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2008-06-09 03:26 | カテゴリ:コードギアス 反逆のルルーシュ R2
 
オレンジ~キタ―――――!!!
@某物真似芸人風(爆)

9話にしてようやく登場ですよ!
全力で!全力で!!全力で!!!
今回も展開早くて気になる点も多かったし言いたい事沢山あるけどでもオレンジに全部持って行かれた!!(爆笑)


…おちついた感想はまた続き書きますので一応叫びだけをば。
お待たせしました、追記完了です。


コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01
(2008/08/22)
福山 潤、水島大宙 他

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今回も凄かったというか…相変わらず登場人物…というか重要人物多いですよねギアスって。
群像劇な感じなのでまぁそうなんですが、R2になってから余計に立場も関係も複雑になって。

今回は、テーマ的に書いた前話とは違って、気になった事をキャラ毎に。


●ルルーシュ

何はともあれ、対ブリタニアの体制を整えるために行動。
騎士団の再編成・KMF等の手配・中華連邦との折衝。
準備も多くて大変そうです。
というか、ロロは残して来たんですね…
どうやって学園の方誤魔化すんでしょう?

そしてカレンとの絡み…ホントに異性への興味が皆無だな!とかやっぱりルルーシュは例え女の子相手でも押し倒されるキャラだよね!とか思います(爆)
カレンが落ちてくる瞬間の髪をかきあげてふと上を向いた表情とか、カレンに押し倒された状態でC.C.の発言にナチュラルに返している天然さとかが愛おしいです!!
あと、C.C.がいきなり声かけてきて「え?」って向く時、カレンの下から抜けるわけでもなく、肩ごと横向いて見るわけでもなく、背中浮かせてそのまま真上見上げるあの動きが可愛かったv
にしても「一緒に学園に帰ろう」は、フツーに告白っぽかったんですけど!
「家に帰ろう」的で(笑)

にしても、前々回7話での「優しい世界」の想像、生徒会メンバー。
今回その関係でカレンに言ったわけですが、そういう意味ではC.C.とは「終わった後」の約束はしていないな…と(汗)
いや、お互いに「契約」をしてはいるんですが、その後の「優しい世界」にC.C.も居るのか?と思うと不安で不安で…

パーティーに乗り込んだのは…まぁそれ位やってのけるだろうなと。
とは言えシュナイゼルにチェスをふっかけるとは思っても見ませんでしたが。
「王が自ら動かなければ、部下はついて来ない」
…やっぱりルルーシュは「まず自分が動く」な信念ですよね。

結婚式…これはまさに悪役としか(汗)
何というかブリタニアなシュナイゼルよりも分かりやすい「悪」な感じ。
…「正義を掲げる、弱者の味方」は何処いった?(滝汗)


●星刻

今回は彼が正統派の主人公と見紛うばかりの活躍!
彼は血統とか帝位とかそういう事ではなく、自分を救ってくれた、真っ直ぐな心根を持つ天子だからこそ忠誠を誓っているんですね。
にしても、天子との星空メモリアルは色んな意味で美しかった…
劇中現在がどろどろしているから余計に(汗)

民を救うため、そう言いながらも最も優先しているのは天子…
そんな自分に矛盾を抱きつつも婚礼を壊すべく動いた彼。
またこの時の戦闘シーンがカッコよくって!
カッコいいよ緑川さ…じゃなくて星刻!!
やはり彼もまた、現状に従うことが出来ずに反旗を翻す、「反逆者」たる者なのですね。

天子の気持ちも聞かずに自分は勝手に…と自嘲する彼に、約束を覚えていると必死に小指を掲げる天子。
互いの想いが通じあっていて、正しく「両想い」な二人。
星刻-天子は、すれ違ったルルーシュ-ナナリーの対比なのかも。


●シュナイゼル

シュナイゼル初のゼロ対面!
嬉しく思ったのは何故なのでしょう…(汗)
でもやっぱり黒いでしょうお兄様!!
小説読んだので余計に、もうこの人は腹黒だと訴えます!
(そういえば今回のメルマガの投票結果が激しく気になります)

