・カレン
・ロロ
・シャーリー

…どれもこれも見事にルルーシュとの絡みばかりですね(笑)
Cルル、カレルル、ロロルル、シャリルル(+ミレルル)…凄いフラグの数だルルーシュ(笑)
と思ったら、ルルーシュのシール、6枚のシールの内半分が咲世子ルルという罠!(爆笑)
因みに、朧が行った秋葉原のメイトでは、C.C.とカレンが1Fのみでの引き換えになってました。
…人気、って事でしょうか?


あ、あと、(写真にはありませんが)ギアスR2のDVD第2巻も受け取りしました!
今日はちょっとテレビが使えないんで、明日…ギアスの最終話前には見て、感想アップしとこうと思いますー。


2008-09-26 23:54 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
■予告絵

・生徒会ネコ祭
って一期生徒会のアルバム…!
屋上で花火は、あれは来ないのかな…?!
怖すぎる(泣)

・ランスロットVS紅蓮
高度どれくらいあるのでしょう…?
どーなっちゃうのー。

・ルルーシュ
…?
皇帝服姿のルルーシュ。
背もたれ?って事は座っている?っぽいのに…外?
…「23話Bパート以後の決戦」以前、ですかね?

・スザク
ここは、皇帝の謁見の間…ですよね?
帝都消滅してるし、スザクの襟元からして以前のラウンズのパイスーっぽいし…
って事は、21話の空白の1ヶ月とゼロレクイエム及び約束の件?!


■R2の部屋

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア役の、福山潤でした!」 @福山さん

もぅ、ランペルージじゃないですもんね!(笑)
でもギアスを語るとき、どっちと見ればいいんでしょうねぇ?
今月の各アニメ誌のキャラ投票でも、本編で「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」になった事で「あれ?どっちで書けばいいのー?」と悩みました(笑)

にしても、「Re;」は何て読むんですかー監督ー?!(苦笑)


2008-09-22 22:28 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
ディートハルトが死亡、ギルフォードが生存。
あまり変更は無いですねぇ。


●キャラクター紹介

・ギルバート・G・P・ギルフォード(CV:幸野善之)

ブリタニア第二皇女コーネリアの忠誠篤き専任騎士として数多くの戦闘に参加していた。
ブラックリベリオン後、出奔したコーネリアを待っている。
客将としてエリア11総督府に籍をおいていたが、ルルーシュをコーネリアと認識するギアスにかけられ、母国と敵対することに。
第二次トウキョウ決戦時には、フレイヤ弾の爆発からルルーシュを庇い自らは爆発に巻き込まれたが、辛くも生き延びた。

う~ん…未だに納得出来ない朧です…


●ナイトメアフレーム

・ランスロット・フロンティア

ロイドとセシルがランスロットのメンテナンスパーツ等を軸にし制作したC.C.用の機体。
オリジナルのランスロットに比べるとやや、性能は劣るがやはり戦闘能力は高い。
撃破したパーシバルのシールドを装備している。

吸血鬼のシールドもちゃんと載っていました。


・トリスタン・ディバイダー

ランスロット・アルビオンとの戦闘で一敗地に塗れた、トリスタンをラクシャータが改修しパワーアップさせた機体。
頭部の形状が異なる他、アルビオンに両断されたギャラハットのエクスカリバーを改良し二本の剣として装備している。

…楽しかったんだろうなぁ、ラクシャータ(苦笑)


●STORY

TURN 25 『Re;』

ゼロレクイエム。
すべてはルルーシュとスザクの約束の為に。
さらばルルーシュ、ゼロ最後の日!?
さよならスザク、さらば戦いの日々そして・・・
コードギアス最終回!万感の想いを胸に全力で刮目せよ!

「ゼロ」って?!
今回、シュナイゼルへのギアスが「ゼロに仕えよ」だった事と関係していそうです…
ゼロレクイエムって一体何なのー?!


2008-09-21 17:33 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
「昨日」を求めたシャルル。
「今日」を求めたシュナイゼル。
「明日」を求めたルルーシュ。

ブリタニア皇族のそれぞれの主義主張。
シャルルもシュナイゼルも、人に絶望しているが故にそれを求めた。
だが、明日を望むルルーシュの根底にあるのは、世界に生きて必死に闘っている人達への希望があるから。
人の「想いの力」を尊重しているから。

そうしてシュナイゼルを制したルルーシュが、最後に対峙するのは最愛の妹・ナナリー。


怒涛のテーマの展開に、感無量です。


コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume03コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume03
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………(脳内飽和状態)

何と言うか、凄かった、としか…
ちょっとこれは…何回か見直して、そうしないと纏まらないなぁ…(汗)

とりあえず、R2第6話の対比で、ルルーシュとナナリー。
しかもナナリー開眼(ギアス破り)での引きはまた凄かったです。


以下、ちょっとずつupしていきます。
追記、upしました。


●ルルーシュの想い

「そう、皇帝シャルルは昨日を求めた。
 貴方は今日を。
 だが、俺は明日が欲しい。」 @ルルーシュ

「明日は今日より、悪くなるかもしれない。」 @シュナイゼル
「いいや、良くなる。
 例えどれだけ時間がかかろうと、人は幸せを求め続けるから。」


「貴方は今日という日で世界を固定しようと考えた。
 だが、変化なき日常を生きているとは言わない。
 それはただの経験だ。」 @ルルーシュ


「ただ、経験という積み重ねはもうお終いにしようと思ったんだ。」 @C.C.

…もぅね、この辺のルルーシュの台詞の一つ一つが素晴らしくって。
「昨日」「今日」「明日」と、こんなに綺麗な言葉で三者の主義主張の違いを端的に表してくるなんて…凄いです。

今回といい21話での対両親の時といい、ここまでルルーシュが自分の強い意志を発する根底にあるのは、自分の境遇と今までに培ってきたC.C.との関係性なんですよね。
死を望みながらも死ねなかった、孤独に永い刻を過ごしてただただ経験を積み重ねていただけのC.C.という存在を、知っているルルーシュ。
特に15話での会話とか、「生きているとは言わない」というC.C.の台詞が、ルルーシュにとって凄く大きかったんでしょうし。

そしてそれに伴って、C.C.自身もまた、変化なき時を過ごすのではなく、闘いに赴く事を選んで。
不老不死の魔女と自身のアイデンティティを定めていたC.C.が、ただの一人の人間として「明日」を求めて足掻いた、その変化がまたC.C.を人間として。
ホントに、こんなに凄い展開が見られるとは…感動です。

あくまで、皇族として世界を見ていたシュナイゼル。
対して、皇族として生まれ、学生として過ごし、反逆者として動いた…そんなルルーシュだからこそ、シュナイゼルには見えなかった物を知る事が出来たのでしょう。


●シュナイゼルの仮面の下

にあったのは、「虚無」というか…「仮面」を纏う事に疲れた人、だったのかも。

「そうか…チェックメイトを掛けられたのは、私か。」 @シュナイゼル
「もういい、私を殺したまえ。
 ただし、君もフレイヤで消える。
 私たちの命で、世界に平和を――」


この辺とか、カノンも言っていましたが、自分の命すら執着のなかった彼の最期への渇望すら見えてくるような。
今まで、それこそシュナイゼルはずっと「経験」を重ねていただけ=死んでいた、のかも。
ルルーシュが行動を起こして来た事で、ルルーシュと戦う事で、ある意味シュナイゼルにとって満たされていた部分もあったのかも知れません。
好敵手というか、それだけ彼が評価出来ていたのが、ルルーシュだけだった。
彼にとってルルーシュが「特別」であったのは確か、ある意味愛していたというのも事実であったのかも知れません。

「君は、最初から私を殺すのではなく…ッ!」

シュナイゼルを制する=殺す、では無かったルルーシュを読みきれなかった事が、彼の敗因。
彼の素顔の右目に向けて、「想いの力」の右目のアップでギアスを掛けるルルーシュの図、が素晴らしかったです。


●頑張った。

「凄いよね…
 うちの生徒会メンバーが、世界を相手に戦っているなんて。」 @ミレイ

「…それは嫌味ですか?
 俺がニーナを守れなかったからって…」 @リヴァル

「考えすぎよ、貴方頑張ったじゃない。」
「ッ頑張るだけじゃ…!」
「うぅん、頑張った。」

ミレイの「頑張った」が、今闘っている全ての人々への賛辞でしょうね。
ルルーシュがシュナイゼルに言った、「人は幸せを求める」為に。
どんな結果が出ようと、どれほど理不尽な結果になろうと、それでも「頑張った」その過程に意味がある、と。

でも、ミレイの「世界を相手に戦っている」って台詞、あれ?
ミレイも何か聞いているんでしょうかね?


●ルルーシュに仕えた人達

「ここまで保てば十分だ。
 本艦はこのまま太平洋に着水。
 君達はミッション、アパテ・アレティアを。」 @ルルーシュ

「ルルーシュ様…」 @咲世子
「これまでよく仕えてくれた。
 …君達の覚悟に感謝する。」

「「「イエス、ユアマジェスティ!」」」 @咲世子&ロイド&セシル

ブリタニア皇帝として出来る事は終わった、って事ですよね。
各国代表を彼らに救出させる事で、彼らが断罪されないように。
ルルーシュサイドの人達の想いの強さに、結束の固さに、涙が…
あのロイドさんすら、敬礼でイエスユアマジェスティですもん。

でも、後の匍匐前進とか、人質解放でのロイドさんの変なポージングとか、突っ込み所が(苦笑)


●ルルーシュとC.C.

「ルルーシュ、恨んでいないのか?私の事を…
 ギアスを与えた事で、お前の運命は変わってしまった。」 @C.C.

「らしくないな、「魔女」のくせに。
 …C.C.。
 お前がくれたギアスが、お前がいてくれたから、俺は歩き出す事ができたんだ。
 其処から先の事は、全て俺の…」 @ルルーシュ

「初めてだよ、お前みたいな男は。」
「C.C.…」

カレン邪魔――!!
って思った人、居ますよね?思いましたよね?!
せっかく、せっかく2人が良い感じに向かい合って近づいて…だったのにぃ!
いつもいつも女の子にキスをされてばかりだった受身のルルーシュが、自分からC.C.へと歩み寄って行ったのにぃ!!
あとせめて1分待ってくれていれば…うぅ…悔しい。

「嬉しかったよ、心配してくれて。」 @C.C.
「!」 @ルルーシュ
「早く行って、そして戻って来い。
 私に笑顔をくれるんだろう?」

「…あぁ、約束しよう!」

にしてもここで、皇帝の上着と帽子を投げ捨てて、ただのルルーシュと人間のC.C.との「約束」が。
「契約」ではなく、「約束」ってところがもぅ…!
ちゃんと再会ですよね?しますよね絶対?!


●3人+ユーフェミア

の本当の「想いの力」が、フレイアという「武力」を打ち砕いたシーン。
…もぅね、燃えまくったシーンですよ!
ルルーシュが自分の罪を告白をして、その上でそれぞれが自分自身の答えを出すために、力を合わせて…
そんな、人を殺めてしまった彼ら3人を繋ぐのが、一期でギアス破りをしたユーフェミア。

(原理上は可能な筈、でも…ユーフェミア様!!) @ニーナ

このニーナの台詞に、思わず涙腺が…(泣)
間違いなく、ユフィの力添えもあった事でしょう。
銃撃の中、ただ目を耳を塞ぎ怯えるだけではなく、フレイアの阻止を祈るニーナ。
ルルーシュとスザクを繋いだのがシャーリーだとしたら、ルルーシュとニーナを繋いだのはユーフェミア。
ルルーシュとニーナの本音の会話を、この3人の共闘を見れた事が、凄く嬉しいです。


●C.C.VSカレン

「国でもなければ復讐でもない、野心の欠片も持っていない。
 戦う理由がない奴は引っ込んでな!」 @カレン

「理由なら出来た、「約束」だ。」 @C.C.
「それってルルーシュを好きって事?」
「…!さぁな。
 ただ、経験という積み重ねはもうお終いにしようと思ったんだ。」

「人間らしいことを言うのね!」

…何このルルーシュ好きの戦い(苦笑)
にしても、カレンはこのまま、なんでしょうか?
どんどん人間らしくなっていくC.C.と対照的に、(本人は気付いていないでしょうが)人間らしさを失っていっているカレン。
思考停止で終わっちゃいそうな、残念な感じが。


●ナナリー開眼

「お兄様、私にもギアスを使いますか?」 @ナナリー

…来ました、来ましたよナナリーのギアス破り!
ここでルルーシュVSナナリーとなるなんて…凄まじい!

R2第6話のリフレイン。
あの時と違い、ルルーシュのゼロだった事やギアスの存在を知り、シャルルのギアスを破ったナナリー。
手には、ダモクレス自体を照準とした「鍵」が。
その彼女が、ルルーシュと真正面から向き合い、そして問いかける。
現在フレイア発射によって朧の中で株が急落しているナナリーですが、ここだけは良かった。
神楽耶や黒の騎士団がルルーシュと向かい合う事から逃げている中、ナナリーはルルーシュと向き合う、と。
…何処まで凄い展開なんでしょうか(呆然)

にしてもなぁ、やっぱり綺麗な庭園でポチっとな、なのが凄く薄っぺらく感じたんですよねぇ。
「見えていない」描写が前面に出ていた感じで。
…まぁ、だからこそ、ラストの開眼が凄く奮えたワケなんですが。
一瞬BGMが切れる、あの演出は反則ですよ!


●その他

・神楽耶の意味深な台詞
「少なくとも、独裁者を是としないという意味では信じて良いかと。」
…あれー?
もしかしてこの一連のルルーシュサイドの動きに不信感を持ってる?
咲世子&ロイド&セシルへの視線も変ですよ?
にしてもこの時の天子様の愛らしさは異常です(笑)

・ディートハルト
…今話で退場したのが彼一人だけだとは…
まぁ、「想いの力」こそを尊重する、現在のルルーシュを彼が認めないのは当然だったのかも。
とは言え、ギアスを掛ける価値も無い、その通りですね。

・カノン
ナナリーへの発言に、今までの彼としては微妙な違和感が。
彼ならシュナイゼルの意見に賛同すると思っていたので。
にしても今回、拘束されていた彼が妙に色っぽかったです(笑)

・ジェレミアVSアーニャ
…ここでこの対戦ですか。
ジェレミアのギアスキャンセラーはここ位しか何かを起こせないと思うんですが。
「今の」ルルーシュは嫌い、とのアーニャの台詞も気になります。

・ジノ
…う~ん…
ルルーシュを否定しながら、シュナイゼルのフレイアは認めちゃうんでしょうか?
ちょっと彼といいカレンといい、残念です。

・コーネリアと
ギルフォードぉ~?!
ちょっと待って、何がどうして生きているの?!
いくらなんでも彼が生存って、ちょっと説明下さいー。
…にしても、怪しい人だよあれじゃあ(汗)

・黒の騎士団
…なんか、誰一人本筋とは絡めずに終わりそうな気すらしてきました。
というか、あんだけフラグ立てているのに誰一人名有りキャラが退場なし、ってどういう事?!



