朧月夜
「俺達はソレスタル・ビーイング。
戦争根絶を目指す者。
世界から見放されようとも、俺達は、世界と対峙し続ける。
武力を行使してでも、世界の抑止力となって生きる。
…だからこそ俺達は、存在し続けなくてはならない。
未来の為に…」
…こう来たか!って感じです。
「機動戦士ガンダム00」。
いやぁホント、凄く良い作品だったと思います。
「武力による戦争の根絶」という、矛盾をはらんだ難しいテーマを掲げて
始まったガンダムダブルオー。
戦争と平和、愛情、憎悪、国と軍、復讐、ガンダムと神、世界の歪み、
変革、痛み、無関心、対話、相互理解、天と地、無自覚の悪意、罪と罰、
人間とイノベイター、アイデンティティの選択、願い、欲望、過去と未来。
↑の様なキーワードを主に、随所で「リアルさ」を感じたガンダム作品。
「武力」だけでは世界の歪みは討てなかったファーストシーズン。
「対話」をもっても世界の人々は解り合えなかったセカンドシーズン。
世界の紛争根絶は遠い。
世界の人々が分かり合うのは難しい。
けれども、人々が未来を求める限り、人々が少しずつ変わっていける限り、
きっと人間は分かり合える、世界も変わっていく事が出来る。
…そんな、ほのかな希望の光が見えた、そんなラストでした。
「ソレスタル・ビーイングは、存在する事に意味がある。」
きっとその信念の元に、刹那達はこれからもCBであり続けるのでしょう。
全ての矛盾をはらみながら。
そして、
劇場版 機動戦士ガンダム00
2010年公開
って劇場版ホントにやるんですか?!
このラストの後…って事ですよねやっぱり。
なら今回「描かれずに終わった」部分は映画で見られる…って事ですかね?
活躍が見られなかった人とか放置された事とか回収されなかった伏線とか
疑問に残った部分とか色々あるんで、その辺が見たいなぁと思います。
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●戦闘
前半、刹那VSリボンズがホントに凄まじかったです!
つかまさかエクシアVSオーガンダムなんてのが見られるとは
思ってもみませんでしたよ。
太陽炉×2のツインドライヴ VS 擬似太陽炉×2のツインドライヴ
から、
太陽炉 VS 太陽炉
へと、正に刹那が自らの過去、神と思った存在との因縁の対決。
「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ。
…未来を切り開くッ!!」
最後まで「対話」を、「相互理解」を切り捨てたリボンズとの、
避けられなかった戦い。
…前話での、ロックオン(ライル)VSサーシェスとの相似ですね。
「駆逐する」からの刹那の変化、それでも、結局「武力による破壊」と
なってしまったという。
純正の太陽炉も一つ失われ、ツインドライヴのトランザムによる
GN粒子空間での対話も出来ず、武力のぶつかり合いとなってしまった。
マリナと同じ様に、対話による相互理解を求めていた刹那にとって、
切ないラスト・バトルだったと。
それでも、人間は、世界は変わる事が出来る、という信念を得られた事こそ、
「刹那・F・セイエイ」というアイデンティティを選んだ彼のこれまでの戦いの
意義となったのかもしれませんねぇ。
アレルヤ&ハレルヤは最終話でようやくの超兵復活!!(喜)
流石ハレルヤ!アリオスの高機動性が遺憾なく発揮されていましたね。
ヒリングは…相手が悪かったとしか…見事にハレルヤの餌食というか(苦笑)
ロックオン(ライル)は、いやもぅこちらも最終話でようやく!
「CBのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトス」としての覚悟を決めて、
真っ赤に染まった右目を開いての1秒トランザムって…ッ!!(じたばた)
そして、ティエリアがヴェーダからリボンズに語りかけるシーン。
あれが正に、リボンズの否定でしたねぇ。
(対話にならなかった会話ですねアレは)
イノベイドは人類を導く者ではない。
人類の変革を促し世界の変革を促す者である、と。
人類を見下してはいけない。
相手を一方的に見下ろしては相互理解は出来ない、と。
そして、それらは皆今までCBでティエリアが人間と触れ合い知り学んだ事で
得た価値観であり、本当の意味での、人類統一に向けての作中是と
なるであろう思想なんでしょうね。
●ラスト・エピソード
ダブル主人公で語られたガンダムダブルオー。
マクロで戦場視線を刹那が、ミクロで民間視線を沙慈が担当だったのは
この為だったんだ…と凄く納得出来ました。
マリナが書いた、ファーストの返事となる刹那への手紙は届かなかった。
マリナの非武力思想と刹那の武力思想は、戦場で交わる事は無かった。
刹那/マリナのマクロサイドは、(個人では解り合えてはいますが)まだダメで。
対照的に、沙慈はルイスを取り戻す事が出来た。
ルイスの細胞異常も止まった様ですし、2人は一緒に生きている。
戦場で戦ってしまった2人ですが、対話によって解り合う事が出来た。
対話をしても、マクロ・世界規模では、未だ人々は解り合えていない。
でも、対話によって、ミクロ・個人同士では、分かり合えた人達が居る。
そんな風に、作品テーマの結論を象徴した主人公達でした。
・マリナ
「自分の中にある幸せを、他者と共有し、その輪を広げていく事が、
本当の平和に繋がると、私は考えています。」
作中解の一つ。
他者を支配するのではなく、他者と共感する事こそが…と、
リボンズと正反対のもの。
そして彼女もまた、「アザディスタン皇女、マリナ・イスマイール」という
アイデンティティを自ら選んだんですね。
「だから、どうか貴方も、貴方の幸せを掴んで下さい。
…刹那。
貴方に幸せが訪れる事を、私は、祈っています。」
とは言え、刹那に手紙は届かず、子供達の歌も聴かせる事が出来なかった
ワケで、その辺りは是非とも劇場版でお願いします!!
・沙慈&ルイス
「ねぇ、沙慈…
世界はこれから、どぅなるのかな?」
「…正直、僕にも分からない。
でも、僕達は、無自覚では居られないと思う。
平和の中に居た僕らは、現実を知り、戦いを知り…その大切さを知った。
考える必要があるんだ…本当に、平和を求めるのなら。
世界について考える事が。」
一人ひとりがきちんと考える事こそが必要だと。
無関心や無自覚な悪意となってはいけない、と、それを知り成長した。
一般人サイドで、よくぞ頑張った沙慈!って感じです。
ルイスは何か入院?しているっぽいですが、検査や経過観察みたいな感じ?
とりあえず、沙慈の汚名はビリー辺りからマネキン大佐にでも話が通って
晴れた…のかな?
「…もし、間違ってしまったら?」
「悲しいすれ違いが起きて、戦いになってしまったら…
きっと、彼らが立ち上がる。
全ての矛盾を抱え込んでも、きっと…」
CBなど、戦う者を全否定していた沙慈の、変化。
対話によるCBの彼らへの理解を強く感じる、彼の言葉ですねぇ。
今後の沙慈は再び技術者となるのか、それとも?