だって…今回のゼロとの一連の言動が凄いんですもん。
ゼロの登場に何故とざわめく会場の中、「…これはこれは!」と彼は嬉しそうな、しかもいつもの紳士的で穏やかな表情ではなくて、野心的で酷く楽しげな笑みに見えたんですよ。
ゼロを見て「何故来たのか?」ではなく、「何をするのか?」と考えてそうですし。
チェスでも、わざわざ勝ちを用意してゼロの反応を見ている辺り、やはりルルーシュよりも一枚上手な感じがして。

というかあのチェス!
あれでゼロ=ルルーシュってバレてたりして…
というか、小説でもナナリーが総督となる事でゼロの仮面の下が分かるかも~みたいな発言している辺り、既に候補には入っていそうな予感が…(滝汗)
とすると、予想を確信にする為にやったとか?やっぱり怖い人だ…

にしても何故よりによってニーナをエスコートして来たのか…
激しく問い質したいです。


●神楽耶

朧、彼女の事R2になってどんどん好きになっています。
流石は神楽耶様、スザクへの台詞が上手いです!
彼女はやはり政治家向きですねホントに。
自分がどう立ち回れば良いのか、キチンと理解してブレずに動いている感じで。
…そりゃ矛盾抱えて不安定なスザクが相手できるわけがありません。

にしても、「皇コンツェルン」って、天皇家ってわけではない?
(ツバサに出てきたピップル国の知世・ダイドウジみたいな立ち居地でしょうか?)
財閥の一つ…って意味なのかな?よく分かりません。
キョウト六家の影響力は元々大きかったようでしたが。
そういえば、やはり他の方々は亡くなって…というか、死罪になっていたと。
キョウト六家の生き残りは、既に神楽耶とスザクの二人のみ。
…ここで一つ疑問、ですが小説の内容含むので以下伏せ字。
死罪という事は死刑ってわけですよね?
って事は、桐原他のキョウト重鎮達は全員捕まって反逆罪で死刑が執行された、と。
…黒の騎士団団員(幹部他)の執行は皇帝でストップだったのに、キョウトの彼らの刑執行はOKだったのでしょうか?
団員の件はブラックリベリオンが大ごとだったとしてわざわざブリタニア本国司法機関(…だっけ?)の扱いになっていたのに、そのバックにいたキョウトの彼らをそうしないとは思えないし。
とすると、バックにいた旧日本中枢は消し、尚且つ純粋に戦力である黒の騎士団は残しておいた、と?
……皇帝陛下、貴方の事がまるで理解出来ません。


とは言え、
「言の葉で人を殺せたら宜しいのに。」
には…(苦笑)
従兄弟だとは言えきっぱりしています彼女。
彼女の中では「日本を取り戻す」のが最重要、その為にはゼロが必要だから妻として支えるし、ブリタニアに行ったスザクは敵だと。
…スザクよりもルルーシュよりも彼女が一番覚悟しているのでしょう。

そしてゼロの、スザクをプレゼントしますよ発言に喜ぶ神楽耶。
「スザクを好きにして良いですよ」「ありがとうございます思う存分殺っちゃいますv」と脳内補完された…(滝汗)


●ニーナ

神楽耶とは逆に、朧の中で最底辺にいっている彼女。
何というか…可哀想な子だな、とは思います。
だからと言って同情できるとは思えませんが。
(以下かなりキツく言っています)

作中で否定の、差別主義・ブリタニア主義な彼女。
ですが、今の彼女が否定するのは既にイレブン(ナンバーズ)だけではなくなっていて。
ゼロだけではない、ミレイも、カレンも、スザクも、皆彼女にとっては「敵」にしていると。

彼女の根底にあるのは、おそらく「コンプレックス」なんだと思うんです。
劣っている、弱い、至らない、そんな自分が嫌で。
どっかの本だか設定集だかで見た気がするんですが、ニーナって生徒会メンバーじゃなかったみたいで。
どうやら、化学部のニーナがミレイとの関係で、生徒会室(の部屋の一部)を借りていた、その関係で生徒会のメンバーとも親しくしていたのだ、と。
引っ込み思案で大人しく気弱な性格、おそらくミレイなど生徒会メンバー以外では親しい友人もいなかったんじゃないかと思います。