次回最終話、「Re;」

最終話のタイトルがまた意味深。
「もぅ一度」?「返信」?
絵は一期第1話。
これはもぅ、ただただ、最終話を待ちたいと思います。


2008-09-20 20:15 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
…以前の続きをば。
コードギアスの谷口監督のインタビューです。
第3回~第5回まで。
なので、異様に長いです(爆)

今回のは比較的アニメ自体の意味とか、アニメ製作や作り手側の意識とかについてが。
アニメがどうあるべきと思うのか、どういうものだと考えているのか、谷口監督の意見が見られます。
この辺は主に監督の意見もまた、一つの考え方なのだと。


●「快感原則」を忘れるなかれ
谷口悟朗監督「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(3)
2008年9月5日

私の中で「アニメーションで成功した」と思える、あくまで「監督としてのポイント」ですが。
1つ目はDVDや玩具の売り上げも含めて、10円でもいいから黒字にして赤字を作らないこと。
2つ目は、TVアニメの場合には視聴率が良いこと。
3つ目が、3年後、5年後でも覚えてくれているお客さんがいるということ。例えばカラオケで主題歌を歌ってくれたりするような、時代的な継続ですね。
どれかが達成されていればその作品は成功だろうと。
要するに、「お客さんから何らかの支持を得た」ということですね。


コードギアスを始め、2つ目のポイントは難しいですよね。
深夜放送が多かったり、ゴゴゴの様に夕方枠でも録画鑑賞がこれだけ浸透している現在では、やはり視聴率という数字を出すのは難しいでしょうし。
朧的には3つ目がどうなるかは、残り2話に懸かっていそうな気もしますが…

・赤字を出さないことこそが正義である
アニメの絶対正義は、売れることだと思っています。
アニメーションに関しては、作品タイトルが10本あるとして、たぶん3本ぐらいですよ、全く赤字を作っていないのは。
赤字になってしまう作品のほうが多いんです。
一握りの作品が、赤字になった作品の損失分を補填して回しているという状態。
定められた予算を回収して、その上で、最後に金庫に10円玉が1個残りましたと。
10円でも黒字になれば、「次の作品」が作れるんです。
黒字にしないと、お客さんにも、「次の作品」を楽しんでもらうことができないですしね。
裏を返すと、これはやっぱりアニメ業界のいいところだと思うんですけれども、すべてが「勝ち組」になることができるんですよ。
実は10本タイトルがあったら、10本とも勝ち組になれる可能性があるんですよ。
アニメ制作会社は、アニメを作り続ける事によって利益を追求する組織です。
だから私は売れることは絶対の正義だと思っています。
もしこれを「アニメは『文化』であって、『商品』じゃない」「売れることを目指すのは悪だ」と批判されてしまったら、アニメが作り続けられなくなってしまうんですよ。


…黒字にするという点で言えば、という考え方。
これには(赤字作品の多さも含めて)吃驚です。

・記号で売れる、世界観で売れる、そんな話はない
己の愚かさを承知の上で、あえて言います。“当たらなかった大作”は、私から見るとこれじゃあ当たらないよ、という気にさせられてしまうんですね。
よくある間違いに、「売れそうな記号を貼り付けただけ」というのがあります。
メガネは、その時点では「記号」でしかないんです。
流行には、どうして流行になったのかという“根っこ”がある。
「人が望んでいるものは何か」という根っこが。
そこを分析しないと、目先の記号に踊らされるだけになると思うんですよ。
記号は出発地点なんです。
記号を入れるにあたっては、お客さんが記号を通して望んでいることは何かというのを探っていかないと
作り手がお客さんを見ないということで言えば、起こりやすい間違いがもうひとつあるんですよ。
アニメには、作り込んだ世界観や細かい設定がありますよね。
でも、アニメーションの世界観とか設定は、ある一線以上を映像の中で語り始めると危険なんですよ。
少し語っておいた方が、作品にドラマ性を感じられるからいいんですけど、ある一線以上語り始めると、お客さんの“快感原則”から外れてしまうんです。
カルチャーに求めている欲求であるところの「外に出す」ことができなくなるんですね。
物語を通して、泣きたい、笑いたい、という感情をはき出したいのに、作り手から一方的に発信される世界観を「受ける」だけとなると、「うーん、それで?」となってしまう。
作り手としては、設定をわかってくれるような“マニア同士の意気投合”は楽しくもあるんだけれども、それを作品のメインに据えてはいけないんですね。


…この辺は、以前のインタビューに通じますね。
感情を表に出す「外向き」、想像・妄想・考察の余地がある「内向き」の、それぞれの欲望の部分があるべき、と。

・「売れなくても良質な作品」を作る条件
みんながみんな、そんな幻想を言うものだからおかしなことになるんですよ、アニメーション業界は。
売れなくてもいいというタイプの作品は、かなり限定されるんです。
もう腹を据えた上でやっちまった、これは回収できなくてもいいと。
つまり「次の作品に繋がる黒字」にならなくても良いから、この作品に関しては好きにやらせてくれと。
ただ、アニメーションというお金がかかる産業構造のところで回収できないことをやろうとする限りは、当然それだけの覚悟はしてますよねと、それだけの腹をくくってないのに「月々の給料が欲しい」と言い出さないでねと。
自分たちの好きなようにやって、その代わり赤字になっても、「最近仕事がなくてさ」と愚痴をこぼすなよと。


だから、基本アニメを作る人達は、あくまで「黒字を出す」事を目指して行くべき、と。


●「お前は分かっていない」に負けるな
谷口悟朗監督「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(4)
2008年9月12日

作り手がやりたいことを好きにやって、お客さんをおいてきぼりにしてしまうというのは、アニメ制作者が陥りがちな罠なんですよ。
私は、今のアニメーション業界の一部には、「お客さんよりも作り手のほうが上だ」という思想があると思っています
クリエイター至上主義といいますか。
アニメ関連の雑誌や企業広告でクリエイターがたくさん取り上げられて、何となくすごいというイメージができ上がっていった。
これを否定する気はないんです。
ただ、それが世間一般にまで浸透してしまったがために、送り手はお客さんよりも偉いのではないか、という幻想を、作り手に抱かせるようになってしまった


作品を生む側への、ですか…
確かに、作品を作る人への尊敬はあるものかと思いますが、アニメという「お客さんに対応して黒字を目指す商品」を作る上では、そうなってはいけない、と。
う~ん…ちょい難しいですなぁ。

アニメーションは、ほかの小説や映画、漫画とも、少しだけ違う発展の仕方をしたんですね。
もともと「子供向け番組」というところからスタートしていて、子供に対して、“毒”としての、もしくは“教育効果”としての子供向け番組、テレビまんがという形で始まっていった歴史があって。
「テレビまんが」は、映像業界の中でも、世間一般でも、一段下に見られていたわけです。
だから次第に、アニメーションを作っているスタッフの社会的地位を、何らかの形で認めてもらう必要があるだろうという動きが制作者側から生まれました。
大勢の人たちの前で、アニメーションでもこういう表現ができます、アニメーションにも監督というものが存在するんです、それを作るスタッフというものが存在しているんですということを、宣言する必要があったんですね。
おそらく富野監督としては、自分が業界に批判されるのを承知の上で、誰かがやらねばならないということで行ったことだと思うんです。
恥をかくのを承知でやられた。立派です。


…この辺、未だに日本では根強い事は確かでしょうなぁ。
テレビという映像媒体の中のアニメ、未だに「子供向けの番組」認識止まりの人の多い事多い事。
朧の周りでも、所詮アニメって認識の人ばっかりで…(泣)
そういう意味では、起源はどうであれ「立場」という点では、本という文字や絵の媒体の中の漫画、も似た立場な気も。

問題があるとすれば、アニメーションはすごいんだとアニメ業界側が世間に対して言い続けなければならなかったために、アニメというジャンルが、お客さん、特に10代、20代の若者に対しては、必ず何らかしら哲学的なメッセージや、人を導いていくような何か、そういった立派な思想が込められていなければならないという幻想が一部の関係者や観客に生まれてしまったんです。
物語の基本ではありますが、そこに余計な物まで付いてきたと言えるでしょうか。
そもそも「立派であるべし」という大前提が間違っていた、ということですかね。
昔からアニメーションは、メッセージ性が強い作品群よりも、そうじゃない娯楽作品の方が実際には多かったわけですし。
ただ、「オールド・アニメファン」とでも言えばいいでしょうか。いわゆる“玄人筋”の人たちは、アニメにメッセージ性があるかどうか、新しい何かがあるかどうか、というところに評価基準を置いてしまった。
これは、下手をすると排斥につながる。


ファンからの人気が根強い過去の作品で、そういうメッセージ性のある物が多く、高評価だったから、でしょうかねぇ…?
ガンダムSEED以降からアニメにハマった朧的には、イマイチピンと来ないんですが…(苦笑)

・「通」がつくる権威が、大衆を遠ざける
ひとつのカルチャーが続いていくと、それに関して精通している「通(ツウ)」という存在がどうしても発生してしまう。
「通」の存在が、次第に1つの権威みたいになって、若い人たち、作品の良し悪しを自分で判断する基準を持たない人たちは、通の判断基準に身を委ねることになる。
日本人の癖でもあると思うんですけど、ジャンルが成熟してくると、いろいろ分析し始めて、お前は分かっていないとか、権威的なことをどうしても人は言い始めるわけですね。
アカデミー化しちゃうんです。
でも、これはダメあれもダメと言い立てることで何が生み出せるの?と思うんですよ。
一番大事なのは、生まれてくるものが、楽しめるかどうかだと思うんです。
昔からずっと不思議に思っているのが、伝統芸能の扱いなんです。
やっぱりそれも「伝統」という言葉が拡大解釈されて、権威を身に纏うようになってしまった結果だと思うんです。
歌舞伎や落語も生き残るために権威を必要とした。アニメも同じです。
なら、今考えねばならないのは、その権威を護るのか、壊すのか
アニメーションが「通」のものになってしまいそうだというところから、今、振り返って結果的によかったなと思っているのは、1990年代の終わりから2000年の頭ぐらいに、いわゆる「美少女もの」と呼ばれるジャンルが急速に広まったことです。
美少女ものは、恋愛シミュレーションゲームや、18禁のPCゲームというまったく違う文脈からきていましたから、通の人たちからすると、今までの自分たちが知っているアニメの文脈では上手く語れない、解釈し辛いなものだったはずなんですよ。
「通」の人からすると「俗っぽいもの」だったのかも知れませんが。


あ~…
この辺、朧がクラシックや美術の世界に感じているのと同じでしょうか?
権威や伝統に基づいて評価される、一般からは遠くも感じられる、独特の世界。
確かに、そういう意味では一般大衆を遠ざけているのかも。

・深く考えず、俗っぽく、欲と毒を呑み込んで
世の中には「型から入る、形から入る」という楽しみ方も存在し得ると思うんですよ。
日本でも「黒人文化」というジャンルがあるじゃないですか。
でも、日本のお客さんはその文化的背景の意味を考えずに受け止めますよね。
ルーツやメッセージ性は抜きにして、取りあえず形から入って楽しむ。
それはそれでいいことだと思うんですよ。
型自体のカッコ良さに惹かれて、上辺の型だけを取り入れる、美味しいとこ取りの融合による楽しさというものが存在するのだと思います。
深い意味を考えないからこそ、成立して楽しめるというものもあるはずだと思うんですよ。
俗っぽいものは大事です。


形から~ですか。
確かに、「きっかけ」がどんな形であろうと、興味を持つ事自体が否定されるものではないですし。
逆に、↑の権威で一般から離れた様にも感じるものの中には、一般大衆向けの「きっかけ」を作ろうとする動きがあるのも事実ですしね。

大衆が好む欲や毒を呑み込んで作られるのがサブカルチャーで、アニメというジャンルは、サブカルチャーが基本だと私は思っています
オールド・アニメファンの人たちが、アニメーションを、これは新しいカルチャーなんだと世間に知らしめようと努力してきたことは否定しません。
社会からどれだけ迫害されようと、好きだ、好きだと言い続けていた人たちがあるからこそ、今のようにアニメを世界に向けて発信していける土壌ができたんです。
でも、だからこそ、やっぱりある一線以上、彼らの声を重視するのはよくない


この辺も、前のインタビューでも言われていましたねぇ。
アニメはあくまでサブカルチャー、薬ではなく毒なんだ、って。


●嫌われる覚悟が、売れる作品を作る
谷口悟朗監督「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(5)
2008年9月19日

・アニメの武器を実写が使いこなすようになってきた
アニメーションというのは、頭の中のイメージ情報を整理して映像にできるジャンルだと思っています。平面のシンプルな線に置き換えられている、ということは、絵としては情報が1回咀嚼されて整理されているということなんですね。
つまり、絵としてどこを残すのか、どこを強調するのか、作り手の演出というフィルターを通って観る側に届けられるわけで、その良さはあると思うんです。
アニメでよく見られるモチーフは、マンガなどと同じく人間の願望をわかりやすく単純化した形で表わしていると言えると思います。
だから子供を含めた大衆に対してのアピール力がある。
実写ではできないことができるのがアニメーションの大きな強みで、例えば「ロボットもの」「魔法もの」など、アニメに向いている題材というものはあります。
ですが、実はこのところ、アニメーションの将来に関しては難しいところに入ってきていて。
前にお話ししたように、アニメは社会的に認めてもらおうという流れがありました。
それがある程度成功して、“アニメ的表現”というのが世間的な認知でもって浸透、拡散してきたんですね。
その結果、実写でもアニメ的表現をするようになってきた
今の映像技術では、実写の映像を加工してアニメ的に動かすことが可能になっている。
実写の世界でそういう技法をやられると、アニメーションならではの武器が、だんだんなくなってきているんですよね。
たとえば漫画原作のドラマ化などで、アニメ的な映像技法や漫画的な芝居をやられると、アニメ化されたときに何をやればいいんだと。