その時が来たら、沙慈はどうなるのか…
ルイス自身も勿論そうですし、沙慈も銃を撃ってしまっているし。
彼らの物語も、劇場版に持ち越しっぽいですねぇ。
・ロックオン(ライル)
(父さん、母さん、エイミー…兄さん。
俺は、カタロンから離れて、ガンダムマイスターとして生きる。
ロックオン・ストラトスとして、この世界と向き合う。
例え世界から疎まれようと、その罰が下されるまで、戦い続ける。
…そっちへ行くのは、もぅ少し先だ。
その時まで、待っててくれよな…アニュー。)
「CBのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトス」として
アイデンティティを選んだライル。
(まさか最終話のエピローグになるとは思ってもみませんでしたが(苦笑))
ロックオンとなった彼の事も劇場版で見たいですね。
・アレルヤ&マリー
(この世界は、矛盾に満ちていて、僕自身も矛盾していて…
でも、それを変えて行かなくちゃいけない。
見つけるんだ…僕達が生きる意味を、その答えを。)
…CBを抜けたんでしょうか?
一体どんな状況なのか良く解らなかったんですが(苦笑)、
自分探しの旅にでも夫婦で(爆)行っているんですかね?
…有事の際には、再び刹那がお迎えにでも行くんでしょうか?(笑)
・ティエリア
(これで、未来は人類に委ねられた。
僕はヴェーダの一部となり、君達を見守る事としよう。
来るべき、対話の時まで。
さようなら、みんな…)
ってやっぱりティエリアはヴェーダの中ですか…(泣)
せめてトレミーⅡに通信とかしてくれたら、とか思ったんですが、
人類から離れて見守る…ってそうですかそうなったんですね。
劇場版では、マイスターはどうなるんですかねぇ?
4人じゃないと悲しいんですが…
・刹那
「――行こう。
俺達にはまだ、やる事がある。」
無事だった――!!(喜)
ホントに良かった…刹那が居る…
実質的に、CBのリーダーっぽい感じになっていますね、刹那。
彼もまた、「CBのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ」という
アンデンティティを選んだんですねぇ。
個人的に気になっているんですが、イノベイターやイノベイドや
その辺の事って刹那は自分の事を知っているんですかね?
…いや、ティエリアからちょこっと位聞いたのかなーとか思ったんで。
それにしても、手紙の事といい歌の約束といい、
劇場版ではマリナとの再会を是非見てみたいんですが。
・マネキン&コーラサワー
「いやぁ…ハハッ!
不死身のコーラサワー改め、幸せのコーラサワーになりましたぁッ!!」
「…やれやれ、全くだ。」
や っ ぱ り !! (笑)
流石はコーラサワー!劇中一の幸せ者じゃないですか?
まぁ彼は最初からマネキン大佐(じゃなくて准将か…おめでとうございます)に
熱烈アタックしまくっていたので、作中是を突っ走っていたんですよねぇ。
対話の先駆者…そりゃ幸せにならなきゃ、ですな。
・アンドレイ
「私は軍人として生きる。
市民を守り、平和を脅かす者と戦う…父と母が目指した、軍人に!」
…末端の方へ志願した…という事でしょうか?
マネキンとも繋がりがあるみたいですし、今度こそ彼は軍人という
アイデンティティを全うして欲しいです。
ついでに、劇場版ではアレルヤ辺りと接触してくれたら面白いんですが
(ただの趣味です)
・ビリー&グラハム
いやぁ…なにやら彼らも元鞘(違)みたいですねぇ。
ビリーは、クジョウとの関係は穏便に解決したみたいですし。
にしてもブシドーじゃなくてグラハム!
彼は丸ごと劇場版へ持ち越しじゃないですか…
まぁ、生きる事を選んだ彼の変化もまた、歓迎したいと思います。
是非ともまた、2人のタッグを期待していますよ!
・他
思ったよりも退場者が少なかった…という感じ。
刹那もマイスターズもトレミー組も沙慈もルイスもマリーもグラハムもビリーも
アンドレイもコーラサワーも…つか殆どの人が死亡フラグ立ててたんですよ?!
実際は、ティエリアがヴェーダに同化、ホーマーさんが自害。
あれだけヤバかったルイスの細胞異常も止まったそうですし、
超兵カップルも生存、ヴァスティ家も無事、ラッセまでも!と、
ミクロ視点では良い事が多かった様に感じます。
(マクロではまだまだこれから、な感じでしたが)
刹那のテーマ的な相手はマリナですが、刹那個人としてのお相手は
フェルトなんでしょうか?
いや、ちょっと前での花の一件からして、フェルト→刹那は脈あり?!って
思ったんで(苦笑)
朧としては刹那個人の幸せもやはり願いたいんで、刹那が幸せになって
くれるならそーゆー事でも良いんじゃないでしょうか…?って感じなんですが。
あと、ブレイクピラーの件からして、もぅ一度全員が自身の想いから
一致団結しての人命救助シーンが来るかと思っていたんですが、
(ハッキリ言って「CB(母艦)が地球へ落下?!を阻止」って感じで)
それがなく、刹那VSリボンズの「CB対決」で終わった辺りが不完全燃焼。
紫ハロも放置…ですよね?
あれもCBの起源というか、その辺も絡んでいたんで何かあるんじゃないかと
思っていたんですが、ティエリアがヴェーダに同化した現在どうなんでしょう?
あの紫ハロって、発見されたのが木星宙域だったみたいですし、
イオリア計画に重要な太陽炉の起源も恐らく木星、
セカンドの物語の最後に映ったのも木星。
…やっぱり木星で何かある筈。
ですからやはり、(戦い前提は悲しいんですが)その辺りを劇場版で!
世界を見続ける事を選んだ彼らの、今後の戦いを見たいです。
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。
素晴らしい作品で楽しませてくれて、本当にありがとうございました!!
劇場版、絶対行きますから!楽しみにしております!!
P.S.
「じゅうを捨て 花をもとうよ 兵隊さん」
この句、どう思いますか?
今日何となくTVを(テレビ東京でしたっけ?)見ていて、その番組内で
小学生の子供達が変柳を詠んでいたんですが、その中の一番の作品。
(正直違ってるかもですが(爆))
ガンダムダブルオーの、マリナと共に居た子供達が思わず浮かびましたよ。
あの子達が世界に言っている様に感じて。
…ホント、子供って侮れませんよね。
率直な言葉で直球ど真ん中で来ますし、周りを良く見ていますから。
他にも、「エコとエゴ 地球にいいのは エコの方」とか、「上手い!」って
思いましたもん。
何というか…印象に残ったんで、書いておこうかなと。
いやぁ…物凄い濃度でしたねやはり。
此処へ来て、一話でかなりのキャラの関係に決着がついた今回。
スメラギとビリー。
マリーとアンドレイ。
アレルヤとマリー。
ライルとサーシェス。
沙慈とルイス。
そしてその殆どが、刹那の覚醒によるGN粒子空間での「対話」がキーという。
残るはリボンズ。
イノベイター(イノベイト?)を超えたイノベイター、リボンズ・アルマーク
純粋種として覚醒したイノベイター、刹那・F・セイエイ
どちらも違う意味で「人間」や「イノベイト」を超えた存在。
この2人が一体どんな風に戦うのか…
ホントに、リボンズが…っていうのが新旧対決な雰囲気ありますよね(苦笑)
そして期待するのは、ブシドーとマリナ。
それぞれのキャラが決着付いた中、未だ先が見えないのがこの2人。
今後の世界がまだ分からないので、何かでこの戦いに関わって来そうな
感じはするのですが。
セカンドシーズンのキャッチは、「その再生を破壊する」。
その最終話のサブタイトルが「再生」とは何とも意味深。
一体どんなラストを描いてくれるのか、楽しみです。
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・スメラギ&ビリー
一体どうなるのかと恐ろしかったのですが…良かった!