自分を認めてくれる人は絶対的に信望する。
(ユーフェミア、シュナイゼル、ロイドもこっちかな)
自分を脅かすもの、自分を見下すもの、自分が絶対視する人の敵は形振り構わず排除する。
(ゼロ、ミレイ、カレン、スザクもこっちっぽい)

今は亡きユーフェミアに対しては、今まで「妄信」かと思っていたんですが、今回の話を見ると「狂信」なのでは。
「私の女神様」
ユーフェミアの事をそうニーナは言っていましたが、自分を肯定する部分以外を見ることをせず、自分の都合の良い部分のみを見て、自分の作り上げた偶像を崇めて。
特区構想の事も、虐殺の事も排除して。
ユーフェミアがイレブンへの偏見を嫌っていた事とか、何故特区を提唱したかとか、そう言うユーフェミアの想いとか考えとか一人の人としての部分を全部無視して、自分を認めてくれた綺麗な綺麗な女神様、としか見ていないんですね…
そして、ゼロを、ミレイを、カレンを、スザクを否定する彼女。
ある意味、彼女の「敵」が舞台に集められていた今回。
皆、学園でのあの幸福な時間を尊いものだと思っていて、大事にしていて、なのにその皆を悉く否定するニーナが…

カレンは、学園の生徒を守るために自ら正体を明かしたのに。
スザクは、他ならぬユーフェミアの遺志を継いで特区の為に動いたのに。
そしてブラックリベリオンの時、ミレイも同じように命がけでニーナを止めようと…助けようとしていたのに!

ある程度は理解は出来るんです。
ゼロは分かる、カレンも、スザクもまぁ…騎士なのに守れなかった、って言われたら否定は出来ない。
でも、まさかミレイにまでその矛先が向かうだなんて思ってもみませんでしたよ…(泣)
あれだけ気を配って、守って、愛していたのに、それを全て「見下されていた」「同情」だなんて…
あのミレイの傍若無人さは、彼女の鋭い観察力や大きな包容力、そして細やかな気配りがあったからこその、ボーダーを知っている「傍若無人」だったのに。
ブラックリベリオンのあの時、それこそミレイが現状もリスクも理解してそれでも命がけで飛び込んで来たのは、他ならぬニーナを助けたかったからなのに、それすら「自分の目的を阻む敵」としてしまうなんて…
あの時自爆スイッチをためらわなかったのは、目的の為なら手段は選ばない、他人のことも切り捨てていたから。

ニーナは、ミレイの事もユーフェミアの事も誰の事も、何も「見ていなかった」んですね。
ちゃんと相手と向き合って、ちゃんと相手の言葉に耳を傾けて、ちゃんと相手の行動を見ていれば、とてもそんな風にはとれないのに…
それなのにニーナは、他の皆の「思いやり」とか「愛情」とか「覚悟の上の救い」とか何よりも、ユーフェミアの「無知故の自己犠牲的な救い」が至上となってしまっているんですね……

自分を見下すものは排除する。
自分を否定するものは排除する。
自分を傷つけるものは排除する。
自分の大切なものを奪う「敵」は、何が何でも排除する。

そうやって、それこそ他者を見下し、自分が優位であると必死に示そうとする事自体、あまりにも一方的で、盲目的で、無知じゃないか…そう思います。


●その他

・カレン
なんか…妙にルルーシュの保護者(お姉さん?)チックな眼差しが(笑)
あれはもうお約束ですね。
その体勢のまま…って二人とも天然で可愛い(笑)
にしても何故タバタッチが?そんなに気に入ったの?!(爆笑)

・C.C.
中華連邦でもピザですか(苦笑)
それはもしや誰かの手作りなのでしょうか…流石にデリバリーじゃないと思うんですが。
にしても、ルルーシュとカレンがイイ感じになるとナチュラルに邪魔してますね(笑)

・天子
「星刻ー!星刻ぅー!!」
……なんて可愛い!!
彼女、そういえば歳はいくつなんでしょう?10歳くらいでしょうか?