…これ読んだとき、「DEATH NOTE」や「のだめカンタービレ」が浮かびました。
両者とも、丁度近かったり重なったりの同時期に、ドラマ(実写映画)化・アニメ化した漫画作品。
確かに、実写がアニメっぽい演出の域にも入っていたのか、とも思います。
CGとか特殊効果とかでデスノのリュークみたいに非現実的な架空の生物や空想的な動きを演出する事ができるようになったし、のだめのあの演出は徹底的に漫画のイメージを再現していて。
その上で、「アニメ」も…となった時に、実写とは違う良さとは何か?とか思うと…難しいですねぇ。

無理に生き残らせる必要はないでしょう。
観客が望まないなら滅ぶだけです。
それに、アニメーションの定義といったものに関してはたぶん広がっていくだろうと思うんです。
そのうえで、人間が一枚一枚動きを描いていくような「手描き」のアニメーションは、私は好きなのですが、残念ながらこれからは貴重品になっていくと思いますね
というのは、今メインで描いているアニメーターさんたちもそれなりの年齢を迎えていきますから、体力的に量産は難しくなる。
そうするとやっぱり手描きは貴重品になっていってしまうと思うんですよ。
彼らの労力は、毎週放映があるTVシリーズよりも、単発でも技術的に高いものが要求される劇場版やオリジナルビデオ作品に投入されることになりますから。
実際に今現在のTVシリーズでも、3Dを用いたアニメーションは増えつつあります。
いずれにせよ、もともとアニメーションとは手描きだけを指している表現ではない。
そうするとたぶん、もともとのアニメーションの語源である「物が動くことによる生理的快感」に、ある程度立ち戻っていくと思うんですよ。
必要になってくるのは、アニメーションという手法を使ってしか表現できないものを探すということだと思うんですよ。
さっき言った、実写でやれることをわざわざアニメーションでやる意義といったら、もしかしたらないかもしれないんですよね。


…この辺、ジブリの宮崎駿監督とかも似た感じでしょうかねぇ。
今回の「ポニョ」も、以前の「ハウル」でのCG使っての作品作りに物足りなさとか何と言うか…今度は「手描き」の動く絵を、って想いで作ったみたいですし。
だからこそ、ひたすら手で描いたアニメを、って言っていましたしねぇ。

存在するものはありますよ。
たとえば「コードギアス」は実写でやれるはずがないと私は考えています。
まず主人公のルルーシュを演じられる役者がいないでしょうね。
実際の役者が演じたら、違う意味が発生します。
金銭的な制約でいっても、国家間戦争を描くだけのセットを組んでTVシリーズにするというのは、ちょっと無理ですよね。
テクニカル的にも、まだ実写には無理だと思っているのは、「プラネテス」という作品ですね。
宇宙空間の無重力表現とか、月面の表現とか、あれはもう技術的に実写では不可能ですから。
できるとしたら劇場映画、それも相当なお金や手間暇がかかりますよ。
日本でやるとしたら、山崎(貴)さんの白組なり、あの辺が乗り出さないと、たぶん無理でしょうね。


…コードギアスを実写でやるとしたら?に対して、監督完全否定発言(笑)
でも確かにルルーシュを演じられる俳優はいないですよね!
他の誰が居たとしても、ルルーシュだけは絶対!!
ルルーシュの魅力の再現は無理ですよ~
R2になった事で、より実写は難しくなっているでしょうし。

・ロボットは、欲望を整理して見せやすい記号
特にロボットに関しては、アニメーションで最も有効なツールだと思っています。
ロボットは、漫画や実写の映画にも登場しますけど、そこではメインストリームにはなり得ないんですよ。
アニメにしたときに、初めてメインストリームになり得るんです。
アニメーションはロボットが最大の武器なんですよ。
うーん、すこしむつかしいいい方になりますが、ロボットは虚構でもあり、現実でもある、という事ですかね。
それらしく見せることもできるし、ウソだけど気持ちよいでしょう、と表現することもできる。
情報の整理がとてもしやすい記号なんです。
人間の欲求を具現化したモチーフを、絵で単純化して強調させる。
それによって発生する良さってあるじゃないですか。
ただ、その良さによって何を伝えたいのかというところまでいかないとだめだと思うんですよ。
つまり、3Dを含めた技術はしょせん技術でしかない。
大事なのは、その技術を何のために使うのかだと思うんですよね。


「ロボット」への独特の感情というか意識というか、そういう想いって結構日本人固有の部分って少なからずあるように思えます。
日本人独特じゃないですか?
人型ロボットへの固執というか…特別視?
アニメの代名詞ともいえる位、アニメに於ける「ロボット」の存在感って大きいですよねぇ。

・一定数の客は、あきらめる
一方で、「コードギアス」に関しては、最先端の表現を追求し過ぎているおかげで、苦しくなってしまった部分はあるんですよ。
たとえば、ストーリーテンポ。
場面展開がすごく早い
んですよ。
あれに抵抗がある人たちもいるでしょうね。
バッティングするけれども……実はこの作品は賭けに出ているんですよ。
お客さんの観たいものはリサーチするんですけど、お客さんのことだけを考えていくと結局どうなるかというと、八方美人な作品になるんです。
「コードギアス」に関しては、いろいろな要素が盛り込まれている故に、ひとつの作品として成立させるためには、どこかに特化させなければいけないと。
たとえばもしもこの作品を全方位外交でやるんだったら、もっと物語世界を単純にするとか、人が死ぬような残酷なシーンは一切出さないとか、小さいお子さんも見られるようなことをやるしかないはずなんですよね。
しかし、それでは作品のテーマを描くことができなくなる。
最初に「どういったお客さんに対して、どういう形で楽しめるものを作るのか」をセッティングしたならば、それ以上の客を見てはいけないと言えばいいんですかね。
一定以上の客をあきらめるということです。
あきらめる勇気が必要だろうと。

子供に限らず、あきらめる大人のお客さんというのも存在します。
「オールド・アニメファン」の人たちにも全て受け入れてもらおうと思うと、今の構成では無理かもしれない。
・覚悟はあるか?
結局、どんな作品であったとしても、万人から好まれる作品というのは1つも存在しないという、ごく当たり前のところに行き着くしかなくなると思うんです。
どんな物でも同じです。それこそお菓子だろうと、服だろうとターゲットは存在します。それ以外はあきらめるしかない。
必要なのは、お客さんに嫌われてもいい覚悟ということなんです。
……ところが作り手も、嫌われるのを怖がるんですね。


「全ての人」を対象にする事は不可能…確かに。
ただ、コードギアスは素材もキャラクターも多いんで、ファンの対象はかなり多いかと思いますが。
ストーリー展開の速さは…まぁ、もぅ凄いですよねぇ(汗)
最近の尺不足感、あれも結構否定的な人もいますし…
朧も20話辺りからの超速展開は…多少抵抗があったり…(苦笑)

もちろん玄人のファンでも、柔軟な人はいます。
でも、今まで観てきたアニメと違うものが受け入れられない人たちには、今の表現では抵抗があるでしょうね。
そして、理解できない作品だとしても、人は理解しようと考えてしまいますから、「コードギアス」で言えば修飾の部分、つまりわかりやすい記号、美形キャラクターであるとか、そういう表層上のところでしか見なくなるんですね。
もしくは飾りの仕掛けしか目に入らない。
そうなると、自分たちの好みとか好きなタイプの作り方とは大きく反するから、「この作品はダメだ」ということで攻撃に入るはずなんですよ。
そして玄人のファンというのは、業界人も評論家も含まれます。
前向きな批評は必要ですが、攻撃は何も生まない。建設的ではない。
難しいことに、そういう方々が現在のアニメシーンにおいては権威の中核なんですね。
その人たちは当然、自分の敵にならざるを得ません。


…え~と、そ、そうなんですかね…?(汗)
それが一般人でいうと、「アンチ」と言われる方、みたいな感じ…?
批評と否定は違う、って事ですかねぇ。


2008-09-19 23:59 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
■今週のメルマガ

TURN25「敗北をもたらした記念すべき男の名前だ」

泣いても笑っても怒っても悲しんでも…
あッと2ッ回!あッと2ッ回!!(笑)


■予告絵

ルルーシュのアップ。
あの左手を添えたポーズ、何処かで見たような感じがするんですよねぇ。
何処だろぅ…14話の対V.V.の通信かな?


■R2の部屋

ルルーシュ役の福山さんですが、何やら意味深な言葉がちらりと…?
「あぁ!と思ったのが、報われるかも知れません」
って、一体何の事………もしかして、 コ ー ネ リ ア ?


2008-09-16 23:17 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
さっき思い出して見てみたら、更新されていたので。
毎週月曜更新なんですが、昨日は祝日だったからでしょうかね?

全体的に、あまり変化はなし。
…というか、咲世子さんくらい。
ただ、逆に「変わっていない」部分に気になる点が幾つかあったので、その辺も含めて以下。


●キャラクター紹介

・篠崎咲世子(CV:新井里美)

篠崎流の体術や変装術などを駆使するスーパーメイド。
元はアッシュフォード家に使え、ルルーシュとナナリーの世話をしていた。
その裏でディートハルト配下の諜報員として黒の騎士団に参加。
ブラックリベリオンの後に一時行方不明となっていたが、どうやら密命を受け中華連邦で活動していたらしい。
第二次トウキョウ決戦の際には、エリア11の政庁に潜入しカレンを救出、ナナリー総督と共に脱出するも、フレイヤ弾の爆発に巻き込まれたと思われていたが、シュナイゼルにより救出されていた。
が、ナナリーを利用するシュナイゼルに賛同出来ず離反。
傷つきながらもルルーシュの元に再び参じた。


シュナイゼルの仮面に気付いてくれたんですね!!(感涙)
自分(とナナリー)の「命の恩人」であろうと、納得出来ない人物には離反する。
…って、これが当然でしょう!!
あ~もぅ某騎士団の人達とかも、彼女を見習いなさい!


で、あとは気になる人を。

・ディートハルト・リート

…これはホントに気になります。
朧としては、この公式サイト情報は「ルルーシュ視点」が主だと思っているのですが(一部過去のカレンなど例外あり)、そうなるとこれが腑に落ちなくて。
今回通信越しの対面となったルルーシュとディートハルト。
これで「ディートハルトがシュナイゼル側についた」のは自明な筈なのに、公式では変化なし。
しかも、あの時会話が無いのは納得なのですが、それにしてはあのアイコンタクトが意味深な感じですし。
…来るか?カオスの記録者!


・コーネリア・リ・ブリタニア

彼女は微妙ですなぁ。
ルルーシュ視点ではあんな事があったとは知らないでしょうから、そういう意味では変化なしは納得なんですが。
…でも、↑のディートハルトの疑問が引っかかります…
もし…もし彼の立ち居地が見たままでないとしたら…?
そうなった場合、あのシーンの後でのディートハルトの動きもまた、何かあった可能性もあるわけで…
あと、「左腕が治った」のも気になります。
わざわざ作中で酷かった怪我が完治している辺り、その五体満足な彼女の活躍が見れる筈!と思っていたので。
あのまま最期…じゃあ、何故腕が治った事をあんなに描いたのか、全部意味が無かった事になってしまうのと思うので、まだ期待しています!


・ノネット・エニアグラム

彼女も疑問です。
残り少ないラウンズ…といか、ルルーシュ側のスザク、シュナイゼル側のアーニャ、黒の騎士団のジノ、以外でラウンズは彼女一人。
なのに、未だ姿が見えなくて。
21話ラストでは、ビスマルク、ジノ、モニカと一緒だった彼女ですが、今回見えないって事は少なくともあの富士の決戦時ではシュナイゼル側にも黒の騎士団側にも居なかった、のでしょうし。
…となると、彼女は今現在一体何処で何を…?
ノネットがコーネリアの士官学校時代の先輩、というのも、何かありそうな気が…しなくもないです(苦笑)



●STORY

TURN 24 『ダモクレス の 空』

帝都ペンドラゴンを一瞬で消滅させたフレイア弾。
その決戦兵器を大量装備した天空要塞ダモクレスが舞い上がる!
そのシュナイゼルの計画が完了すればもはや世界は彼の手に落ちる!
ルルーシュとナナリーが、カレンとスザクが虚空の彼方で相対する時、すべては結末に向け加速する!

一体何人がお亡くなりになるのか…不安ですね。
大丈夫って言うのは、おそらく神楽耶や天子他…各国トップ辺り位?
誰も彼も危険です!(汗)
所で、今回ルルーシュが蜃気楼にフツーに乗って(立って?)演説していましたが、あれって大丈夫だったんでしょうか?
ゼロの機体を皇帝が…って、知らない人が見たら「?!」だと思うんですが…(汗)


2008-09-14 18:27 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
「自由」による平和の為に「悪」の仮面を被るルルーシュ
 VS 
「強制」による平和の為に「善」の仮面を被るシュナイゼル

いよいよ最終決戦!!って感じの23話。
戦闘…いや、戦争の規模が半端ないです。


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●「ルルーシュ」に仕える者

咲世子さん生きてた――!!(嬉泣)

いやもぅ、純粋に今回一番嬉しかったですよ。
前回の予告のシーンが一体どんななのか不安でしたし…
18話で嘘でしょ?!(撃沈)となっていたのですが、ボロボロの満身創痍で、黒の騎士団でもなくナナリーでもなく、「悪逆皇帝」ルルーシュの元に馳せ参じてくれた彼女に嬉しくて…
ジェレミアとの、

「君は日本人だろう?
 何故黒の騎士団ではなく、ルルーシュ様に?
 …騎士道に準じるか、君も。」 @ジェレミア

「…そうかも知れませんね…」 @咲世子

と、このやりとりがもぅ…
更に、忠義の臣下ジェレミアすら超える点といえば、彼女は唯一、全てのアイデンティティの「ルルーシュ」に自らの意思で仕えたキャラだという事。

アッシュフォード学園では、学生の「ルルーシュ・ランペルージ」に。
黒の騎士団では、反逆者の「ゼロ」に。
ブリタニア帝国では、皇帝の「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」に。

それは、彼女がルルーシュの纏った「仮面」ではなく、その下の素顔に忠誠を誓っているという事。
表面の嘘偽りに惑わされる事無く、ルルーシュの本質に仕えているという事。
…いままで(主に一期)活躍の場が中々無かった彼女ですが、この大きな大きなアイデンティティのテーマに関わってくる凄いキャラになりましたよ!
ジェレミアといい…初期からの大人のサブキャラがここまで素敵になるなんて…(感涙)


●ルルーシュとC.C.