作中悪を突き進んでいたビリーですが、決定的な事になる前に
刹那のGN粒子空間での対話となれた事で、BAD END回避(…ですよね?)。
つか、ビリー何気にトレミーのブリッジに居ましたよね?!
ブリッジに入った時、10代の女の子2人な事に面食らっていそうな気が
したんですよね…(←おいッ)
いや、どーでも良い事ですがね。
・マリー&アンドレイ
お~…こちらも何と「対話」成立。
というか、ピーリスではなくマリーになるとは。
(と言うか彼女の様子からすると、人格が統合されている様な感じも?)
そして、セルゲイさんとアンドレイの、父子の悲劇の理由が。
言葉にする事の必要性。
対話をする事の大切さ。
そして、相手を信じるという想い。
…それが必要である、と、作中解が語られていました。
・アレルヤ&マリー
というか、アレルヤ/ハレルヤとマリー/ピーリス、ですかね?
ハレルヤ!出来れば声だけじゃなく見たかった!!
コックピットの反射のアレをして欲しかった…です。
にしてもこの2人、一体どうなるのか…幸せになって欲しいんですが。
・沙慈&ルイス
…感涙。
いやもぅ言葉も無いというか…
MS越しの対話でも、GN粒子空間での対話でも、分かり合えなかった。
生身で向かい合っても、ルイスは「CBの沙慈」として殺そうとした。
でも、殺そうとしたその時、ルイスの目に映ったのは、あの指輪。
沙慈を見下ろすルイスの金の瞳から溢れる涙…ってッ!(泣)
一度ルイスが意識を失ったor死んだ?のが微妙に
判断出来なかったんですが、あれは「復讐者」「破壊者」としてのルイスから
生まれ変わった…って事なんですかね?
その後の、抱き合う2人はようやく…と感慨深かったです。
例えすれ違っても、記録を消しても、記憶は消えない。
互いの想いも、指輪に込められた思い出も消えない。
だからこそ、ルイスは指輪を手放す事が出来なかった…と(感動)
ただ、沙慈がとうとう引き金を引いてしまった事といい、
残り1話でこうなったのといい、心配なんですよね…
ルイスの罪といい、まだ何かありそうな予感…(怖)
・ライル&サーシェス
…どーとれば良いんですかねぇ?
単純に考えれば、
「ロックオンからニールとなり、家族の仇としてサーシェスを撃った」ニールと、
「ライルからロックオンとなり、世界の歪みとしてサーシェスを撃った」ライル、
という対比なのかも…?
「対話」でも「相互理解」出来ない事もある、という事でしょうか?
にしても此処で、ラスト直前で「必要悪を背負う」みたいな感じの
CBのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトス宣言だったんですが…
この後、ライルはどう動くんでしょうねぇ。
・ティエリア&リジェネ
ティエリアが撃たれた瞬間「いやぁあぁぁぁッ!!(悲鳴)」だったんですが、
あれはティエリアがヴェーダのシステムの内部に意識を移した…って事?
ついでにリジェネも一緒…って事?
つか「イノベイド」なんですか…つまり今まで言っていた「イノベイター」は、
本当は純粋種の事で、イノベイド等の偽称って事みたい…多分(え)。
「僕は、イノベイター…いや、イノベイドで良かったと思う。
この能力で、君達を救う事が出来たのだから。」
あぁもぅティエリア…!(泣)
人間と触れ合って人間を学んで自らを人間だとアイデンティティを叫んだ
ティエリアが、それでも「イノベイドで良かった」って…!
でも、肉体は死亡している訳で…ティエリアどうなっちゃうの――?!
・刹那
一人革新に向かい、とうとう「真のイノベイター」として覚醒した刹那。
トランザム、ダブルオーガンダム、ツインドライヴ、それらと共に
「真のイノベイター」が覚醒した時こそ現れる、GN粒子空間。
今回刹那が起こした光は、人々に「対話」を齎した、と。
そういえば、一人一人に対して名前で呼びかけていたのが新鮮でしたねぇ。
スメラギさんとか、ファーストネーム呼び初めてな人もいましたし。
そして、ティエリアを追ってヴェーダの元に行き、ティエリアの言葉を聞いて。
(何気に死んだティエリアの声を聞いた瞬間に驚いた刹那が可愛かった(爆))
そして最後、刹那の前に立ちふさがったのは、リボンズ・アルマーク。
「刹那」の始まり、オーガンダムのパイロットにして、イノベイターのトップ。
イノベイターを超えたイノベイターを、神を自称する者。
自身が憧れ、そして否定した「神」と対峙するという。
…一体どんなものが見られるのか、期待しています。
・その他
ラッセさんが何気に存命(酷ッ)。
ビリーが何故かオートマンと応戦(何故?)
リヴァイヴとヒリングの今後が読めない(イノベイドの扱いは…?)
マリナが未だ傍観中(…ホントどうなるんでしょう?)
グラハムはいつ登場?(期待しているんですよ!)
次回、「再生」
「私達が世界を変えた事への償いを、そのけじめをつけましょう。
イノベーターの支配から世界を解放し、再び世界を変えましょう。
――未来の為に!!」
最終決戦開始の言葉を唱える、スメラギ。
その言葉と共にカットインする、
「過去の罪を贖う」アレルヤ、
「自らのけじめをつける」ライル、
「イノベイターによる支配を解き放つ」ティエリア、
「再び世界を変革する」刹那、
「未来の為に戦う」沙慈。
それぞれのキャラクターに反映されている台詞が重ねられているのも、
象徴的ですねぇ。
マイスターズと沙慈の5人のメイン。
彼らの物語もその他の人々の物語も、そして世界の物語もクライマックスへと
突き進む23話。
あと残り2話、凄い濃度になりそうです。
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イオリアの「外宇宙の地球外生物との遭遇」を視野に入れての、
地球に住む人類の統一が目的、でしたか。
なんつー凄い事考えていたんですかねイオリアのお爺さん…
にしても、リボンズが支配していた母艦「ソレスタル・ビーイング」って
私設武装組織と同じネーミングな辺り、思想的にも立場的にも
「もう一つのCB」…なんですね。
にしてもあの物体…やはり落下による地球危機が起こりそうな予感…
・ライル VS サーシェス
一期のニールとの対比となりそうなカード。
今の所は「敵討ちせず」で同じなんですが、ここでサーシェスに
「家族の仇」として対面、という。
ニールとは異なる選択をして欲しいのですが、相手はあのサーシェス…
ホントに強いなぁ!
・アレルヤ VS トランザム隊
相手は、理想の超兵みたいな使われ方をされている彼ら。
(つかアレ気持ち悪い程ですよ…(汗))
アレルヤはまずはピーリスを守れるか…ですよね。
あとは小熊とピーリスの関係ですか。
・ティエリア VS リヴァイヴ&ヒリング、リボンズ
彼が、対イノベイター…
各々自身のアイデンティティ問題をぶつけてくる様な相手を配されている辺り、
見事に徹底されていますねぇ。
そしてラストで、リボンズに銃を向けるティエリア。
リジェネとの対比…となるのかも。
兎に角、ヴェーダ関係でティエリアの選択が見られる事を期待しております。
・沙慈
物語の「ミクロ」を担当する主人公。
「イノベイターの支配」「敵討ち」「対話の放棄」等、作中悪へと
向かってしまっている「ルイスを取り戻す」というのが、彼の背負うもの。
ここはやはり沙慈に頑張って欲しいですよね!