・騎士団+αの人々
何気に小国家。
着々と軍備を。
斑鳩(?)とか蜃気楼とか、色々固有名詞っぽいものが。
(この時のオレンジ機発言がラストの伏線だったか!)
オペレーター3人娘含めみなさん一通り顔見世の中、見当たらなかった咲世子さんが気になります。

・玉城
相変わらず良く吠えています。
しかし、新入団者の少女でさえ分かっているのに…流石は玉城。
あと、彼の「結納品」発言に答える神楽耶とC.C.の台詞が物凄くツボった(笑)

・ラクシャータ
皆忙しく動いている中、一人屋外の長椅子で横になっている彼女(笑)
にしても彼女の出身であるインド軍区、中華連邦からの独立を願っているそうで。
…彼女も「反逆者」?

・ミレイ
可哀想でしたが、一気に物語での重要度は高まったかと。
ニーナのキーパーソンは彼女でしょう。

・ロイド
相変わらず(笑)
今回のゼロVSシュナイゼルのチェス戦、ものすご~く楽しそうに見ていましたよね。
「意地の張り合い、せめぎ合い♪」
しっかし、カノンともお知り合いだとは。
類は友を呼ぶというか、変人の波長と合うのはやはり変人って事?(笑)
…第2皇子の下には、まともな人材もちゃんといるんでしょうか?

・カノン
伯爵様でしたか。
相変わらずシュナイゼルと一緒、とは言え「公私ともに」って冗談に聞こえませんから!(滝汗)
今回のチェスの後、シュナイゼルと何か話したのか、何を話したのか…気になります。
小説で書いてくれないかな~?

・スザク
地味に人権奪われてた…
ナイトオブセブンなのに、帝国最強の騎士の一人なのに、ゼロの素顔と同等だなんて(苦笑)
にしても勝手にこんな、拙かったんじゃ(汗)
そして神楽耶に押される彼。
ニーナに言われて初めて気づく彼。
今回は良い見せ場無かったですね~

・セシル
それは食べちゃダメだって!(汗)

・ジノ&アーニャ
あ、やっぱり手配画像あったんだカレンの。
学園の「カレンさん」画像じゃ別人だよね(笑)
ここでも記録するあたりある意味凄いアーニャ。
とは言えやっぱり好敵手は気になる模様。
次回の混戦が楽しみですv

・V.V.&オレンジジェレミア
……はぁ?!っていう組み合わせ。
ブリタニア側でしょうが…ものすっごく違和感。
V.V.の発言とかジェレミア生きてた!とか色々突っ込みたい事あるんですが、一先ず。
スタッフありがとう!!
よ~く視聴者を分かってくれてます。
にしてもジェレミア、何故ワイン片手?
ゼロ=ルルーシュって知ってるの?
あのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアって分かっているの?!
そして、今のゼロ=ルルーシュとは確定していない(少なくともスザクはそう報告出来てない)筈なのに、何故ルルーシュと?
…教えて下さい~


追記

・ニーナも記憶改竄を
カレンとのもみ合いの時に出た、ニーナの学園回想シーン。
よく見ると、シャーリーの陰にロロがこっそり。
やっぱりニーナもギアスで操作されていると。
成る程、だからシュナイゼルの「ナナリー」発言にスルーだったんですね。

・神楽耶の正装?
天子様の結婚式の時の服装、一期やパーティー時などのいつもの格好とは違いましたね。
髪飾りも多くて、あれが正装なのでしょうか?



今週のギアスのメールマガジン。
ちょこっとキーワードですが。

TURN10「なぁ、ゼロ、俺の役職ってまだ決まらないのかよ」
はやっぱり玉城ですよね?(笑)で、
TURN11「兄さん、少し調子に乗りすぎではないですか?」
はロロっぽい(汗)

今回新たに判明するのはどんな…?と思いきや、
TURN12「体力がない兄さんに、こんなハードスケジュールを……」
爆笑!
いや…笑っておきながら、これでシリアスだったり全然違う人違う意味だったりしたらある意味むちゃくちゃ凄いとは思うんですが、どーしても…(笑)
すみません!ですがどんな強行軍となるのか、激しく気になります(爆)