今回、ルルC好きというか、この2人が好きな朧に嬉しいシーンが多かったです。
ナナリーに嘘を吐くルルーシュから目を背け、それでもそんなルルーシュを心配して。
ルルーシュの「生きる理由」だったナナリーとの敵対に、もぅいいじゃないか、と言葉をかけて。

一期23話でユフィを殺めた後の、ルルーシュを抱くC.C.のシーンの対比というかリフレインというか。
ユフィへの「ギアス&殺害」と、ナナリーへの「敵対&嘘吐き」
あの時はルルーシュがC.C.に包まれていたのですが、今回はお互いに背中合わせで支えて。
「手を重ねる」ルルーシュとC.C.で、これは16話以来ですかね。
いやでも、あの時はしぃちゃんだったし、その前の15話ではルルーシュ→C.C.で手を掴んだ、って感じでしたし。

「共犯者…か。」 @C.C.

スザクとの会話の最後、そう呟く彼女に、ルルーシュ――C.C.の関係性の変化がはっきりと感じられて。
15話でルルーシュが言葉に出来なかった二人の関係を、C.C.の本名を言葉にする時を、期待しています。
そのときこそ、空っぽだったC.C.が、自らを魔女と諦観していた彼女が「アイデンティティ」を掴む時だと信じていますよ!

…にしても、C.C.が「スザク」と呼びかけるのに激しく違和感が…何故だ?(汗)
今までって「枢木」呼びでしたっけ?
とりあえず、随分親しくなったんですねぇ…やっぱり空白の1ヶ月が気になりますよ!!


●いい意味での真っ直ぐなスザク

「ルルーシュ、戦略目的は変わらない!
 ナナリーが生きていたからと言って立ち止まる事は出来ない。
 何のためのゼロレクイエムだ?!
 …「約束」を思い出せ。」 @スザク

「スザク!」 @C.C.
「僕は彼の「剣」だ。
 彼の敵も弱さも僕が排除する。
 だからC.C.、君は「盾」になってくれ。
 守るのは君の役目だ。」

「勝手な言い分だな。」
「ルルーシュは君の共犯者なんだろう?」

…こういうやりとり、イイなぁ。
いい方向でスザクが光っています。

このスザクとのシーン、7話のカレンとの違いが良く分かりますねぇ。
カレンは、ゼロとして責任を果たせ、と。
スザクは、立ち止まる事は出来ない、と。
ルルーシュの責任のみを言ったカレンと、互いの約束を、責任をと言ったスザク。
本気の共闘が感じられました。

「王」たるルルーシュの左右に立つ、「剣」のスザク、「盾」のC.C.。
…珍しく(酷)上手いです、スザク(苦笑)


●ルルーシュの「カード」

となっている、ニーナの研究。
ここにきて、世界を賭けた戦争の行方を左右する超重要キャラになってます!

公式といい今回のルルーシュの独白といい、決戦の準備期間当初でニーナに全部話したっぽいですね。
おそらくルルーシュ自身による「秘匿の開示」「告白」なワケで、作中是であるでしょうし。
その上でのあの必死なニーナ、一時の恐慌でもなく、狂信的な崇拝でもなく、盲目的な憎悪でもなく、自分の責任を認識した上での覚悟の行動に期待しています!

にしても…セシルさん(汗)
彼女の凶悪料理が、とうとうニーナにまで…(爆)
色が…色がありえないホットドックでしたよ…(滝汗)
うげッってロイドさんの表情が最高です(笑)


●ルルーシュと敵対する者達

何か…ナナリーはマジで騙されてる、って事なんでしょうか?
…それにしたって、あれは無いでしょう(撃沈)
ナナリーも偽悪の仮面を被っているのか?とか思ったりもしたのに、よりによって自らフレイア撃っちゃうだなんて…(呆)

ルルーシュの仮面の下が分からずにフレイヤを手したナナリー。
ゼロの仮面だけを信望していたカレン。
ルルーシュの本質を見抜けずに涙する神楽耶。
自らシュナイゼルの「捨て駒」となっている現実に気付かない黒の騎士団。

もぅ何かね、「何故」を考える事が出来ずにルルーシュの言葉を聞かずに一方的に悪と断じる、シュナイゼルの良い様に「駒」にされている面々が残念でなりません。

ジノの考えもよく分からないし、アーニャの記憶なんて元に戻る云々じゃないでしょうし(キャンセラーしてもアリエスの記憶だけですよ)、むしろルルーシュが負けたら黒の騎士団もジノもアーニャも、「力」を持つ者は皆フレイアで消滅、ってなるよ絶対!
何で分かんないのかなぁ!!(泣)

そして、コーネリア。
…ってまさかあれで退場?!
いや、前回のあの状況でもシュナイゼル側に居た時点でヤバそうとは思っていましたし、正直で真っ直ぐタイプの彼女じゃシュナイゼル相手に上手く立ち回るなんて無理でしょうが、それにしたってあれは酷いんじゃ…
ホントにあのまま…なんでしょうか?

コーネリアの前で語ったシュナイゼルの台詞ですが。
飢餓や貧困、差別・腐敗、戦争とテロリズム…って言ってた辺り、R2第2話のゼロ復活の演説の台詞に似てます。
それらを失くそうとしている、目的というか大義名分は似ているといえば似ているんですねぇ。
ただ、人の「想いの力」「自由意志」を尊重し人に希望を抱いているルルーシュに対し、シュナイゼルはフレイアという「強制」によって抑圧・支配するしか…と、人に絶望というか諦めているわけで。
ルルーシュ…応援しているよ!

あと、気になるのがディートハルト。
わざわざあそこでルルーシュと彼の(アイコンタクトととれなくもない)シーンが入ったのは何故?
今回、シュナイゼルを「ゼロのカオスを凌駕する完璧なる虚無」と称した彼ですが、混沌>虚無、じゃないんでしょうか?
ただ単に「シュナイゼル側に行ったか」にしては随分気になる書き方でしたし。
このクライマックスで尺が足りなさそうな程な高速展開の中、これが意味無い物とは思えないですし…

…騎士団側のネタは総スルーで。
むしろ退場はまだ?って気分ですよ…
何でこんな時に玉城が役に立つんだ!



次回、「ダモクレス の 空」

C.C.も、ピンクのランスロットに搭乗?
…そろそろ、キャラクターの大量退場となるのでしょうか?
咲世子さんの活躍は見たいですが、死亡フラグになるとしたら嫌だ…どうしよう!(汗)


2008-09-13 15:50 | カテゴリ:漫画
 
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虫けらだと、お父様以下ホムンクルス達に見下されていた人間達が、それぞれの立場を越えて力を合わせて立ち向かい、一矢報い、結びつき、纏まって。点と点が結ばれ、線が交わり、繋がって、対お父様への人間達の「準備」が着々と進んでいく描写は奮えました。
「第83話 約束の日」のタイトル挿入も素敵すぎます。
いよいよ鋼もクライマックス!
これまでのストーリーに、キャラクターに、微塵も無駄が無いこの作品。生きているキャラクターのそれぞれの想いを描ききる手腕、綿密に練られた物語の完成度が素晴らしいです!



以下、ネタバレありなので、未読の方はご注意をば。












素晴らしい!!

もぅそれしか言えないっていう位、凄い作品です。
この漫画を読んでて良かった!ってホントに思います。
最初はガンガンで読んでた朧、シリアスとギャグの絶妙なバランスといいキャラクターの描写といいストーリーの素晴らしさといい、もぅ大好きですハガレン!

今までバラバラに、それぞれ各々で動いていたキャラ達が、情報を共有して手を組んで纏まっていく描写が単純に凄くて。
今巻の20巻は、対お父様の準備を着々と進めていく人間サイドのうねりに奮えました。
エドとアルの親しい人々、旅を通じて出合った人達、協力してくれる軍人、手を組んだ異国の者達、命がけで戦った相手。
立場を越え因縁を越え、それでも一つになっていく展開が圧巻です!


己の過去に正面から向き合ってエンヴィーに勝ったマルコー。
過去から逃げ、「虫けら」と蔑まれてきた人間である彼がそれでも立ち向かった姿が、カッコよかった!

リオールで再登場したロゼ。
初期のエピソードの時の自分を、きちんと認識した上での今の前向きな強さが、輝いていて。

自分の正体を息子・アルに告白したホーエンハイム。
本音を明かした彼もまた、対お父様の重要人物として合流して。

虎穴に入らずんば虎児を得ず、と身一つで立つオリヴィエ。
弟アレックスとの対決とか、凄くカッコよかった!

アル達からの情報伝達にと、大総統配下をかわして動くイズミ。
ブリッグズで20年前の悪夢再び、流石は師匠!(笑)

「強欲」の名故に、変わらなかったグリード。
ブラッドレイとの戦いに、リンとのエピソードに、ホムンクルスでありながら彼の「魂」があるように思えて。

前回瀕死の状態から見事に完全復活したエド。
キメラの2人との絡みといい、グリードとの再会といい、エドらしさ全開です!

他にも、沢山いるどのキャラも素晴らしくて。
アル、ウィンリィ、スカー、メイ、キメラの人達、マスタング組、ブリッグズ組、グラマン…どの人も皆素敵で。
一体どうなっていくのか、とても楽しみです!


気になる伏線は。

・エドの元にある(であろう)キンブリーが落とした賢者の石。
・ホーエンハイムが以前どこかの山でやっていた行動。
・アルの魂の意識不明化。
・リンの臣下&マリア・ロス少尉が戻ってくるか。
・マスタングが何をさせられるのか。
・シンの錬丹術との違い。
・逆転の国土錬成陣。
・エンヴィーとメイのイレギュラー。
・ブラッドレイの人間らしさ。

…↑の最後のブラッドレイのシーンは、凄く気になります。
この巻の中でも、屈指の名場面ではないかと。
所詮、彼の周りにあるものは与えられたものばかり。
ただの偽の「家族ごっこ」。
でも、
「妻だけは自分が選んだ」 @ブラッドレイ
と、妻との関係は、想いだけは、彼にとって「本物」だと。
…そう言って、穏やかに紅茶を飲む彼の姿は、「人間」にしか見えなくて。
ホークアイのあの表情、素直に感じられました。
彼は、自分が「ホムンクルス」か「人間」か、選ばなくてはならない時が来るのかもしれません。


現在、どのキャラも「全て」を知っている訳ではないこの状況。
予想外のイレギュラーによって、それぞれの思惑が外れる事もあるでしょう。
それでも、最後までこの物語を見届けたいと思います。
…ハガレン最高!!



そして、★祝★再アニメ化決定!!

今度は原作順守の展開でしょうか?
色々気になる事はありますが、声優さん達は以前のままでお願いします!

2008-09-13 15:47 | カテゴリ:小説・文庫
 
コードギアス 反逆のルルーシュ R2  TURN―2― (角川スニーカー文庫 201-12)コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN―2― (角川スニーカー文庫 201-12)
(2008/09/01)
岩佐 まもる大河内 一楼

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ギアスR2第2巻の小説です。
以下、多少のネタバレ。










全体的にナナリー総督のお仕事&スザク視点の8話&中華連邦でのルルーシュ、かと。
14話のルルーシュ→C.C.の「シャーリーが殺された!」通信までです。

ナナリーの度胸の凄さが分かる事件とかもあって、その辺をみるとナナリー&アーニャの15歳コンビがローマイヤやジノやスザクまで、ブリタニア側を全部騙して突撃!とか、凄い事になっていました(汗)
…流石はルルーシュの妹、って感じです。
ジノまで、「度胸はゼロ並みだな…」って感心していた程に。

あと、矯正→途上→衛星エリア、への急激な昇格の裏的な話なども。
ゼロがブレーンやっていたとは…(苦笑)
この辺のを見ると、ルルーシュはやはり軍師としてだけではなく政治家としてもかなり優秀である事が分かります。

あと、ギアス関係の話も。
ルルーシュとC.C.の会話で、嚮団のルーツが語られていましたね。
世界各地に伝わる神話や伝承には、異なる発生を経ながらも類似性が見られる事がある。
そして、あの遺跡などは世界各地にあり、移動手段の発達とそれに伴う情報の共有によって、今まで崇めていた『何か』を互いに認識し、それに興味をもった人々によって作られた組織が、「嚮団」。
『何か』を畏れるわけでもなく、その『何か』を解き明かし、利用しようとする組織だと。
その『何か』を解き明かすとっかかり、手段として、「ギアス」の力の研究を行っていると。
…ある意味、「神への冒涜」と言えなくも無いですねぇ。

2008-09-12 23:02 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
■今週のメルマガ

TURN24「ルルーシュ、恨んでいないのか、私のことを」
TURN25「敗北をもたらした記念すべき男の名前だ」

25話で終了なんですよね…何か寂しいです。
あと3話、どうなっちゃうんでしょう?


■予告絵

・C.C.とナイトメア
…あれが噂の「ピンクのランスロット」?
(一瞬、種デスのミーアザクに見えたのって朧だけでしょうか…(爆))
C.C.専用暁もピンクでしたし、C.C.が乗るのかな?

・ナナリー
…って、その如何にも怪しげなポチっとなボタンは何ですかナナリー?!(汗)
これが噂のナナリースイッチ…(沈)


Sound Episode 4のジャケット画像が…!
アルバイト店員ルルーシュが無駄にキラキラしているますよ(笑)
紅蓮コスカレン…いや、擬人化紅蓮ですよねこれってやっぱり。
ヤンキーで、ちゃんと右手の爪が長いです(笑)


2008-09-12 20:25 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
見事に今月のアニメ誌は各誌とも、クライマックス突入のコードギアスR2一色でした。
書店で見て、「流石ギアス…」と感慨深くなった朧です(笑)

にしても各誌とも、「ルルーシュと誰それ」が素晴らしい。
示し合わせたかのようにそれぞれルルーシュと関係するキャラなわけで。

…というかアニメージュ!めちゃくちゃ素敵すぎです!!
この絵の二人の色気が凄すぎvv
ルルーシュの右手何処触ってんだ?!って思わず…
ついでに言うとアニメージュさん、この表紙はルルーシュの頭部で雑誌名が被る事よりC.C.の美尻を入れる方を選んだ、でOKでしょうか?(笑)


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↑何故か画像が出なかったので、楽天ブックスの方で載せましたー


※朧は今月分のサブタイトル&あらすじの紹介ページはパスしております。


■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 Sound Episode 4

ドラマCD4は、「ナイトメア9体の座談会」と「ルルーシュのアルバイト」とカレンのキャラソンだそうです。
…ってナイトメアの座談会?!
朧的に、関西弁の蜃気楼@ルルーシュ声、が一番気になります(笑)
ルルーシュのアルバイトは…最後は何に行き着くのでしょう?