刹那という協力者も居る事ですし。
・刹那
物語の「マクロ」を担当する主人公。
どんどん純粋種としてその能力(?)が見られます。
個人の救済を担当するのが沙慈なので、世界という規模では刹那が背負う
テーマだと。
そして、更に刹那の力となりそうな人が、マリナ。
未だ明確な活躍の場が無い彼女ですが、歌によるメッセンジャーという
役割の下地が描かれているので、残り2話で何かやってくれる筈。
・他
スメラギさんの関係が主かな。
マネキン大佐はもぅカッコ良すぎる!!
コーラサワーは…「大好きです、カティ。」って何で学生恋愛みたいな
初々しい感じの台詞を言っているの?!
しかもまさか!ここで退場なんて嫌だァ!!
どーか後日談で大佐の後に居て下さい!!
ビリーは…まさかオートマン従えて乗り込んでくるだなんて…
リボンズ側についちゃうし、トランザム隊のMS作っちゃうし、
スメラギさんに銃向けちゃうし…(鬱)
…どーなっちゃうのかなぁ。
あとは…ブシドー改めグラハムの動向とか?
次回、「BEYOND」
いよいよ最終決戦!って感じですねー。
CBメンバーそれぞれの再びの決意、信念。
沙慈やピーリス、カタロンのクラウスやシーリン、マリナや子供達、
クーデター派を率いての…マネキン大佐&コーワサワー!!(喜)
そして、ブシドーの仮面が外された、グラハム・エーカー。
…ラストステージの宇宙へと、キャラクターそれぞれが集まりつつあります。
純粋種イノベイター、刹那・F・セイエイ
VS
人工種イノベイター、リボンズ・アルマーク
そしてその背後にある、イオリア・シュヘンベルクの影。
彼の計画の象徴とも取れる、ヴェーダという舞台に向けて集まる人々。
あと残り3話。
一体どういう物語の終幕を迎える事となるのか。
…とても楽しみであり、少し寂しくもありますねぇ。
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詳しくは後程。
次回、「命の華」
「みんな、行きましょ。
私たちが世界を変えたことへの償いを、そのけじめをつけましょう。」
スメラギさん、ですねぇ。
CBの武力介入、それによって変わった世界により生み出された歪み。
その責任を、贖罪をしなければならない、と。
…お願いだから出来るだけ生き残って欲しいんですが、
でも監督といい物語的にといい……あぁ怖すぎるんですよぅ!!(怖)
次回のサブタイ的にも、退場者が居るでしょうしね…(泣)
ミスター・ブシドーの正体はグラハム・エーカーだったんですね!(棒)
…と、皆さんに習ってお約束をまず(笑)
主に女性陣の立ち居地というか、スタンスが明示された今回。
留美、ネーナ、ルイス、ピーリス、そしてマリナ。(あとライル(沙慈も?)と)
変わった者、変わらない者、変われなかった者。
「憎しみの連鎖」に囚われるか、断ち切るか。
そして、そんな彼女達のうち、それぞれの選んだ道の結果がいくつか。
特に、留美、ネーナで明確にBAD ENDが描かれていました。
(つまり、HAPPY ENDになる為の反面教師…というか)
「憎しみの連鎖」に囚われては、願う未来は得られない。
他者を憎み、傷つけ、殺そうとしたならば、同じものが自らに返ってくると。
残り4話。
ダブルオーの物語が、どんな終着点を迎える事となるのか。
…現時点では具体的なビジョンが見えないのですが(苦笑)、
楽しみにしております。
最近、刹那が一人、革新の道を走り始めている感じが
妙に不安な感じもするんですよ。
願わくば、刹那達がその後の世界を見ていけるラストである事を
祈って…(切実)
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今回は各キャラ、それぞれ毎に。
主に、それぞれのキャラにとっての「憎しみ」がキーワード、ですかね。
●留美
明確に描かれた、BAD ENDその1。
「質問ばかりしていないで、少しは自分で考えなさい!
貴方がそんなだから、私が王家の頭首にさせられたのよッ!!
お兄様に当主としての器が無かったから、私の人生は歪んだ…
だから私は、世界の変革を望んだの!
地位や名誉、資産すら引き換えにしても…
――そぅ、私は人生をやり直し、私だけの未来を手に入れる!!」
望むものを得ようと暗躍し、イノベイターになりたがってもいた彼女は、
「普通の女の子」で居たかった、という、「普通の願い」を抱いていた。
とは言えそれを叶える為に、「自分」ではなく、「自分以外=世界」の「変革」を
求めてしまった、憎しみを向けてしまった、その時点で作中否なんですよね。
「貴方達とは行けないのよ。
求めているものが、違うんだから…」
そんな彼女のスタンスは、最期まで変わる事が無かった。
変わる事が出来なかった。
それが明確に、「変革」の体現者たる「刹那とは違う」というこの台詞、
そしてここで共に行くのではなく、その手を取らなかったという行動で
描かれていましたねぇ。
「ソレスタルビーイングも、イノベイターも、お兄様の命も捧げて、
変革は達成される…!
私はその先にある、素晴らしい未来を――」
他者を犠牲にして自らの願いを叶えようとした留美。
彼女もまた、世界の歪みとして世界にはじかれたのですね。
●ネーナ
BAD ENDその2。
「私、アンタが大ッ嫌い!
さようなら、お嬢様ッ!」
「私は生きる為なら何でもやるの。
私が幸せになる為ならね!
――そうよ、イノベイターに従ってるのもその為。
にぃにぃズの仇だって討っちゃいないんだから。
その時が来たら、盛大に喉元食いちぎってやるからッ!!」
イノベイター達と似た意味で彼女もまた、「悪意ある子供」というか。
他者への思いやりとかそういう感情が欠落していたネーナ。
彼女らトリニティ三兄妹達が一体誰に何故造られたのか…というのは
結局分かりませんでしたが。
(リボンズ?にしては彼女達は人工イノベイターでも無いみたいですし)
(リボンズ≧人工イノベイター>トリニティ三兄妹>超兵>人間、なのかなぁ?)
(脳量子波使い度的に?)
(とすると、純粋種の刹那とか後天的イノベイターのルイスとかは一体…)
(あ~…分からん!!)
彼女もまた留美と同様、刹那達との接点もあったにもかかわらず、
変わる事が出来ず、悪意をぶつけ続ける「歪み」となってしまった。
過去自分の行った事がそのままに、自らに返って来たと。
「憎しみの連鎖」に囚われてしまった、と。
にしても、紫ハロがリボンズの端末になるって…
あれめっちゃ怖かったんですけど!(怖)
…トレミーのハロ達は大丈夫…なんですよね?!
あと、討たれた後、紫ハロが見えたんですが…無事(?)、なんですかね?
木星探査の件といいオレンジハロの「兄サン」発言といい、
紫ハロ、何気に気になっているんですが。
●ルイス
…↑2人と同じ路を辿りつつある彼女。
ひたすらに作中否の方向へと突き進むルイス。
「あれだ…あのガンダムだ!
ママと、パパを殺した……あの時のガンダムぅぅぅッ!!」
怖い…怖いよ…!(ガクブル)
今回女の子達が怖すぎるよぅ!(半泣)
「うふッうふ、うふふふッ…やったよ、ママ、パパ…
仇を討ったよ、ガンダムを倒したよ!