あと、投稿されていた感想で気になった方の意見があったので、お借りして。

潜水艦内で神楽耶が「わたしたち、三人官女ですね」と言ったシーン。C.C.と神楽耶が手を握り、さらにそこにカレンを誘って握手しましたが、このシーン、前シリーズのブラックリベリオン時にルルーシュが悪魔(C.C.)と手を握ったので今さら神様(神楽耶)と仲良くできませんよと神楽耶に言ったのにも関わらず、ルルーシュの預かり知らないところでその前提が覆り、神と悪魔が手を握り、さらには人間(カレン)をも巻きこんで手を取り合うと言う、ギアス(超常の力)の謎に迫る上での重大な暗示なのではとハッとしました。

朧も読んで、ハッとしました。
そうですねそうですよ、そうするとあの三人官女シーンはただゼロ支持女性陣のトリオ結成というだけではなく、ゼロ(ルルーシュ)が悪魔だけではなく神と人間との三者からの支持を得たっていう風にも取れるんですよね。
とすると一期では「自分が魔王になればいいだけだ」とC.C.に言ったルルーシュですが、「魔王」ではなく今度こそ「魔神」となるのでは…と!!

↑は妄想色強めな内容ですが、皇帝の「神を殺す」といいニーナの「女神様」といいルルーシュの「ゼロという記号を神に~」といい妙に「神」という単語があちこちで出てくる辺り、R2では「神」がキーとなるのかも。




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2008-06-09 03:25 | カテゴリ:小説・文庫
 
早速のコードギアスR2小説版。
朧は前シリーズの最初の0しか読んでいないのですが、試しに。
意外と情報量は多かったかと。
というか、国家間の説明などはやはり文字だと開示しやすいんだなぁと。
以下、ネタバレありです。

コードギアス 反逆のルルーシュR2  TURN―1― (角川スニーカー文庫 201-11)コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN―1― (角川スニーカー文庫 201-11)
(2008/06/01)
岩佐 まもる大河内 一楼

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…主人公、ナナリー?

やはり本編がルルーシュ視点主なので、その他へスポットライトが当たっていますねぇ。
ナナリーやスザク、アーニャやシュナイゼル等。
…つまる所、ブリタニア側メイン。
アニメでは8話でちょっと台詞があっただけのカノンさんも、かなり重要人物っぽく描写されてたような。

そして、スザクが怖すぎる…!!(震)
何、あの子。
朧的にはルルーシュよりも黒いんですけど…!
あまりの恐ろしさに、ちょっと今更ながらに8話の作戦の危険度がアップしたような…

時期系列としては、R2本編開始前~6話(7話?)まで(+前25話直後)。
つまり、ナナリー総督奪取作戦(の三日後)まで。
とは言え、色々と本編では明かされていない事も結構ありましたねぇ。
以下、思い出せる範囲で気になった点をば。