■徒然

・皇帝・ルルーシュとナイトオブゼロ・スザク
 2人が信じているものは「あした」
 2人を動かしているものは「希望」
 彼らは、嘘を現実に変える力をもつもの。
 矛盾に満ちた、共闘関係。
 利害で結ばれた、残酷な依存。
 そして友情よりも血縁よりも濃く太い絆。
互いが互いを理解しているからこその共闘…
この2人が一緒に居る事自体が、とても嬉しいんです!

・「混沌」VS「虚無」
 世界に反逆する混沌の皇帝ルルーシュ。
 世界を完全に停止させようとする虚無の皇子シュナイゼル。
 ブリタニアの覇権を握る=世界の命運をつかむ。
って直接的に「世界」規模ですか…
何度も思っていますが少なくともシュナイゼルの勝利は見たくないです!

・親愛なる兄ルルーシュへ…
「最悪の弟だったロロは最高の味方としてその最期を遂げ、
 最愛の妹だったナナリーは最悪の敵として再び現れた――」
キャストお2人のインタビュー記事の冒頭の言葉が素晴らしいです。

・水島さん
「恋は障害物を排除しようとするもので、愛は見返りを考えないもの」
…やはりロロのルルーシュへの執着は、恋の様でしたし。
逆にルルーシュの、ナナリーやスザクなど周囲の人々への想いは「愛」でしょうね。
常に「与える」事で満足しちゃっている辺りが。

・名塚さん
「兄を信じたいからこそ、裏側から突いてみたというか、あえてシュナイゼル側になったのかなって思います。お兄ちゃんもスザクも本気で嫌いになったわけではないでしょうし、信じたいからこそ、本当の事を言ってほしいんだと思います。」
まさかナナリーがシュナイゼルの方法に賛同しないよね?!
ルルーシュやスザク、ロイドやセシルすら反意を抱く程のものなのでしょうし。
…ナナリーにはルルーシュの事、理解して欲しいと思うんですよ…

・ナナリー生存
「シュナイゼルの計らいによって保護されており、彼の切り札として利用されることとなった」
…「計らい」?「保護」?
そうすると、咲世子さんが激しく心配なんですが…(汗)


・アニメディアのギアスの1P目イラスト
…ものごっつ美味しすぎるんですが!!(喜)
特にルルーシュにしなだれるC.C.が…!

・約束
ルルーシュとスザクの間に交わされた「約束」とは…?

・コードは
何処に行った?
C.C.の分、V.V.→シャルルに渡った分、そして他にも存在するのか?
…分からない事がまだ残っています!

・アッシュフォード学園
フレイアによる半壊で、廃校扱いだったようです。
って「生徒会室が無事」は伏線じゃないんですか…?(泣)

・シュナイゼル軍+黒の騎士団VSルルーシュ軍
…最悪!!

・ギルフォード
…わざわざコーネリアとセットで載っている辺り、あれ?
彼も生存なのでしょうか…?
そうすると、フレイア自体が消滅兵器じゃない可能性も…?
あ~分からん!

・「妹越え」
ができるかどうか、がルルーシュのクライマックス。
…どういう意味ですか?!(悲鳴)

・「だったら」
なるとしよう、という常に受け身なシュナイゼル。
人々に望まれるなら、自分は望まれたように立ち上がる、というスタンス。
ルルーシュの様な激しいものが無い、強い願望も野望も欲望も持たない、そんな彼。

・扇とヴィレッタの間に…
何 し て る ん で す か ? (怒)

・咲世子
篠崎流当主との事。
13話でルルーシュが「仲間だから!」と電話をしていたのはヘリポートで待機していた彼女だそうです。
…確かに、クラブハウス前で全力で戦った直後なのに、「仲間になったからふたりで待機していろ」はあんまりですね…(苦笑)

・16話で
ラクシャータの「カレンちゃんも」発言に曖昧な返事だった扇、台本のト書きに「実は忘れていた」とあったそうで…何してんの?!(怒)


■アニメディア付録 「NEWS★スクランブル」

・瞳と翼のモチーフ
ルルーシュの皇帝服&スザクの騎士服。
一期のaccess「瞳の翼」と関係…ないかな?(苦笑)

・シュナイゼルらの滞在場所
は、カンボジアのホテルだった模様。

・コーネリア
左腕は完治しているそうです。

・ジェレミア
座右の銘は「忠義」(笑)

・55年前
21話であった絵の中のシャルルとV.V.の双子。
当時8歳だったそうです。


■今月のNewtype SideStory
ジノ×アーニャ ラウンズ を 攻略 せよ

相変わらず、本編の合間の小話が楽しいです(笑)
先月号が12話後だったので、これもそうかなやっぱり。
12話~13話の合間っぽいですね。

「ヴァインベルク卿は俺たち間柄を何か勘違いしている」 @ルルーシュ
「ルルーシュに会いに来たのも、学園に来た理由のひとつ。
 だから誤解じゃない」 @アーニャ

「て言ってますよ、ルルーシュ先輩」 @ジノ

アーニャにまで(違う意味で)迫られているルルーシュをハンディカメラで撮影するジノ、の図(笑)

「残りの理由は面白半分だけど。ジノもそう」
「おっと、違うぜアーニャ。俺は面白半分なんかじゃない」
「そう?」
「オモシロ百パーセントだ」

…流石ジノ、スザクの歓迎会のあれが余程だったと(笑)
見事に、会長に染まっているジノですね(笑)

それまでは、俺の庭で楽しんでいくがいい。
ここは世界に唯一無二の楽園だよ、ナイトオブラウンズ。


うんうん、ルルーシュにとって学園は特別で、たった一つ残された聖域で、大切な仲間が居る箱庭で、守りたいと、帰りたいと思った場所で。
…それを自ら手放した本編のルルーシュが、心配で心配でなりません…(泣)

2008-09-09 16:41 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode3コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode3
(2008/09/03)
ドラマ福山潤

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「REGENERATION」 @ルルーシュ

ルルーシュ→ナナリーの歌っぽい。
ただ、時間軸はいつかな…?
一期の初期っぽいかな?
でもむしろナナリー生存を受けての再覚悟ともとれるし…
とりあえず、

世界が変わる その朝には
目を細めて空をみるだろう

の辺り、OPのラストのルルーシュと青空とか、シャーリーの「朝は来ますよ」とかに繋がりそう。
やっぱり、ギアスの最後は「ナナリー開眼」で「世界の夜明け」、なのかなぁ?


「反逆学園 ギアス先生!」

セシルさんが…(笑)
何気にロイセシ。

ジェレミア君のみかんへの過剰反応も最高。
盗撮とかロリコンとか…あぁ言っちゃった!みたいな?

皇帝が出てきた…と思ったら、ナナリー最強!(爆)
やはり公式二次では黒ナナリーはガチですかね(笑)


「ギアス 百物語」

ブリタニア人のズレた「怖い話」に(笑)
朧としてはシャーリーのが一番怖かった!
ダメ!生きた化石どころか虫全般がダメなんです!

アーニャの泣き声も…あぁもぅ可愛い!
そりゃあショックなんてものじゃないですよねぇ。

にしても流石はスザク、ナイトオブスリーを気絶させるとは(笑)
ラストのオチが懐かしいです。



ギアスも残り3話となった訳ですが、朧的に現在気になるのはシュナイゼルとナナリー。

サブタイからして、いよいよ次回でシュナイゼルの描写がされると思うと楽しみでなりません。
あのシュナイゼルの行動の根底にある感情とか、凄く気になるんですよ。
ちょっと前辺り…19話だっけ?ルルーシュの事を「最も愛し、恐れた」とか言った時、あれ?これって結構シュナイゼルの本音なんじゃないか?と思ったんですよね~
数多いる兄弟の中、彼にとって唯一ルルーシュが特別なのは確か。
じゃあその理由は何だろうかと思うと…「嫉妬」じゃあなかろうかと。
他国への人質として捨てられ、無力な子供だったルルーシュが、ゼロの状態から組織をつくり軍をつくり国をつくり、ブリタニアの破壊へと着実に進みつつある。
そんな、国逆の皇子ルルーシュに対して、皇帝たる父シャルルが特別扱い。
実際に、マリアンヌ、ルルーシュ、ナナリーへの(歪んでいましたが)「愛情」があった事も確かでしたし、何と言うか…「シャルルに相手にされている」という点自体、凄く大きいのでは。
シュナイゼルは内心、自分は帝国宰相として執務をこなしていながら、シャルルから正当な評価を受けていない、なのにゼロなんてやっているルルーシュには特別扱いをと思っていて。
だからこそ余計にシャルルもルルーシュも認めないじゃないか…とか思えて。
そう思うと、ルルーシュがあのスザクと再び一緒に居る事すら、シュナイゼルにとって気に入らないんじゃないかなぁと。

で、ナナリー。
小説版を読んだ上で考えると、やはり今回ラストの「敵対宣言」がどうしても腑に落ちません。
2巻では、様々な人々の意見を聞く事や、知らないという事が罪だという事、どれもナナリーが学んだ事です。
それを知っているナナリーがシュナイゼル側の情報を聞いただけ、つまりルルーシュやスザク本人に「直接聞く」「知ろうと行動する」という事をせずに一方の情報のみで結論を出す、というのが納得できないんですよねぇ…
それを思うと、あのナナリーの「敵対宣言」には裏がある、と思えてなりません。
怖い…と、シュナイゼルの手綱すら受け付けずに、大きな事をするような感じがする…と、以前ナナリーの印象についてカノンの言った台詞ですが、これが来るのではないか…?と思います。


2008-09-08 21:56 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
はい、今週の公式更新です。
とりあえず、公式のキャラクター相関図などは基本「劇中ルルーシュ視点」での情報なのだと、皆さん理解しておきましょう。
ディートハルトがシュナイゼル陣営にいる事も、予告にいた咲世子が(おそらく)生存なのも、ルルーシュ視点では「知らない情報」なので、公式にも反映されていないのだと。
そうすれば公式に騙されたという理不尽な想いは……無くならないですけどぉ!!

…とりあえず、以下。


●キャラクター紹介


・ロイド・アスプルンド(CV:白鳥哲)

ブリタニアのはく爵位を持つ、元ブリタニア軍特別派遣嚮導技術部(通称・特派)の主任でありランスロットの設計者。
ブラックリベリオン後、特派は発展的解消となり、ロイドもナイオブセブンとなったスザクの専任となった。
天才的技術者であるが性格は破綻しており、数々の逸話を残しているらしい。
ライバルであり、同僚であったラクシャータからは「プリン伯爵」とはき捨てられているがその経緯は定かではない。
ナイトオブゼロとなったスザクをサポートするため、シュナイゼルから離反し皇帝ルルーシュにつく。

ロイド以下研究組はガチの様子。
あとは、この空白の1ヶ月がめちゃくちゃ知りたい!
ルルーシュ&ロイド&ジェレミアの会話に驚喜した朧です。


・セシル・クルーミー(CV:井上喜久子)

元ブリタニア軍特別派遣嚮導技術部のメンバーでロイドの補佐やオペレーターを務めていた。
ブラックリベリオン後はスザク専任の技術部へと移る。
人間的に問題の多いロイドをフォローし、母性的で面倒見もいいが、料理に関してはかなりこんがらがった感性を持っており周囲の人間を恐慌状態に陥らせることもしばしば。
ロイドとラクシャータとは学生時代からの仲である。
ナイトオブゼロとなったスザクをサポートするため、シュナイゼルから離反し皇帝ルルーシュにつく。

彼女も、シュナイゼルのやり方に異を唱えるのですね~
…彼女の料理攻撃に撃沈するルルーシュの図も見てみたかったんですが(酷)


・ニーナ・アインシュタイン(CV:千葉紗子)

ブラックリベリオン後、本国に戻りシュナイゼルの元で研究を続けている。
いまだに忘れ得ぬゼロへの恨みを原動力にフレイア弾を完成させたが、その威力に自分が作り出してしまった兵器へ激しい後悔の念をいだく。
その為、フレイアを使い世界を支配しようとしたシュナイゼルから離反し仇敵ゼロに協力する。


…「仇敵ゼロに協力」?!
え?えぇ?!本気でニーナを仲間にって事ですか?!
…全部、ルルーシュはホントに全部話す、って事ですか…
(なら、ロイド達にもルルーシュ=ゼロも話しているんでしょう)
ルルーシュと…どころか、まさかまさかの「ニーナとゼロの共闘」という凄まじいどんでん返しですよ!!(吃驚)
フレイアの責任から逃げずに正面から向き合ってくれるなら…
これは、ニーナにも頑張って欲しいです。


・ナナリー・ヴィ・ブリタニア(CV:名塚佳織)

ルルーシュの妹。
ブラックリベリオン時にV.V.に誘拐され行方不明になっていたはずだったが、87位の皇位継承権を持つ皇族として新総督に任じられ、エリア11に戻ってくる。
その後、行政特区の日本の復活を提案するなど革新的な統治を目指していく。
第二次トウキョウ決戦の際にフレイヤ弾の爆発に巻き込まれ死亡したと思われていたが、シュナイゼルにより救出されており、シュナイゼル派皇帝候補としてルルーシュの前に敵として姿を現した。

…可能性としては、
 ①シュナイゼルに騙されている
 ②ルルーシュとスザクに本気で敵対
 ③シュナイゼルすら利用して何かをしようとしている
 ④ルルーシュとスザクの捨て身な行動を阻止して守ろうとしている
う~ん…③と④は似ているというかアレですが、つまるところ、「本心ではルルーシュとスザクの敵になるつもりではない」って感じで。
あのナナリーなら、シュナイゼルに良い様に利用されて終わり、とはど~しても思えないんですよねぇ。


・ビスマルク・ヴァルトシュタイン(CV:内田聡明)