あはッあははは!あははははははッ!
…ママ……?パパ…?何処?
私、やったよ?やったんだから…だから、褒めてよ…
『良くやった』って……言って………ッ
ぅぁああぁあぁぁぁ―――――ッ!!!」
声優さんって凄い、ですよねぇ。
5年前の「明るくてわがままな女の子」だった声。
応えのない事への不安げな、泣きそうな声。
そして現実に対する、絶叫。
…斎藤さんの演技、セカンドに入って凄く光っていますよねぇ。
とは言え、今回ネーナを殺してしまった時点で、
「憎しみの連鎖」にとうとう取り込まれてしまった彼女。
アロウズとして参加し、資金援助も惜しまず、ここまで来てしまった…
もぅ一人の主人公・沙慈の戦う理由である彼女なので、何かしら救いが
あって欲しい…というか、「救えるかどうか」が沙慈の物語なんですが…
精神崩壊しそう(むしろしかけてる…?(滝汗))
…頑張れ!沙慈!!(必死)
●ピーリス
もまた、「憎しみ」が故に「殺意」を抱き、復讐の為に戦っている現在。
とは言え、彼女はその「復讐」という手段が否定されるべき事…
何よりそんな事は、亡きセルゲイ大佐が望んではいないであろう事も
理解していて、それでも…!と、揺れ動いているワケで。
「ソーマ・ピーリス!
そんな戦いを続ければ、いつか君も――」
アレルヤの言葉に振り向く、ピーリスが凛々しくて美しいですねぇ。
「超兵」としてのソーマ・ピーリス。
ですが、脳量子波を用いる超兵((ある意味)≠人間)だった彼女は、
そのピーリスはセルゲイ大佐との関係、対話によって、
「人間」としてのアイデンティティを持つようになった。
彼女は上記3人とは異なり、作中是の方向へと「変わった」キャラの一人。
なら、彼女は憎しみの連鎖から抜け出す事が出来るのでは?
と期待しています。
…幸せになって欲しいですもん!
●マリナ
このダブルオーの物語の中、徹底して「武力による戦い」…更に言えば、
自らが、国が害されても、「他者を害する事」を否定・拒否し続けている彼女。
そんな、「対話」を第一に掲げている彼女の姿勢…それこそが、作中是。
「人々が、平和を求めているんだと思う。
マリナ姫の歌を通して、争いが無くなる事を、共に生きる事を。
我々は、他人(ひと)を否定する事ばかりを考えて、
人と人が分かり合える事を、その道を、見失っていたのかもしれない。」
対話をせず、相手を認めず、他人を憎み、敵を殺す。
そういう事では平和は訪れないと。
確かに、彼女は刹那の思想的な同志であり、この作品のヒロインなんですね。
●ライル
(あぁ、そうさ…イノベイターの野郎をぶっ潰す!
カタロンでもなければ、ソレスタルビーイングでもなく、
俺は、俺自身の意志で奴らを叩く――だがなァッ!)
「大切な人の仇」を目の前にしての、「ロックオン」の反応。
ニールは本音を言葉にし、正面から銃を向け、外して撃った。
ライルは本音を言葉にせず、背後から銃を向け、だが撃てずに銃を下ろした。
2人の違い・対象性が明確に。
「…兄さん……ッ」
家族の仇を撃たんと戦った兄に、思わず、といった感じでこぼれた言葉。
世界の平和より家族の仇討ちを選んだニール。
そんな彼と対比するなら、ライルはどうするのか…ですねぇ。
世界を唱えながらも、最期は仇討ちに走ってしまったニールに対比して、
仇討ちではなく、世界を選ぶライル…ってなって欲しいなぁと思うんですが。
●刹那
「最近の君は何処かおかしいよ…
今までと何か――ッ?!」
ヴェーダとのリンクじゃないんですねぇ、金目って。
って事は、ピーリスやアレルヤの片目(というかハレルヤ目)は
脳量子波使いとなった事での影響なのかも…?
「ダブルオーのパイロットは、革新を始めている。」
「はぁ?何を言って――」
「そうでなければ説明がつかない。」
「「純粋種」だと言いたいワケ?」
新たに出てきた単語、「純粋種」。
イノベイターは「人類の後天的な進化」としての可能性もあるって事ですか。
その第一人者が刹那・F・セイエイだと。
…つまり、現在イノベイターと名乗っている彼らは「人工種」って事?
(ならイノベイター内でも色々種類があるって事ですよね?)
(ついでに言うとやっぱりルイスはどういう位置になるんだ…(怖))
「わかっている…俺は、変わる。
その果てに、何があろうと。」
何だか、一人だけ先に進みすぎていない刹っちゃん…?(心配)
「少年!
ガンダムを失いたくなければ、私の望みに応えて欲しい。」
「…何が望みだ?」
「真剣なる勝負を。
――この私、グラハム・エーカーは、君との果し合いを所望する!!」
「果し合い」って…(苦笑)
「そうだとも…最早、愛を超え、憎しみも超越し、宿命となったッ!!」
「宿命ッ?!」
( 爆 笑 ! ) (じたばた)
愛→憎しみ→宿命、ですか。
一期のリフレインですねぇ、相変わらず刹っちゃんの声が裏返ってます(笑)
とは言え真面目に言うと、この「憎しみ」は作中否なんですが、
それを超越した「宿命」となった、っていうのはどう取れば良いんでしょうねぇ。
あの量子空間で対話モードに入ったっぽいですし、
憎しみを乗り越えた…という方向に向かっていくんなら嬉しいんですが。
…ここはやはりグラハムとして活躍して欲しいです!
「一方的と笑うか?
だが、最初に武力介入を行ったのは、ガンダムだという事を忘れるなッ!」
(この男もまた…俺達に因って歪められた存在……)
「……分かった、果し合いを受けよう。」
「全力を望む!!」
…大人だなぁ、刹っちゃん(笑)
とは言え、この会話を沙慈はどういう風に聞いていたんだろう…
とか思ったり(笑)
いやだって、フツーに「…はぁッ?!」って感じじゃないですか?
戦場で敵同士でMSに乗って戦っている者同士なのに、
「手合わせを申し込む」「分かった」なんて会話、まるでスポーツの
試合みたいじゃないですか(笑)
「ダブルオーライザー!」
「マスラオ改め、スサノオ!」
「目標を…」
「いざ尋常に…」
「――駆逐するッ!!」
「――勝負ッ!!」
カッコイイ――ッ!!(じたばた)
凄い凄い!OP描写ですよね!
「目標を駆逐する」と「いざ尋常に勝負」って…あぁもぅカッコイイよぅ!!
「止めろ、ルイス・ハレヴィ!
そんな復讐が――」
「ルイスッ?!」
「全力だと言った筈ッ!!」
刹那、脳量子波を(無意識にか)使いこなしていますよねぇ。
思いっきりルイスを「感じて」います。
そしてそんな風に他人に気を取られている事を彼が快く思う筈も無く(苦笑)
…ここでルイスを止められなかったのは、痛いですよねぇ。
「此処は、一体…
私は既に、涅槃に居るというのか?」
「違う…
此処は、量子が集中する場所だ。」
「何を世迷言を…」
涅槃…?!