・ナナリーはあのまま本国に連れて来られて、連絡すら許さず、ルルーシュ含め一部知り合い達の行方なども分からずにいた。
・皇帝命令で、ラウンズのアーニャがナナリーの身辺警護という異例。意外。
・ナナリーはクロヴィスの母のお見舞い。
・ナナリー&アーニャが訪れたアリエス宮は、人が居ないのに綺麗な状態。
・アーニャはアリエス宮に見覚えがあるような感覚………意味深。
・「人肌は涙に効く」と同じでしょうか、泣くナナリーを抱きしめるアーニャ。
・「怖がっている人にはこれが一番効く。誰かに教わった気がする。」@アーニャ
・ナナリーも、「自分もそうだった。」偶然…と言う二人………ホントに??
・ナナリーの様子を聞くスザクに、「貴方にとってナナリー皇女は餌?」「貴方には任せられない」@アーニャ
・ナナリーを好きなアーニャ…やっぱいい子だアーニャ。
・とは言え余計にアーニャのバックが見えない…アーニャは14歳だよね?15歳のナナリーの一つ下の筈。
・若すぎる事といい、あの左腕の赤いラウンズの刺青(ですよね?)といい、何というか…「普通」な感じがしなくて。
・そういう意味では、アーニャの反対はジノ。ハッキリしている感じ。
・「あの男の記憶が戻っているようなら、ナナリーを殺せ」@皇帝
・と言われていながらナナリーの傍に居るスザク…ココまでやっていたなんて!
・もう、ナナリーへの対応といい、6話のアヴァロンでの紅蓮弐式との戦闘といい、スザクがめちゃくちゃ怖かった!!(泣)
・カレンは勿論、ギルフォードらも愕然とするほどの、あまりにも恐ろしい攻撃。
・…この小説読んで、8話の白スザクな思考が信じられなくなりましたよ。こんな怖い思考なスザクが、あーゆー風に「どうして…?」なんて疑問を抱けるとは思えない。
・ナナリーは、スザクがワンになってエリア11も貰う事やユフィの夢を追おうとしている事を分かってて協力して欲しい、と。
・それなのにスザクは……ッ!
・シュナイゼルはやはり策士。そして、やっぱり黒い人でしょう!
・随分早くから、EUと違う専制君主制国同士としてブリタニア―中華連邦の繋がりを太くしようと、婚約話を。
・オデュッセウスと天子…親子の年の差じゃ(汗)
・これに反対している星刻。
・三大国の軍事バランスは(確か)、ブリタニア10―EU7―中華連邦5、だったか。
・エリア11の件で、「どうして黒の騎士団の者達は生きているのか」@シュナイゼル
・「ブラックリベリオンから10ヶ月、皇帝のサインが無く、黒の騎士団の刑の執行が成されなかったのは何故か?」@シュナイゼル
・…やっぱり黒の騎士団のメンバーは皇帝が意図的に生かしておいた、と。
・となると、皇帝はルルーシュがゼロに戻るのを期待していた?
・う~ん…やっぱり皇帝の意図が読めないです。
・カノンはシュナイゼルの側近、女言葉の男性です。常に居るあたり、右腕でしょう。
・「ナナリー皇女が怖い」@カノン。
・ユーフェミアとは違い、象徴に収まっているだけではすまない、シュナイゼルの手綱すら受け付けずに、もっと大きな何かを…と。
・「ユフィの件は、『ありえないこと』だった」@シュナイゼル
・「ゼロがユーフェミアの時と同じになるのかどうか、それで仮面の下にあるものがはっきりするのかも…」@シュナイゼル
・「世界を創造する力、か……」ホント意味深なシュナイゼル…何を思っての台詞でしょうか?
・コーネリアはブラックリベリオンの責任を取って総督を返上、と公式ではそうなっているそうですが…現在は何処に?
・矯正エリア<途上エリア<衛星エリア、と権利が与えられるようになる。
・ナナリーの語った御伽噺。ブリタニアが生まれる前ほどの、皇族の先祖に、本物のような人形を作る人がいた。
・って………C.C.?何気に気になる。
・捕まった玉城は二転三転する証言………相変わらず(苦笑)
・ロロとヴィレッタは、ナナリー皇女がルルーシュの妹、と知っている。
・ミレイ、シャーリー、リヴァルは記憶改竄されている。
・ルルーシュの部屋にお留守番時、ロロが新しい監視者二人を始末…何処に処理したんでしょう?(滝汗)
・というか、ロロとヴィレッタとスザクの会話、物凄く薄ら寒かったんですが(汗)
・何というか…ルルーシュと両思い(実際は片思い)のロロの前に現れた、ルルーシュの元恋人スザク、自分の知らないルルーシュを知っているようなスザクに嫉妬するロロ……みたいな?(爆)
・いやでもこの時の不穏気な空気は本物ではないかと。
・25話直後、その場で茫然自失になったカレンの前に現れたC.C.。
・その場でルルーシュの経歴説明…してたんですね。
・つまりカレンはこの時からルルーシュが皇族だと知っていた、と。
・というかC.C.ガウェイン脱出時に脱いだのなら、あのR2第1話で着ていたパイスーは何処で?


スザクの内面はホントに怖すぎる!
あと、今まで本編ではむしろ徹底的に心理描写が外されていたのではと思えるほどのナナリーの内面が描かれていたのが新鮮。
とは言え、相変わらず読めないシュナイゼル殿下。
絶対白ではないですが、かと言ってどういう立場なのか…
一番面白かったのはカレンとC.C.の会話です!
C.C.に振り回されるカレン…この時からグッと二人が近くなったんですねぇ(笑)
そうそう、ロロはルルーシュに依存してて、ナナリーに嫉妬している、というのは確定のようです(汗)


本編の補完小説として、よりアニメを楽しめるのではないかと。
アニメを見ている方は、是非一度。
…こうなるとやっぱり、一期の小説も読んでみようかなー?