ナイト・オブ・ワン 帝国最強の騎士。
大型の専用ナイトメア「ギャラハッド」に搭乗し、皇帝より銘を授けられた、身の丈以上の大剣、「エクスカリバー」を振い指揮を執る。
左目には極近未来を読むギアスの力を秘めているが、皇帝をマリアンヌに対する忠誠から自らそれを封じていた。
皇帝を弑逆したルルーシュを倒すべくナイトオブラウンズを率いるもスザクとの死闘の果てに散華する。


合掌…


・モニカ・クルシェフスキー(CV:後藤邑子)

ナイト・オブ・トゥエルブ 
パンツルックではなく、スカートを着用している。
その力は未知数。
皇帝を弑逆したルルーシュを倒すべく他のラウンズと共に出撃するもランスロットアルビオンの前に鎧袖一触され死亡。

…合掌(泣)


・ドロテア・エルンスト(CV:井上喜久子)

ナイトオブラウンズの一人、ナイト オブ フォー。
女性ながらビスマルクと肩を並べるほどの豪傑。
皇帝を弑逆したルルーシュを倒すべく他のラウンズと共に出撃するもランスロットアルビオンの前に鎧袖一触され死亡。

……合掌(哀)


・紅月カレン(CV:小清水亜美)

黒の騎士団のエースパイロット。
ブリタニアの追及を逃れ、ゼロを復活させるべく「飛燕四号作戦」に参加。黒の騎士団救出後は再び団に合流した。
現在は中華連邦における神虎との戦いで敗北し、ブリタニア軍の捕虜となる。
その後、第二次トウキョウ決戦の際に潜入した咲世子により開放され、鹵獲改造された「紅蓮聖天八極式」を手に入れる。
ルルーシュとスザクの前に立ちはだかる。


…立ちはだかっちゃうんですか…(撃沈)
何だかなぁ…ルルーシュにあれだけ近しい立場だったのに、「どれが本当のルルーシュか」という時点で思考が停止しているのが空しいというか…


●STORY

TURN 23 『シュナイゼル の 仮面』

ナナリーは生きていた。
しかも最悪の敵としてルルーシュの前に現れた。
やはり恐るべきは策士シュナイゼル。
苦悩するルルーシュにその時、スザクは!
今こそ世界の覇権をかけ、天才と天才が富士の上空で激突する!!
ゼロレクイエムを成就させる為に。
真の最終決戦開始!コードギアス間もなくクライマックス!

富士の上空…やはり最後の舞台も日本ですか。
とりあえず、咲世子さんの出番と、ルルーシュとニーナの会話が見れると期待します!

2008-09-07 19:09 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
って此処に来てナナリー生存&シュナイゼルサイド化ですか?!(悲鳴)

何処までルルーシュ(とスザク)に酷い展開なんですかホントに!
あと残り3話なのに、これ終わるんでしょうか…?


コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02
(2008/09/26)
福山潤水島大宙

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OPの、ルルーシュの最後のシーンが夜から昼に戻っていました!
昼から夜に変更になったのは、第19話の「裏切り」でしたよねぇ。
この理由は一体何でしょうか?
 ①ナナリーの生死
 ②ルルーシュサイドの人間の存在
 ③ジェレミアの行方(爆)
…やっぱり①でしょうか?
ただ、ナナリーが生きてた万歳!と手放しで喜べないような感じなんですよね…(汗)


●ルルーシュ皇帝

皇帝服が凄かった…
あんなに装飾が沢山だったとは。
スタッフさん、頑張ってください~

いやまぁ、凄いですね、着々とブリタニアを破壊しています。
ブリタニアの歴代皇帝領の破壊、貴族制度の廃止、財閥の解体、ナンバーズの解放…
いつの間にか日本も戻していますし…
皇帝領ってあれですか、天領とされていたギアス関係の遺跡の事ですかね?
だとすると…やっぱりルルーシュはギアスを世界から消そうとしている…?

とりあえず、ブリタニアの破壊とシュナイゼルの企みの阻止、この二つの為には「皇帝になる事」が必要だった…のは間違いなさそうです。
そしてその為に、ルルーシュとスザクは「悪虐の王」と「その騎士」いう仮面を被っているのでしょう。
それ程までに成そうとしている、「ゼロレクイエム」とは、一体…?

アイデンティティについては…う~ん、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアになった、というより、ある意味何も無い、空っぽなんじゃ…とも思えてきました。
名乗って「王」となっていますが、実質的に皇帝になったのは手段であり、「優しい世界にする責務」で動いているような感じがして。
(ついでに、スザクもそんな感じ)
「優しい嘘」で、ランペルージも捨てて(リヴァルを遠ざけた)、ゼロも捨てて(カレンを遠ざけた)。
ヴィ・ブリタニアも実際は失くしていて(ナナリーを喪い、父シャルル、母マリアンヌを消した)。
う~ん…どーにかひっくり返ってくれないかなぁ、コレ。
ジェレミアやスザクやキャメロットの二人が「真実」を知って味方となった事から、その期待が捨てられません。

あと、今回は結構好きな台詞が多かったv

「みんな好きだろ?「民主政治」」 @ルルーシュ

特にこの時の言い方がルルーシュらしくて好きです(笑)


●スザクVSラウンズ4人+その他

えぇと…もぅ純粋なナイトメア戦はランスロット・アルビオンVS紅蓮聖天八極式、でしか見れなさそうです(滝汗)
なんですかあの恐ろしい程の強さは!
というか、いつの間に「第9世代」なんて出来たんですか?
ラウンズの機体は(確か)第7世代相当とか何とか…第8世代はスキップですか…

4人のラウンズとその部下相手に、見事なまでに一方的な。
ドロテアさんなんて一瞬で!
モニカまで、ルキアーノ以下でしたよ(涙)
むしろあのルキアーノの方が恵まれていたなんて…
ジノとは一応戦闘にはなっていましたね…流石スリー。

そしてビスマルク、微妙にギアス対ギアスでした(苦笑)
「未来を読むギアス」ってそれってナナリーのギアs…(爆)
何か、ビスマルクも20話なんてカッコよかったのに、マリアンヌに引っ張られた感までしちゃいました…(残念)
スザクのアルビオン相手に、あれでしたし…
しかも、スザクが「生きろ」ギアスとお友達♪所か、最大限に利用していますし…むしろ親友?
何というか…スザク、ホントはルルーシュと一緒にやれる事自体がめちゃくちゃ嬉しいんじゃないの?とか言いたくなりますよ!まるで水を得た魚みたいですもん。


●ナナリーとシュナイゼル側

ナナリー生存の可能性は…微妙にそんな噂もあったので可能性としてはちょっとは…しかもそうなったら展開的にルルーシュとは対立しちゃうのかな~とかも思っていましたが…それにしたって酷すぎる!!
…ナナリーが前回であそこまで語られたのに、それでこれって…(泣)
とりあえず、フレイアで死亡した筈のナナリーがどうして無事なのか?
しかも咲世子さんまで!
(めっちゃ嬉しかったですけど!ギルフォードや朝比奈やローマイヤは?!)
次回ちゃんと明かして下さい!

今のルルーシュとスザクの「本当の目的」は、ナナリーやユフィが目指した「他人に優しい世界」な筈なのに…
(手段や過程は違うかもだけど、目指す結果は同じ筈)
今のルルーシュ達が、否を唱え、それを阻むためにブリタニアという国の力が必要だった程のシュナイゼルの「企み」が、ナナリーの唱えるものとは到底相容れるとは思えないのに…
ナナリーがシュナイゼルにどんな情報を与えられどんな情報を隠されているのか…あ~もぅシュナイゼルが黒すぎます。

でも、いくらシュナイゼルが言葉巧みに言ったとしても、その情報を鵜呑みにして「ルルーシュとスザクと話す」という事をせずに「お二人の敵です」だなんて…ナナリーにまで残念な気持ちです。
ナナリーなら、どんな事を言われても、それでも相手とちゃんと会話して相手の言葉を聞いてから判断すると思っていたので、今回の様な「一方の情報のみで結論を出す」ような事をして欲しくなかったです…
それとも、あの発言は何か意図があって、だったりするのでしょうか…?
いや、それ位ナナリーがあの状況であぁ言うのは納得行かないんですよね~
小説版でのカノンの台詞からして、きっとシュナイゼルの企みを打ち砕く伏線だと朧は信じています!

ナナリー生存の為、最後にナナリーにジェレミアのギアスキャンセラーで視力が戻って、そこには「優しい世界」が…でラスト、とかでしょうか?
ついでに言うと、ラストでルルーシュは帝位にはついていなさそうですし、シュナイゼルもついて欲しくないですし…そうするとまさか第100代皇帝はナナリー?とか…
(EDのナナリーの絵、今更ながらにそう思えて)

にしても、あんな風に「ナナリーを利用」するなんて…
シュナイゼルは(朧の中で既に底辺なので)兎も角、コーネリアも…ホントに残念です皇女殿下…
以前ルルーシュの「妹を守りたいだけなんです」(でしたっけ?)発言を聞いていながら…決め付けですか。
しかも今回、ブリタニアの宮殿にフレイア…って事は、オデュッセウスやギネヴィアやカリーヌも死んじゃったんじゃ…(汗)
他の兄弟達もブリタニアの国民も、そんな風に巻き込む事に納得しちゃっているんですか…(溜息)
スザクの事も、「所詮裏切りの騎士」だからと納得しちゃっているんですかねぇ?
「スザクがルルーシュ側につく程の理由がある」可能性とか、考えてはいないんでしょうか?
もしそうなら、スザクを騎士に選んだ他ならぬユフィの想いも否定しているんですが…気づいていないんだろうなぁ…


●今回の時点で

ルルーシュサイド
:スザク、C.C.、ジェレミア、ロイド、セシル

シュナイゼルサイド
:ナナリー、カノン、コーネリア、アーニャ、ディートハルト

超合集国サイド
:神楽耶、カレン、星刻、扇、藤堂、天子、以下黒の騎士団他…

不明or一般
:ジノ、ノネット、咲世子、ニーナ(ルルーシュサイド?)、リヴァル、ミレイ


朧的に、ロイドさんがガチでルルーシュサイドだった事に驚喜!!
いつか見てみたいと思っていたルルーシュとロイドの会話が楽しい!
しかもそこにジェレミアまで!素敵過ぎる(笑)
前回のラストや今回のあの会話からすると、空白の1ヶ月の間にジェレミアやロイド&セシルとは接触していたっぽいですね。
人間的にちゃんとまともで話が分かって使える人材だとルルーシュが判断したんでしょうなぁきっと。
だからこそギアスを使わずに色んな情報を与えて彼らはどうするか自身に選ばせたんだろうなぁ、と。
そしてその与えられた情報(というか、シュナイゼルの企み)は、ロイド達すらもルルーシュ達へ協力させる程のものだった、と。

ところで、ロイドさん達はどこまで知っているんでしょうか?
ルルーシュのギアスとか、シュナイゼルの企みの予想とか、彼らの目的とかはしっかりちゃんと知っている上で自分で選んで協力しているのでしょうが、ルルーシュ=ゼロ、は?
ジェレミアがあれだけはっきりゼロの側についていた事実からすると、その辺も説明の必要を感じるのですが…もしや全部知ってその上で…?
だったら凄いし(朧的には)嬉しいんですけど。
というかセシルさん、あの空間で地味に馴染んでいましたが、一般人が皇帝の側近(みたいな立場)にまでってかなり凄い事になっているのでは?


●その他

・C.C.
何気に皇妃扱い?
というかチーズ君は何処に行っても抱えているんですね~
流石に乗馬の時はありませんでしたが(苦笑)
というか拘束服の意味を教えてください!
あのままで乗馬までしているんですよ?!
マリアンヌとの時は、お揃いの乗馬服を着ていたのに。
とは言え、久しぶりに魔王魔女夫妻の会話が見れて良かったです!
あの言葉の応酬が懐かしいですよv

・スザク
どうやら、本気で「話し合い」をした模様。
ルルーシュもユフィの一件について真実を語ったみたいですし。
その上で、情報を得て対シュナイゼルの為に手を組んだ…のかな?
というか新衣装凄かった(笑)
やっぱりスザクは青なんですね。

・ロイド
今回はロイドさんがいっぱいで嬉しかったですv
驚きのルルーシュサイドだし、ギアスに興味津々だし、ジェレミア嫌がっているし、貴族服で乗馬だし、ニーナ捕獲だったし。
や~もぅルルーシュとロイドの会話が見れた事がめちゃくちゃ嬉しかった!
というかニーナ捕獲のシーン。
あれってギアスかけられていたただの一般人でしたよね?
そんなに人手必要だったんですか(苦笑)

・リヴァル
「だって、「友達」なんだよ!ルルーシュは!!」
「ばか!友達だからだ!」

リヴァルカッコイイよリヴァル!
自分は、ルルーシュの、スザクの、生徒会のメンバーの「友達」なんだ、と。
アイデンティティのテーマとしても最高に光っていました!
あ~もぅこの子はなんていい子なんだ…(ホロリ)
…捕獲後、即行でニーナとは引き離されていたでしょうが(爆)

・ニーナ
各国から狙われる…って、
「完成させたからもぅ用無し」って事で使い捨てたんだろうなぁシュナイゼル。
うん、相変わらず黒いです。
とりあえず、他ならぬこの子が身体張ってリヴァルを助けたのを見て、何かニーナ個人はちゃんと救われるんじゃないかと思いました。
3人のシーンとか、一方通行じゃなくてお互いにちゃんと会話して向き合っているっぽかったですし、そういうのは作中是なので。

・ミレイ
うっかりマイク持った状態で独り言言っちゃって慌てたのが可愛かったです。
彼女も含め↑二人も、シャルルギアスかかったままなんですよね…どうなるんでしょう?

・ジノ
ここに来て、「ブリタニア人」「貴族」「ナイトオブラウンズ」等という彼のアイデンティティの崩壊が。
今までの揺ぎ無い彼を支えていた、アイデンティティの喪失。
それによって、ナイトメア戦でも、立ち居地が明確になってアイデンティティがしっかりしたスザクに完敗となった今回。
(相変わらず、アイデンティティの確立度と戦闘や論戦での強弱が連動していますね~)
ある意味空っぽになった彼の今後に注目です。
トリスタンのフロートと顔の部分が破壊されて、OPverに?
だとすると黒の騎士団と接触する筈ですが…?