ホント、その微妙にズレた日本知識は一体何処から来たんだグラハム!!(笑)
そして赤と青(緑)の光の二重螺旋…
DNAの塩基配列のモデルみたいな描写ですねぇ。
「進化」の二文字が頭に浮かびます。
「――解かる様な気がする。
イオリア・シュヘンベルグが、ガンダムを…いや、GNドライブを造った訳が。
武力介入はこの為の布石…イオリアの目的は、人類を革新に導く事…
そぅ、俺は……変革しようとしている――」
「革新」…それはきっと、「人類全員イノベイター化」なんてものではなく、
マリナの理想の様な、「対話」による相互理解、平和に向ける想い、
他者へ向ける正の感情、そういう小さな一人一人の考え方や行動の「変革」
なんじゃないかなぁ、と思ったり。
そういう意味ではやはり、このCBによる武力介入を始めとする一連のうねりは
イオリアの「希望」と「絶望」、「理念」と「計画」、CBトレミー組とイノベイターズ、
「純粋種」と「人工種」、刹那・F・セイエイとリボンズ・アルマーク、
って感じですかねぇ。
●リジェネ
(これで計画は加速する…
イオリアでもなくリボンズでもない、この僕の計画が。)
「――遂に、覚醒が。」
…何やら本格的に動き始めてますねぇ。
そして彼にとって、刹那が純粋種として覚醒する事は歓迎すべき事の様子。
やはりリジェネはイノベイターズの中でも変わっている、んですねぇ。
残り4話。
リジェネはどんな風に動いていくんでしょう?
次回、「未来のために」
「俺たちは変わる。
変わらなければ、未来とは向き合えない。」
刹那の台詞…ですよね。
「変革」しないと「未来」と「向き合えない」って、
どこか漠然と不安な感じがするんですが…(心配)
…そろそろ、憎しみの最重要人物であるサーシェスが登場してくれると
いいんですがねぇ。
何せ、
ロックオン(ニール)――刹那、ティエリア、他トレミー組
絹江――沙慈
ヨハン、ミハエル――ネーナ
アザディスタン――マリナ
という、憎しみを向ける相手としては、事欠かないキャラであるサーシェス。
そういう意味では、今回憎しみに駆られて仇討ちをしてしまったルイスを
救おうと戦っている沙慈もまた、「憎しみ」関係者なんですよねぇ。
↑のうち、絹江さんを殺したのはサーシェス…って事は知られていないんで、
何らかの形で知る展開が来て欲しいなぁと思うんですが。
それに対する答えという形で、沙慈の作中是の方向への「変化」が
感じられる…みたいな描写が見たいです。
「ねぇ…私達、解り合えてたよね…?」
「あぁ、もちろんだとも。」
「良かった……」
ライルとアニューの、人間―イノベイターCPのHAPPY END成らず。
言葉を交わして、互いに想い合って、互いを理解し合って。
それでも、悪意ある人物によって歪められ、2人は引き裂かれてしまった。
…それでも最期に量子空間(?)で話せたのは、
2人へのほんの僅かな救いだったのでしょう。
♪ I love you I trust you 光でも闇でも
二人だから信じ合えるの
離さないで
ED曲が、入りが余りにも素晴らしくて。
正にライルとアニューを謳っていました。
あぁぁ、アニュー…(泣)
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「来るべき「対話」の為です。」
…やはり、リボンズの言う「対話」と、刹那やマリナ、沙慈、そして何より
ライルとアニューが行っていた「対話」は全く違うのでしょうね。
とは言え、何をもって来るべき、なのか。
人類のこの先に、一体何が待っているのか。
…あと残り5話、なんですが…?(苦笑)
「貴女の存在を失念していたわ。
レベルCの脳量子波使い。」
レベル?って事は何か基準があるって事ですよね?
なら、イノベイターズとかティエリアとかアレルヤとかルイスとか刹那とかは、
どうなんでしょう?
「そういう訳だ刹那。
…今まで世話になったな。」
「そうか……分かったッ!」
…ッ!!(じたばた)
凄い凄いカッコイイ!!
何この連携!ツーカー!そして刹那が鮮やか!
ピーリスも吃驚ですよ!
ホント、二期になって射撃が上手くなりましたよねぇ(笑)
そういえば、このアニューの所に行く時刹那は、
(ピーリスと同じ様に?)脳量子波で感じ取っていた、でOKですかね?
アニューを探すそぶりも全くなかったですし。
「俺達には、優れた戦術予報士がいる!」
「何……ッ?!何だ、こいつ?!」
あはははは!!(爆笑)
シリアスモード真っ最中なのに、リヴァイヴ一人が何か可愛いんですが!
ナイス赤ハロ!(笑)
そして、問答無用でドッキングって!!(爆笑)
演出はカッコイイのに、実際はリヴァイヴがオーライザー操作不能って(笑)
「何て情けねェ男だ!ライル・ディランディ!!
俺の覚悟はこんなもんか…ッ!」
今回、正に「ライル・ディランディ」だった彼。
「ロックオン・ストラトス」として、或いは「ジーン1」として、
世界の為、未来の為に戦っていた彼。
ですが、愛するアニューとの事で、ライルとなってしまった、と。
「人類初のイノベイターとなって、この世界を導いて欲しい。
良いね?ルイス・ハレヴィ。」
「…わかっているわ、アルマーク。」
ってやっぱりルイスがイノベイターになっているの?!(悲鳴)
そして、後天的にイノベイターになるのにはどういう条件(というか方法)
なのか、ますます気になります。
というか、リボンズをアルマークって呼ぶのがメチャクチャ違和感が(汗)
「強がるな。
もしもの時は俺が引く。
その時は俺を恨めば良い。」
「お前は、彼女と戦う理由がない。
…戦えない理由の方が強い。」
…何処までも自分で背負う刹那。
何というか、ニールの時といい、沙慈の時といい、刹那って自分をあまり
顧みないというか…自分自身の事を軽く扱っているような感じがするんですが。
(何か…何処か某世界一優しい嘘吐きな悪逆皇帝が朧の脳裏に…(泣))
「もう一度お前を、俺の女にする!
嫌とは言わせねェ!!」
「ラ、ライル…」
「欲しいモンは奪う…例えお前が、イノベーターだとしても。」
うわ――!!カッコイイよライル!!
この強引さが魅力的だなぁ、ライル。
「戻って来い、アニュー。」
「ライル…あたし……あたし、は、
『―――愚かな人間だ。』」
ギャアァァァァァ―――――!!!(悲鳴)
リボンズがアニュー乗っ取りって、乗っ取りって!!
メチャクチャ怖すぎるんですが!!(恐)
これは…乗っ取れるのはどの程度(誰)まで、なのか。
イノベイターズは出来そうですねぇ。
(そしてリジェネが抑えられているのはこの為ぽいですな)
…心配なのは、ティエリアですかねやっぱり。
(結局ティエリアって誰によって生み出されたんですかね?)
ルイスも危なそうだし、ピーリスとかアレルヤとか、あと刹那?
人間―イノベイターの間で、誰がどのラインに居るのかが微妙なので、
良く分かんないですねぇ。
「こ…これは……?」
ダブルオーライザーの∞のGN粒子で、でしょうか?