2008-06-09 03:24 | カテゴリ:小説・文庫
 
少年陰陽師、玉依編の第二巻です。
もう23冊ですか…凄~い。

今回は帯に重要告知が。
どうやら、この本と7月末発売のザビ11と8月1日発売予定の新刊の計3冊+800円で全サだそうです!!(祝)
現代パロのドラマCDだそうで、めちゃくちゃ楽しみ!
…ところで、ドラマCDは天狐編第一巻で止まっているんですが、続きはないんでしょうか?
ラジオCDもイイですが、ドラマCDを是非!
昌浩と章子のあのシーンとか、じい様とあの人のシーンとか、比古とか、守護妖達とか!聞きたいです!!


と、今回の新刊感想は以下。
ネタバレなのでご注意をば。


少年陰陽師 玉依編第二巻 愁いの波に揺れ惑え (角川ビーンズ文庫)少年陰陽師 玉依編第二巻 愁いの波に揺れ惑え (角川ビーンズ文庫)
(2008/06/01)
あさぎ 桜結城 光流

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今回の玉依編は、登場人物の心情を徹底的に掘り下げる……と結城先生談。
ですが、元々キャラの心理描写はとても丁寧で深い…と思っているので、一体どれだけ描いてくれるんだろう、と期待しているのです。


で、本編。

…昌浩が徹底的に落とされて追い詰められて空回っています(痛)

いや、前巻からして、今までと比べてもかなり追い詰められるとは思っていたんですが、ココまでとは…
少年主人公のファンタジーとは思えないほど、追い詰められ方が半端じゃないです。

今まで、「彰子は俺が守る!」と言っていた昌浩。
ですが珂神編で昌浩を庇って彰子が剣に貫かれた件で、昌浩も彰子も深く傷ついて。


じい様なら大丈夫。
本当は誰にも譲りたくないのに、自分じゃ彰子を守れない。
自分の傍じゃ彰子が傷つく、と言う昌浩。

出雲で昌浩の心を傷つけてしまった。
貴船で、他ならぬ自分の手が昌浩を傷つけた。
自分は昌浩の傍に居ないほうが、と言う彰子。


昌浩も彰子も、互いが互いに大切で、誰よりも何よりも大切で。
なのに、相手を傷つけてしまう自分を赦せなくて。
自分のせいで相手を傷つけてしまう。
彰子を絶対に守れるように、昌浩の足手まといにならないように。
そう言って、昌浩が、彰子が、自分の至らなさを責めていて。
…いくら何でも痛々しさが半端じゃないです(泣)

じい様も紅蓮も勾陣も、どうしようもなくて、皆がやりきれなくて。
なのに、事態はまるで彼らを追い立てるかのように見えない方へと進んでいて。
一寸先は闇、どころか今現在すら闇の中でがむしゃらに足掻いているようで。
紅蓮じゃないですが、本当に誰でもいいから突破口を開いてくれないだろうかと、それこそ神頼みというか、藁にも縋る思いです。


事件としての進展は比較的少なかった今回ですが、他にもいくつか書いておきたい事が。

何故低位の安倍家の敷地があれほど広いのか。
安倍家に代々受け継がれてきた秘密。
邸の真下が龍脈の合流点だった、とは…
今回の話にも密接に関わっているわけですし、これもおいおい、でしょう。
しかし…成親さんは相変わらず素敵な方です(笑)
幼少期の彼の逸話もまた事欠かない事でしょう(笑)

とっしーこと、陰陽生筆頭藤原敏次殿。
どこまでも真面目優等生ですが、それだけではないからこそ彼の事もまた昌浩は尊敬しているのだと。
今回の彼の態度は頭の下がる思いです。
というか、少年陰陽師のアニメDVD特典小説読んで、とっしーの株が急上昇しました。
成親さんの素晴らしい話術で、嘘では無いが真実とは微妙にズレた昌浩の見鬼の事を知ったとっしー。
いつか、昌浩がその小さな背に負っている多くのものを知ってくれる事を願っています。