・カレン
…だから、ルルーシュの沈黙を勝手に解釈するのはダメなんだってば!!
結局、この1ヶ月「動けなかった」事が明暗分けた…かな?
朧はルルーシュ至上主義でルルーシュの傍に居てくれるキャラだと嬉しいんで、カレンは現在スザクより下になっています。
いやね、あれだけルルーシュの事を知っているのに、あの場でルルーシュの本音を聞きだそうとしなかった点が、ね…嘘吐きで不器用で自分勝手なんだから、胸倉掴んででも吐かせなければルルーシュから「大事なものとして遠ざけられちゃう」んだってば…
あぁ…引っ張ってきたキスシーンが離別だなんて…(溜息)
ルルーシュに対して、本気で敵対出来ると思っているんでしょうかねぇ…ナナリーの生存&敵対をカレンが知ったら何を思うんでしょうか?
う~ん、それにしても今までのゼロの功績全部それでチャラに出来ると思って欲しくなかったですよ。

・神楽耶
涙はあれですかね、「信じていたゼロ様に裏切られていた」と思ったからなんですかね…
う~ん…結局黒の騎士団への処罰は無かったんでしょうか。
ちょっとな~立場があるけど、もぅちょっと頑張って欲しかったのは朧の我侭かなぁ…
結局、ルルーシュが自主的に「日本解放」をしたので、「黒の騎士団はゼロを殺そうとした」事実だけが残ったワケで、その辺何も思うところないのでしょうか。
最初からルルーシュの目的が独裁政治なら、もっと簡単に出来た筈、とかは思わないんでしょうか…?
三人官女は、あと残り3話…キツイかなぁ、でもギアスなら!…難しいですかね?(汗)
でも、今のルルーシュ達の本当の目的を知ったら、少なくとも敵対は無いと思うんですが…やっぱりどうしても期待を捨て切れません。

・アーニャ
…シュナイゼル側ですか(撃沈)
ナナリーについているのかなぁ?
アーニャがどれだけの情報を持っているのかも、気になります。



次回、「シュナイゼル の 仮面」

今まで散々暗躍していたシュナイゼル。
その仮面の下には、果たして…?
彼の企みも見えてきそうですし、注目です!

にしても、咲世子さんの生存に大喜びの朧ですv
くの一SP最強人物、のこり3話ですがきっとジョーカー的に(今度こそ(爆))活躍してくれる事と思います!

2008-09-05 23:50 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
■今週のメルマガ

TURN23「君はシュナイゼルが何をしたのか、わかっているのかい?」
TURN24「ルルーシュ、恨んでいないのか、私のことを」
TURN25「敗北をもたらした記念すべき男の名前だ」

…うん。
見事に分かりません!(きっぱり)
「ある男が誰かに敗北をもたらす」って…?
ルルーシュがシュナイゼルに、だったりしたら朧的にはちょっと嬉しいかな~、でもそれ自体が良い事なのかは分からないしな~、むしろルルーシュだったり…?とか、色々可能性がありすぎて兎に角かなり不安な台詞です(滝汗)
もぅギアスはただただ、最後まで見届けたいと思っております。



ギアスR2のドラマCD3なんですが、今日オフが予定外に伸びてしまって、メイトに受け取りに行けませんでした(泣)
すっごくすっごく楽しみにしていたのに!!
なので、ゲット出来るのは…早ければ明日、遅いと月曜日位になりそう(沈)
今月のザ・スニーカーに載っているマリアンヌらの小説も早く読みたいのに…あぁもぅ悔しいです!


2008-09-04 23:55 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
…一度書いたのが全部消えました(爆)

何ででしょう…フツーに記事書いていたら、突然止まってページが戻っちゃったんですよ…何で?!
21話の事とか、結構色々書いていたのに…(撃沈)
そんなわけで、簡単に情報その他書いていきます。


楽天でオンラインショッピングしていたついでにのぞいたら情報が載っていたので、楽天ブックスより以下↓


コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode 4

[Disc1]
『コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode 4』/CD
アーティスト:福山潤(ルルーシュ・ランペルージ)/櫻井孝宏(枢木スザク)/ゆかな(C.C.) ほか
曲目タイトル:

1.キャラクターソング One More Chance
2.ドラマ 「ロイド と セシル の ナイトメアさん いらっしゃい」
3.ドラマ 「ルルーシュ と いけない アルバイト」
4.One More Chance[instrumental]



…え゛?!
何かまた凄いタイトルのドラマがあるんですが…(汗)
キャメロットの二人…一体何が?!
そして、アルバイトの方も…ジノとか絡んできそうな(本編でも「賭けチェスに連れて行って~」とか言っていたし(苦笑))
キャラソンは誰だろう…スザクとか?シャーリー?う~ん…


あ、ドラマCD3は、明日メイトで受け取りに行って来ます!
いや~何だかまた凄い事になっているそうですし、めっちゃ楽しみですねv



ギアスR2第21話、ホントに凄かったですよね…凄いとしか言えないのが悔しいです。
ナナリーとロロとのルルーシュの関係性、シャーリーとマリアンヌの死の対比、ルルロロ兄弟とV.V.シャルル兄弟の対比、etcetc…
あと、一期との対比も継続中ですし!
21話、一期ではユフィが、R2ではルルーシュが「ラストでカメラ越しに衝撃宣言」な所とか…
未だに、部分部分で一期と対比しているんですよね~
…ただ、そうなると次回22話が恐ろしいんですが!(悲鳴)
どうか、どうかルルーシュに少しでも優しくして欲しいんですが…インタビュー読んだ限りでは、その望みはめっちゃ薄いですよ…(撃沈)
とりあえず、シュナイゼルの一人勝ちだけはやめて下さい!!


2008-09-02 18:37 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
コードギアスの公式サイトにも載っていましたが、谷口監督のインタビューがあったので、第1回、第2回のその引用と雑感をば。
…読んでて、「ぅ…納得…(汗)」みたいなのが多くて。
何と言うか…グサグサグサッ!って来た感じです。

因みに朧は21歳…「今の子供達」の少し上、です。
まぁ監督とかの世代と比べたら余程近いでしょうが、それでも4、5歳も違うとかなり印象って変わるんですよね。
朧から見ても、「自分の世代」と「今の子供達」との差って結構感じます。
「万能感」とか、「やれば出来る子」、「努力をせずに、楽な方へ」なんて辺りはもぅ、仰るとおりです…としか言えない(汗)


ギアスの公式サイトに、インタビューページへのリンクがありますので、興味のある方は一度是非。
監督の持論とか、コードギアスという作品への想いとか背景とかが少し垣間見れるインタビューとなっています。
続きを読むには無料会員登録が必要ですが手続きも簡単ですし、朧自身も読む為に登録したクチです(笑)
21話の理解がまた、深まるというか…参考になる感じです。


以下は、超・個人的に徒然と。
監督の引用部分は多少切り貼りしております)


●「やればできる俺」という欲望
谷口悟朗監督「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(1)
2008年8月22日

友達が大事、友だちが欲しいという気持ちは、今も昔も変わらないでしょう。時々、「携帯やゲームが子供たちをダメにしたんだ」みたいな説を見ますけれども、表層上のツールの変化が、人間のメンタリティを根本から覆すとは私には思えない。
でも、ツールって、結局その時代、時代のものであって、じゃあどこまで逆戻らなきゃいけないのといったら、最も自然に近い原始時代まで戻ることになりかねないじゃないですか(笑)。ツールの変化はあくまで表層上のことでしかないと思うんですよ。
それで自分としては、人間の根っこは変わらないというところに行き着いたと。その変わらない部分を探りにしていけば、10代に向けたアニメは作れるはずであろうと。


「子供の在り方は時代を映す鏡」とか言いますが、確かに「自分自身」も「その時代に育てられた」部分が皆大なり小なりあるでしょうなぁ。勿論その時代を作った「大人」に、とも言えますし。
でも、今の子供より昔の方が~とか、昭和は良かったとか、最近は結構言われていますが、だからって昔に戻ってそれでOKなんて問題ではないですし。江戸時代が最も素晴らしいエコとなっていたとか、じゃあ今からなりますか?と言ってなれるものでもないですし(苦笑)
今は「今」ある物を、子供達に正しく与えられれば…なんですよね。
ゲームやケータイが子供に云々、という場合、その原因はゲーム等そのものではなく、それを与えた周りの大人達の「与え方」だと思うんで。
子供はまっさらで善悪の基準が未完成であり、その基準を子供自身が作る為に周囲の大人はきちんとサポートしなければならない筈なんです。それがきちんと「できる大人」ならゲームをしても子供はきちんと育つし、「できない大人」ならゲームをしなくても子供は(嫌な言い方ですが)ダメになる、と。
因みにケータイについては、朧は中3?で持ち始め…同世代では普通位でしょうか。で、高校入学時にはほぼ全員が持っていたと思います。ちょうど朧の世代は高校入学で一気に普及した感じで…ケータイを持っている/持っていないという個人差のある期間があまり無かったですねぇ。
そう思うと、ケータイの有る無しの差があまり表面化しなかったので、その点ではタイミング良かった、のかな?

人間が生理として持つ三大欲求は、今も昔も変わらないですよね。それより大脳のもう少し外側にある欲求。お客さんは、「外に出したい」。もう1つは「取り込みたい」。大ざっぱに分けたらこの2つが大事だと思うんですよ。
「外に出したい」というのは三大欲求の方にもある程度絡みますけれども、笑ったり、涙だったり、泣き声だったり、感情に付随するものですよね。何かを外に出したいんです。
もう1つの欲求は「取り込みたい」。自分にないものを埋めたいというものですね。
人間というのは、対象(きっかけ)さえ与えられれば、それを手がかりにして、脳内でふくらませて、勝手に物語を作り上げて楽しむことができるんです。


↑は二次創作とか、モロにそうですよね。
コードギアスは意図的なのか、「想像の余地」が多分に含まれている作品なので、そういう意味でも面白いですし。
でも、公式が最大手な気も…(笑)

「自分にないものを埋めたい」というのは、「知りたい」ということですね。さらにその先には「考えたい」というか、「考えるきっかけが欲しい」というか、「何であいつはこんなことをやるんだろう」「こいつはこんなことをやったらどうなっちゃうんだろう」、みたいな。人間が興味を持つものは、やっぱり人間に行き着く。いつの時代どんな年齢の人でも。

…凄く納得。
特に、朧としては「取り込みたい」願望というか欲求というかが、こういう「作品」への興味になっていると思います。
ブログで記事として書いているのも、「書く」というか「文字にする」事で、頭の中の考察を整理整頓してより考えを巡らせたいと考えるからで。
そういう意味で「作品」と接したいと思う人にとっては年齢性別問わず、コードギアスという作品は凄く面白いかと。

人間が欲しがるもの、好むものは昔からおんなじで、友達が欲しい、彼氏彼女が欲しい、誰かに勝ちたい、誰かを思い通りに動かしてみたい、というようなことなんですよ。
どんな人間だって万能でありたい。エンタテイメントが提供するものの基本ですね。「スーパーマン」だってそうでしょう。みんな「自分は何でも出来る」「主人公でいたい」と思っているはずなんです。
「コードギアス」は昔からある物語に比べて、万能感がダイレクトに突出していると思います。


アニメ雑誌か何かで読んだ記事にもそんな感じの話がありましたよね。
「自分はこんなものじゃない」「もっと自分はできる事がある」とか、自分の能力は価値は本当はもっと!って思っている、社会の中でくすぶっている物がある、と。
ルルーシュの様に、スザクの様に。

先生に取材したときにうかがった話なんですが、生徒に、将来何になりたいかを聞いて、サッカーの選手になりたいと。「でもお前はサッカー部じゃないだろう、運動は何かやっていたっけ」と聞くと「いや、やっていないですけど」と返ってくる(笑)。
やってなくても、「俺はやったらできる子」という感じなんですね。
今の10代の子は、例えば「サッカー選手になりたい」という空想を、現実世界でも「俺はなれるだろう」と容易にスライドしてしまうケースが多い、というだけで。


…はぁ?と思いたくなるような、ホントの話だそうで(苦笑)
でも、なる為の努力をせずに、本人はなれると思っている…という傾向があるのは朧も聞いた事があります(汗)

アニメ作りの現場で感じる、同じような変化もあるんです。
新人に、制作進行を経た後に、将来アニメのどんな部門に関わりたいかを聞くと、時代が下るに従って、語られる夢がどんどん変わってきているんです。
演出は集団作業の現場のど真ん中にいないといけないので、端から見てもきつそうに見えると。根幹から関わるから面白いと考えるか、きついからパスと考えるかが、時代による差なんですね。
「脚本なら、作品作りに関われるし、文字を書くだけだから演出よりは楽かな?」と考えるところからきているんです。
もちろん全員が全員そんな不純な動機ではないですよ。でも「楽して好きなことができる」と考えて志望する人が増えてきた
実際に現場に入ると、脚本家も脚本家で大変そうだというのが見えてくる。そうすると、アニメの仕事の中で一番楽なのは何だろうと。そのうち、企画書で自分の好きそうなお話とキャラクターを書くだけで、あとは作っておいてねと現場に投げられる「企画」の仕事が楽だと思い始めたんですね。
そこには大きな誤解があるんですけど、企画書に好きなことを書きつらねる行為が、企画の仕事だと捉えられてしまっているんです。
職業選びが、どんどん「楽してできるものが良い」という方向にいってるんですよ。
その発想は、声優志望の人からも感じます。
声だけなら何となく楽にできそうだと。加えて、歌を出したりイベントに出られたりすると。
日本語をしゃべることが声優の条件であれば、自分にもやれそうだという気になっちゃうんですよね。
「夢のようなスゴイものを、努力をしないで獲得できる」という思い込みが今の若い人にはあると思います。


…何と言うか…(苦笑)
「努力」を避けて「楽」な方へ、っていうのも、あぁ確かに…っていう部分があって。
というか、上の世代から見れば朧の年代もその傾向が見られるんでしょうなぁ(汗)


●「世界は自分に優しくない」という解毒剤
谷口悟朗監督「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(2)
2008年8月29日

読者が、「努力によって何かを勝ち取る」という“物語”に夢を見なくなったんじゃないですか。

「DEATH NOTE」なんか、まさにその分類の作品っぽいです。
主人公とかが、地味に仕込むシーンはあまり表現されないとか。
そういう、時代の変化によって表現が変わるっているの、よく聞きます。
最近ではCLAMPさんのインタビューでもあったかなぁ。
そちらでは、「最近の読者は展開の速さを求める」「起承転結の『承』をわざと省く展開が好まれる」とか書いてあったような。
「過程」をとばして、より早く「結果」を求める。
そういう風潮というか…そんな風に「受け取り側」の意識が変わっているのかもしれませんねぇ。