アニューへのリボンズ憑依が解かれていましたよね。
これはやはり、ダブルオーライザー(もしくはトランザムライザー)が
反リボンズで影響出そうですし。
正に、主人公側の「最終兵器」っぽいですねぇ。
次回、「革新の扉」
もぅ一人の主人公、沙慈。
絶望して拒絶して反発して罪を犯して落されて悩んで苦しんで。
そうしていよいよ彼が、「ルイスを取り戻すための戦い」を選んだ今回。
それと共に、沙慈を彼の戦いに導き、沙慈と共に戦う事を選んだ刹那が
自身を「変革」させ始めている…という。
イノベイターという「人類を導く者」と自称している者達とは異なる、
刹那の「変革」が何を齎すのか。
その先にある物とは、一体何なのか。
…イオリアの目的もまた、絡んで来そうです。
「まさか、変革を始めたというのか――刹那・F・セイエイ。」
何やら意味深なリボンズの台詞。
人類は「変わる」事が出来る、という事ですかね。
一期でイオリアが言っていた、「人類は変わらなければならないのだから」の
台詞の背後に、「人類は変革が必須だ」という彼の目的(というか狙い?)が
「CBによる武力介入」が必要だったのか?
…相変わらず分からないですイオリアのお爺ちゃんー!
『どけェッ!』
「脳量子波ッ?!」
「『ルイスを探す』…?」
脳量子波…受信だけでなく、発信もしている事が。
『止めろ―――ッ!!』
「兵器でもなく、破壊者でもなく…
俺と、ガンダムは変わる!」
…!!(泣)
破壊者としての自分、という刹那、その方法のガンダム。
そう言っていた事から、刹那&沙慈の主人公コンビが乗った
ダブルオーライザーが「戦いを止める為」「ルイスを救う為」という、
「創り出す」「守る」事へと向かった、っていうのがもぅ…(泣)
「おかしい…おかしいよ!
君はそんな女の子じゃなかった!
何が君を変えたんだ?!」
「自分で変わったのよ…自分の意志で。」
憎しみに囚われ、沙慈とは反対に変わってしまったルイス。
沙慈の方向性は作中是なんですが、彼が救おうとしているルイスが
こうなっている辺り、どういう結果となるんでしょうねぇ。
…何とか、2人には優しい結果になって欲しいんですが…(不安)
ただ、今回の妙に現実的な(!)仮想空間での、ルイスとの邂逅で
沙慈の願いが叶わなかったのは、
「戻ろう、ルイス。
穏やかだった、あの日常へ。」
という、再びの「過去への後退」を口にしてしまったから。
既にあの幸福だった過去には戻れないのに、それを願ってしまったから。
世界を見ず聞かず、「自分達とは関係ない」という無関心、無自覚な悪意と
なってしまってはいけない、という作中否側のスタンスなので、
説得が邪魔されてしまったのは納得。
と、沙慈の台詞を否定しましたが。
「やめろォォォッ!!
…もぅ、止めてくれ…
何も変わらない…
仇を討っても、誰も生き返ったりしない、悲しみが増えるだけだ…
こんな事してたら、皆どんどんおかしくなって、何処にも、行けなくなる…
前にすら、進めずに……!」
…うん。
この台詞は、沙慈だからこそこれ程までに強い言葉となったんだろうなぁと。
入野さんの演技も光ってましたねぇ。
一般人で戦う力を持たずに、それでも自分の戦いの為に戦場に立つ事を
選んだ沙慈の叫びだからこそ、あのピーリスもその動きを止めたのでしょうし。
仇だ敵だと、誰かを憎み殺しても、願う未来を得る事は出来ない。
とてもとても難しい、けれどこれがきっと、
イオリアの願いに近い答えなのではないかと、そう思います。
…流石、もぅ一人の主人公!!
「…沙慈……」
「戦うよ…
ルイスを取り戻す為に、僕は、僕の戦いをする!」
前回はっきりと言えずに刹那の言葉に答えた形だった沙慈が、
とうとう…「自分の戦いをする」と、言葉に出して決意表明!!
あぁもぅホントに…!!(感涙)
一人座り込んでいた沙慈を見下ろして、でも掛ける言葉が見つからずに、
「沙慈」と名前を呼ぶ事しか出来ずにその身を翻しかけた刹那もまた、
大人になったよなぁ…としみじみしちゃいました。
対人関係の成長が感じられて、何気に嬉しかったり。
19話(一期会わせれば44話)にして、ダブル主人公の2人が完全共闘に!
戦場の中で生き、平和を知らない少年だった、刹那・F・セイエイ。
平和の中で生き、戦場を知らない少年だった、沙慈・クロスロード。
「世界が平和になって欲しい」「大切な人を守りたい」という、
「二大戦う理由」を主人公のそれぞれに背負っている感じ。
生まれも境遇もアクションも正反対と言える程に全く違う二人が、
ここで共に戦う事になるなんて…ホントに、感無量です。
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その他、ちょこちょこと。
「それを持ったら、この子たちの瞳を、真っ直ぐ見れなくなるから…」
う~ん…言う事は分かるしマリナは銃を持っちゃいかんとは思いますけど、
それにしてもこの状況でこの言動、視聴者に否定的に言われるのも…(汗)
というか、せめて走れ!って思ったんですよ。
ちゃっちゃか逃げんかい!って。
…でもまぁ、大切なものを奪われ奪った相手を憎み攻撃する人々ばかりの中、
徹底的に他者への「憎悪」「攻撃」を行わない、っていうのはかなりの
作中是でしょうから、何かマリナに大きなイベントがある筈…多分(苦笑)
「刹那、沙慈…?!」
何気にフェルトも沙慈呼びですか!(嬉)
「粒子放出量が、通常の7倍を示しているです…!」
7という数字に何か意味があったり…するのか?
「そこにいたかッ!アンドレイ少尉ィィィッ!!」
「ピーリス中尉?!
何故生きて……ッ!貴女も、裏切り者かァッ!」
「貴様が言う台詞かァァァァァッ!!!」
ピーリスカッコイイ!!
…ってすみませんすみません!(平伏)
いやでもメチャクチャカッコイイんですが!
朧も「お前が言うな!」って同意ですし。
「だって私は、イノベーターなんだから。」
嫌ァァァァァ!!!アニューゥゥゥ!!(泣)
やっぱりそうなっちゃうんですね…
「君はやんちゃが過ぎる。
今度、勝手な真似をしたら…解ってるね?」
…そんなにイノベイター内で、リボンズの優位性が高いんですかね?
「何でも持ってる癖に、もっともっと欲しがって…
その癖、中身は空っぽ…
私ね…そんなアンタが、ずーっと嫌いだったのッ!
だからさァ……死んじゃえばイイよォッ!!」
流石ネーナ!なんつーイカレっぷりでしょう(滝汗)
やはりネーナは作中否を貫く様子…
そういう意味では彼女は「変わらなかった」キャラクター、なんでしょうねぇ。
「私は…私は世界の…」
「留美ッ!!」
「変革を――」
…ここで退場?!
いやまさか…ここであっさり退場ってかなり勿体無いと思うんですが…?
いやでもメット無しで機体乗っ取られ状態であの爆発なら、
フツーに死亡だとは思うんですが、やっぱりそれじゃ勿体無いですよね?