今上帝、主上。
公人として在る彼の、私人としての悲痛な叫び。
…苦しいな、と思います。
地位のある人は多かれ少なかれ、経験するのでは。
その結果が彰子の同行、というのはまたやり切れないものですが。

聡明な姫宮、脩子姫。
父・帝の言葉を理解して役目を果たす、と。
いくから、だから、おかあさまのためにせいめいをめして、と言う姫宮を、抱き締める主上。
父に抱かれて、喜ぶ姫宮。
……本当に、苦しいな、と。

絞められまくる嵬(笑)
彰子に絞められ、姫宮に絞められ、何だかある意味一番可哀想な彼(…ですよね?)
雑鬼ーズの反応に撃沈した嵬がありありと思い浮かびます(合掌)
いざ!と安倍邸を出て行きながら、都中を探しても風音の居場所が分からずふらふらになって安倍邸に戻って、やっとこさ愛しき姫の元へ辿り着いたと思ったらそこでも絞められる、と(笑)
まさか姫宮+嵬がみられるとは…
これはもうナチュラル~に共に伊勢行き決定でしょう!

雑鬼ーズ
出雲での昌浩の「変化」に、敏感に反応する彼ら。
脆弱ないきものは、聡い。
以前と同じようなのに……昌浩が怖かった、と。
現在の追い詰められている昌浩の危うさが際立っているかと。
いつもの「潰れ」は、とてもじゃないですがそんな雰囲気ではないですよね。
最初の方に彰子や嵬との楽しい絡みがあったからこそ、余計にこの違いが浮き彫りになって…やっぱり、昌浩と雑鬼ーズのいつもの絡みが無いと、寂しいです。

孫を想い遣るじい様。
最近、自分と照らして昌浩を想い遣る描写が多いですよね。
それだけ昌浩が重いものを背負っているからでしょうが、少しずつでもじい様の苦しみも描かれてきているのは何というか…嬉しいって言うのは違うんですが、もっと知りたいな、と思います。
そういう意味ではやはり、ザビで始まった若かりし頃の晴明の小説とか、ドラマCDの特典小説とか面白いです。
そうそう、地震に居直るあたり、やはり斎は大物ですね(苦笑)
50年前の事件でそんな親友・斎を失った晴明の苦しみはどれほどのものだったのでしょう。

やはり最強な冥官。
いや、若かりしじい様と冥官とのファーストコンタクト話を思うとこの反応もまた(苦笑)
神将たち共通の敵意むき出しの反応に、あの紅蓮と青龍が…と昌浩も呆然(笑)
にしても、言質をとって前章でのアイテムを持ち出して即問答無用と、流石は天上天下唯我独尊。
その場に居る顔ぶれを見て、好都合、といきなりですもん。
紅蓮を外したのはやはり十二神将最強だからでしょうか?
今回の表紙は大人数で迫力あって素敵~でも紅蓮ももっくんもいないな~と思ってたら、まさかその五人(柱?)が「冥官に神気を根こそぎ奪われる」メンバーだったとは…(汗)
あと、
「鬼に堕ちるは容易い 堕ちるなよ、安倍昌浩」
でしたっけ?
重くて、深くて、強い言葉だな、と。
そして何気に、「安倍昌浩」とフルネームで昌浩を呼んでくれたあたり、新鮮で嬉しかった朧。
ついでに言うと、フルネームをきちんと覚えていてわざわざ言葉をかけるあたり、冥官も昌浩の事を買ってくれているんだなぁと。
いや、あの高淤の神も前巻で「もはやがんぜないとは呼べぬか」と言って「安倍の子ども」と呼び名を改めたりしているんで、呼び名が余計に気になって。


次は8月1日、たった2ヶ月で読めますよ!
しかもその前にザビもありますし。
…とは言え、朧は前期試験直前なので読むのは終わってからになるでしょうが(苦笑)
そして、あとがきにありましたので、ここでも一応。

結城先生!!
どうか頑張って10月も刊行して下さい!待ってます!