「コードギアス」制作のためにリサーチした限りでは、今の子供たちは、一芸に秀でていることが、イコール上昇とは思えなくなってきているんですよ。
一芸に秀でることができたとして、その後でいいことがあるのかというと、そうでもないようだと。将来プロスポーツ選手になりたいと思ったとする。ところが今は、ネットとかメディアによって、スポーツ選手の「その後」まで伝わってくるわけですよ。そうしたら、ほとんどの選手が、一生スポットライトを浴び続けられるわけではないと。そうした情報が嫌でも入ってくる。
一芸に秀でるといっても、国体だったり、甲子園に出たぐらいではだめかもしれない、じゃあどうするんだということで。
情報が広がり過ぎてしまったが故に、子供たちは将来について不安になることが増えてきたと思うんですよ。


…朧も、そのクチですね。
例えば「年金問題」とか(←おいッ)
いやでも、将来の不安というのは凄く感じますよ?
大企業の突然の倒産とか、今までずっと年功序列で会社の為に働いていたのに大量リストラとか、そういう情報が世の中を巡った事も余計に「一寸先は闇」な社会な印象を受けて。
だからこそ、朧の世代でも「安定した収入を得られる、安定した職に付く」のが第一希望、っていう人が多いんだと思います。
だからこそ、仕事に対して「好き嫌い」とか「やり甲斐」とかが後回しになってしまっているような。

子供が子供時代から守られることが多いですよね、何だかんだ言っても。
守られ続けてきてしまって、社会に対しての具体的な指針も与えられない人間が、いきなり社会に出たら、それは挫折しますよ。だって社会というものが自分に対する「敵」であるということが、いきなり分かってしまうわけじゃないですか。
今は、子供を守ってあげるべき期間が長くなり過ぎてしまったし、その期間を抜けた後に、自分はどうすればいいんだという社会的指針が見えないが故に、社会の隙間に落ち込んでしまう。


過保護と単純に言ってはいけないような、そんな親子関係もあるわけで。
何処かで読んだものですが、「子供の前の石を除く親」って話を聞いた事があって…何と言うか、子供は石に躓き転んで、痛みに泣く事で石の危険性と石に注意する事を学ぶのに、過保護な親が転ぶ前に先んじて石を除いてしまう、と。で、親の手が届いている間は表面上それで良いんですが、親の手が届かなくなった後、初めて子供は「石」に躓くワケで、その危険性も対処法も知らない子供は大きく傷つく、対処出来ずに潰れてしまう事も…みたいな?
モンスターペアレントとかの存在が問題視されて来ているのも、そんな「問題」が大きく、多くなっている事の証かと。

今ならば、「自分自身は現場には出ないで指図する」万能感が喜ばれる
誰かに命じたら、自分の代わりに誰かが全部やってくれるのが良くて、なおかつ命じることに対してリスクがない、マイナス要素が存在しないのが良いと。
この作品は、そういう「現場に出ないで万能」に見える主人公を出しながら、展開的には万能を否定しているんですね。「コードギアス」を作るにあたって、一緒にストーリーを作っている脚本家の大河内一楼さんとの打ち合わせで、まずこの作品の基本定義は「世界は自分には優しくない」というところに置こうと決めました。
つまり、主人公がどれだけ万能感を持って世界を動かそうとしたとしても、世界は思惑通りに動かないというのが基本です。
主人公の意図と世界の齟齬は、嫌でも発生すると思います。世界は俺を中心に回っていると思ったとしても、実際に世界はそうは動かないんですよ。


「間違っていたのは俺じゃない、世界の方だ!!」
っていうR2第1話のルルーシュ台詞、それがはっきり否定されてます。
ルルーシュの想いとか願いとか、そういうのがルルーシュの与り知らぬ場所で違う結果を出している現状がそうなんですね~(泣)
世界はそんなに単純ではない、穏やかではない、それぞれのキャラの意図とは関係なく廻っていくと。
…つまり製作側は「如何にルルーシュに酷い展開にするか」とかばっかり考えている、の…?(滝汗)

「コードギアス」という作品では、物語の構図として意図的に仕込んでいるラインがあるんです。登場人物たちのコミュニケーションの取り方を、あえて「一方的」にするようにしています
本来、コミュニケーションというものは、人と人が真っ正面から向き合うことが必要じゃないですか。
けれども、この作品の登場人物たちに関しては、それがない。「本人は一方的に相手のことをこのように考えている。でも、相手はそんなことを考えてない。向かっているベクトルが全くずれている」という形にしているんですね。
だからキャラクター同士が、共通の認識を持って真っ正面からぶつかり合うことは、まずありません。相手のことを真正面から捉えてぶつかっているように見えても、ちょっとずつ微妙にずれていたりとか。中でもルルーシュは特に我が強い人間なので、一方的に「アイツはこう動くのが良いだろう」と考える。彼にとって、その人の意志は関係ないんです。
主人公に都合がよい世界にしないためです。現実世界が、そういったものであるだろうと。


…成る程。
一方的な想いや、こうあるべきという考え、余計なお世話ともとれる言動、各キャラにそういう描写が多いのはその為なんですね。
一方通行の想いというか…認識が多いですよね(特にルルーシュ…)
「まずありません」とありますが、逆に、共通認識の上での向かい合い…もしそれが今後あるとしたら…?
まだ、朧はルルーシュとスザクを期待していますよ!(必死)

↑の部分、21話前に書いた部分なんですよ…来た!!って吃驚ですよ!
この辺とか↓の話とか、21話を見ると余計に成る程…と思いました。

協調を強いる社会があって、それに個人がぶつかって、社会制裁を受けて、という流れがあったけれども、時代が下るにつれて、こうした社会制裁的な機能はどんどん拡散していったんですね。結果、まともにケンカをしたこともない人が増えてしまった。
社会全体がこうした制裁を、個人にとってマイナスだから廃止しよう、廃止しようと。これは当然の流れなんだけれども、恐らく、廃止し過ぎて大事なものまで失ってしまったというふうにも思うんです。
子供を守るための動きを否定するつもりはありませんし、そういう動きはなければいけないと思っています。ただ、いつまで子供扱いするのか、それが本人のためなのか、という事なんです。


↑の、過保護な親と子供、でも言いましたが。
喧嘩を知らない事で、何がどの位相手を傷つけてしまうのかが解らないまま大きくなる子供が多い事。
これもまた現代の問題ですよね。

「子供をどう導いていくか」を考えるのは、私たちサブカルチャーの仕事ではなくて、本来はメインカルチャーと呼ばれるものがやらなければいけないということですね。
メインカルチャーという大きな柱が存在しているからこそ、それに対してのカウンターカルチャー、もしくはサブカルチャーというのが存在し得るわけじゃないですか。
ところが今、何がメインで、何がサブなのか分からないところに落ち込んじゃったというのが、軸がぼけている原因ではないかと思っているんです。
私はアニメーションというものは、基本はサブカルチャーであると思っているんですよね。
薬じゃないんです、毒なんです、これは。そしてやっぱり毒は毒で必要なんですね、人間には。
薬と毒の両方を知らないと、一方的にこれが正義であるとか、これが正しいということで断罪することになっちゃうじゃないですか、人間は。相対主義が良いとは言いませんが、いろいろな物事の見え方とか側面を知っておいた方が、人生が豊かになるし楽しいでしょうという。


光と闇、正義と悪、白と黒、みたいな?
両方を知っている事でより理解が深まるというか、相対する存在のおかげで存在がよりはっきりとなるというか…そんな感じでしょうかね?
そして、アニメというもの自体は、カルチャーとしては毒というかスパイスというか…「素」があってこその、なんですね~。
だから「現実」をきちんと認識出来ていないまま「虚構」に呑まれてしまうと、「虚構」をそのまま「現実」にもスライドさせてしまう恐れがある、と…成程。



うん、凄く興味深かったです。
監督の描きたいものというか…コードギアスで示したいものがどんなものなのか、どんな意図で作っているのか、そういう部分が少し知る事が出来たかなぁ?という感じ。
続きも楽しみにしております!


2008-09-01 17:21 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
今週の公式サイトの更新です。
だいぶ陣営変更に。

主に、シュナイゼル陣営が「旧皇帝派」に。
他のラウンズ等も皆向こうですね…アーニャもですか(沈)

黒の騎士団の他との関係が何も書かれていないのですが…どうなるんでしょう?


●キャラクター紹介

・ルルーシュ・ランペルージ(CV:福山 潤)

エリア11の私立高校アッシュフォード学園に通う少年。
明晰な頭脳を持ち生徒会の副会長を務めている。
ブラックリベリオン時にスザクに捕らえられ、ブリタニア皇帝により記憶を改変されていたが、C.C.により魔神として復活。
再び「合衆国日本」の設立を高々と宣言した。
その後、中華連邦の攻略、ギアス饗団の殲滅、超合集国の設立宣言など着々とブリタニア包囲網を狭めていたったが、もっとも身近な存在を次々と失い、さらにはシュナイゼルの姦計により黒の騎士団から追放されてしまう。
全てを失い護るべき妹ナナリー無き今、ルルーシュは、全ての元凶であるシャルル皇帝だけでも倒さんと神根島に乗り込み、Cの世界の力により再生していた母マリアンヌ共々見事父を打ち倒し、集合無意識その物を沈黙させた。
そして、ブリタニアの、そして世界の頂点に立つべくルルーシュ・ヴィ・ブリタニア99第皇帝が誕生した。


…「第99代皇帝」ですよね?
ついでに言うと、関係図でルルーシュの部分が「肯定」になっていますスタッフさん!(汗)


・枢木スザク(CV:櫻井孝宏)

ルルーシュの幼馴染であり、最大の敵となってしまった少年。
ブラックリベリオン時にゼロを捕らえた功績により皇帝直属の騎士であるナイトオブセブンに抜擢された。
超人的な戦闘力は、たった一人で戦局を変えてしまうほどである。
紅蓮聖天八極式との戦いで生存の窮地追いやられたスザクは、ついにフレイヤ弾を放ち、トウキョウ租界を崩壊させてしまった。
全てを失い爆心地に立つスザクはある決意を胸に刻み、皇帝とならんシュナイゼルの命を受け、シャルル皇帝暗殺に向かう。
が、最強の騎士ナイトオブワンの前に敗北、すんでの所をルルーシュの乱入により命を救われた形となる。
そして皇帝はCの世界でルルーシュによって打ち果たされ、親友と対峙した時…。
再び表舞台に姿を現した彼は99第皇帝ルルーシュの騎士、ナイトオブゼロとなっていた!


ユーフェミア→シャルル→シュナイゼル→ルルーシュ
こう見るとホントに「裏切り」続きですね(汗)
とは言え、互いに本質まで理解していて、互いの能力を誰よりも知っている二人。
凄い事になった!って感じです。


・C.C.(CV:ゆかな)

ギアスの力を司り、不老不死の能力を持った謎の少女。
その正体は、遠い昔、奴隷に身をやつした普通の女の子だった。
雇い主の下から逃げ出した彼女は、先代のC.C.とも言えるシスターに保護され、「誰からも愛される」というギアス能力を授けられる。
だが、それは不老不死の力を強引に引き継がされるために行った好意であった。
そして、ギアス付与能力と不死の力、すなわち「コード」を持って幾年月もの時間を過ごしたC.C.は、ブリタニア皇帝と戦うルルーシュを救うため、そして「死ぬ」という自らの望みを果たす為に黄昏の神殿に現れる。
しかし、ルルーシュの言葉で翻意、異空間からの脱出のさいに不老不死の能力とC.C.としての記憶を失ってしまう。
その後、アーニャの中に潜んでいたマリアンヌの手引きにより、記憶を取り戻す。
そして神根島で盟友であったシャルルとマリアンヌの最期を見送った今、C.C.は新たな修羅の道を進もうとするルルーシュの傍らに立つ。

…皇妃にはならないんですねぇ(爆)
いやでもちょっと妄想していたのですが、そうはならないっぽいですし…C.C.のドレス姿、ちょっと見たかったです。


・ブリタニア皇帝 [シャルル・ジ・ブリタニア](CV:若本規夫)

超大国ブリタニアに遍く君臨する第98代唯一皇帝。
記憶を改変するギアス能力者であり、ルルーシュからゼロとしての記憶を奪っていた。
謎の少年「V.V.」とは双子の兄弟。
ルルーシュが行ったギアス嚮団殲滅戦の際には、V.V.より「コード」を奪い、不老不死の身体となる。
Cの世界で行われたルルーシュとの戦いで死んだと思われていたが見事に復活、神根島の遺跡で再びアーカーシャの剣を使い集合無意識への全人類の回帰すなわち「嘘の無い世界」を作ろうと画策する。
ブリタニアの世界制覇、C.C.の捕縛も全てはその為だったのだ。
しかし、その前に立ちはだかったのは「愛息」ルルーシュ。
世界を統べる力と不死身の体を持っていた皇帝だったが、集合無意識自体にギアスをかけ、世界その物を無効化したルルーシュの前についに消滅させられてしまった。


……?!
(ごしごし)
…………「愛息」?!
すいませんちょっと吃驚しました…愛息ですかそうですか。
あれが彼の愛情だった訳ですか…(滝汗)


・マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア(CV:百々麻子)

「閃光のマリアンヌ」と謳われたルルーシュとナナリーの母。
8年前、V.V.の策略で死亡したが、C.C.の与えたギアスにより心はアーニャの中に潜んでいたようだ。
その野望を果たさんとするシャルルの下に参じるも、ルルーシュの反逆の前に消滅させられてしまった。

あっと言う間の出番でしたね。
何気に凄い御方でしたが(苦笑)
フツーにシャルルを「あなた」と呼んだ辺りに、あぁこの二人は本当に同志で夫婦だったんだなぁと。


●STORY

TURN 22 『皇帝 ルルーシュ』

世界は変貌を遂げようとしていた。
超合集国とブリタニア帝国。二極化した力の激突は避けられないのか?それとも…。
多くの人間の運命が変転し絡み合い新たな物語を紡ぎ、いよいよクライマックスへと突入する!!

この「後」、世界がどうなっていくのか…ホントに凄い展開です!