…微妙。
次回、「アニュー・リターン」
戦闘はアバン後半にほんの少しのみ。
世界情勢、キャラクターの立ち位置・関係性、掘り下げて描写して、
正に「ラストステージ」スタート、「終わり」の始まり、って感じがした18話。
ダブル主人公・刹那と沙慈。
この2人が、十字路(クロスロード)(!)で互いに向き合って。
あの刹那が、「戦いは破壊だけだはない」と言ったり、
自分は人を殺せないと言う沙慈に「解っている」と言ったり。
刹那が沙慈の戦いを認めて、沙慈が自分の戦いをする決意をして。
戦いしか知らない刹那と、戦いを知らない沙慈。
正反対なこの2人が、共に戦う事を選んだ。
…いやもぅ、いよいよ此処まで来たか、と感動しましたよ(感涙)
ガンダム00、素晴らしいです。
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次回、「イノベイターの影」
「この加速粒子!俺らの脳量子波にギンギン来るぜぇ!」
ってハレルヤ復活?!ハレルヤだよね!!
「加速粒子」っていうのは、トレミー組で独自開発したもの…だったりして?
次回は対アロウズですが、トレミー組の目的が目的なのでどうなる事やら…
マリナ達も狙われているし、心配でなりません。
…ホントに、凄い回でした。
リボンズが言った、「愚かな人間」が。
強大な危機から命を守る為に、敵味方越えて協力する事が出来て。
過去のすれ違いの為に、血の繋がった父を子が討って。
アツい想いと、やり切れない想いが、溢れてきて。
「人間」への「希望」と「絶望」が見事に描かれた今回でした。
つか、ホントにセルゲイさん……!!(号泣)
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このアニメ、素晴らしいですねホントに。
徹底的に一貫しての描写が凄いです。
命の尊さを掲げて、立場を超えて一人ひとりが力を合わせる事への「是」。
復讐に呑まれ、相手と向き合う事無く命を奪う事への「否」。
クーデター派・民間人諸共、メメントモリによる軌道エレベーター破壊という
以前からの描写や伏線の積み重ねを踏まえて、大惨劇の舞台で、
この両者を描いた今回の素晴らしさは本当に…!
●未曾有の嵐の前に
・リボンズ&リジェネ
「産業革命以来、機械文明を手にした人類は、
その知恵で争い、滅びに直面して来た。
偉大なる時の指導者達も、数十年で寿命を迎え、
世の中は再び混沌の時代に戻る。」
「それが人類の歴史。」
「人類は過去から何も学ばない。」
「だから、イオリア・シュヘンベルグはイノベイターを創造した。
人ならざる者が、人より寿命を持って人類を滅亡から救う。
そして、来るべき対話に…それが出来るのは、僕達だけさ。」
「君は僕に創り出された事を忘れているようだね。
いわば君にとって、僕は創造主。
人類を導くのはイノベイターではなく、この僕――
リボンズ・アルマークだよ。」
イノベイター内でのリボンズの優位性の理由がコレの様子。
リボンズは自身を「神」、イノベイターを「天使」と位置付けているのですね。
その中でもリジェネは異色ですが。
…ティエリアの対だっていうのが、何か意味があるのかなぁ。
にしても、ティエリアとかリボンズとか、あとリジェネやその他イノベイターの
誕生の時期が凄く気になりますが。
特に、ティエリアとリボンズは「誰が」(こう言いたくないのですが)創ったのか?
人の中で人と共に生きるティエリアと、人よりも優れた種として
イノベイターの集団を従えているリボンズ。
人間への「希望」と「絶望」の象徴とも言えるイノベイター二人。
この両者をわざわざ異なる状態にしているのも、
イオリア・シュヘンベルグの計画なのでしょうかねぇ?
・沙慈
「守る、為の…戦い。」
戦い=人殺し、だけじゃない、っていうのを、
少しずつ受け入れている…のかな?
「こいつを着ていけ。
頼むぞ…命を守れ。」
「…はい!」
おやっさんがイイなぁ。
この2人、師匠と弟子っぽく見える今日この頃(苦笑)
「相手は機械だ…人じゃないんだ…」
やっぱり、こうなっても徹底して沙慈は「人殺し」を忌避しているんですねぇ。
今回、メメントモリ破壊が目的でも、相手はアロウズなんだけど…
分かっててもそう自分に言い聞かせている様な感じがします。
「沙慈・クロスロード!発進します!」
お~!沙慈の発進シークエンス!
何だかカッコイイですよ主人公その2!
(00ではガンダム主人公の定番要素が、
刹那と沙慈の2人に分かれているんですよねぇ。
沙慈は思いっきり「巻き込まれ型主人公」の人(苦笑))
いよいよ、沙慈が自分の意思で戦場に出た、って事ですもん。
感慨深いです。
・セルゲイさん&ハーキュリー大佐
「そんな事で罪を償う事は出来ん!
貴様は軍人だ!軍人なら使命を守れ!
一人でも多くの市民を救い、その上で死ね!!」
「軍人」としての使命を掲げて事を起こしたのなら、
最後まで「軍人」としての責務を果たせ!とのセルゲイさん。
…カッコイイです大佐!!
カッコ良すぎです……(泣)
・刹那
「や、止めろ…
止めろォォォォォッ!!」
刹那&沙慈、主人公コンビの再び。
トランザムライザー。
…ですが、それだけではメメントモリの攻撃を防ぐ事は出来なかったという。
この時の、地球に「落ちていく」ダブルオーライザーの姿が、
一期ラストのエクシアに重なりました。
「届かない」想い。
ここで、トランザムライザー一機だけでは軌道エレベーター崩壊を
防げなかった…っていうのが、「リアル」なダブルオーらしいですし。
まさに「誰か一人による、一部の人々による行動だけでは、
世界の動きを変えられなかった」という…同じですよねぇ。
残り8話。
本当の意味での刹那と沙慈の共闘という、
凄まじいであろうカルタシスが見られる事を、期待しています。
●「是」…立場を越えて、命を守る為に協力する各陣営
凄かった!!
ホントにこういう絵が見られるとは…(感涙)
CB、カタロン、クーデター派、正規軍、そしてアロウズ…
立場も所属も陣営も超えて、未曾有の危機を前に「命を守る」為に
一つに纏まって行く。
このような光景こそ、人間の「希望」であり、
イオリア・シュヘンベルグの「理想」なのではないかと…
・リーサ・クジョウ
「現空域にいる全機体に、有視界通信でデータを送信します。
データにある空域に侵入して来るピラーの破片を破壊して下さい。
その下は、人口密集地域です。
このままでは、何千万という命が消えてしまう…
――だからお願い、皆を助けて!!」
こういう、情報開示しての、「人間」としての呼びかけっていう辺り、
作中是ですよね。
ここでの彼女は「CBの戦術予報士スメラギ・李・ノリエガ」ではなく、
人の命を救いたいと願った「リーサ・クジョウ」で。
あれだけ秘匿義務が大きくて、メンバー内ですら互いを知らなかった
一期を思うと…(感涙)
その、スメラギさんの呼びかけに即座に反応して破壊するマイスターズも
良かったです!
ただ、刹那達と同じように、一部の人間だけでは出来なくて。
ガンダムとは言え、たった3人のマイスターだけでは
全てを守る事は出来ずにいて。
やはり人間は愚かなままなのか、と絶望しかけたその時…
「あれは…マリーッ?!」
「これは、戦いじゃないわ…命を、守る為のッ!」
「あれは…カタロンッ?!」
「ッ…クーデター派の機体か!」
「…何だ?!
…正規軍まで!」
「指揮官が彼女なら…きっと…!」
…凄い。
人間に絶望している人造の神・リボンズによって齎されたこの危機を前に、
この場に居る全ての人間達が、命を守るの為にMSを駆る。
名も無い一兵士達の顔が見えて、その一人ひとりが
自分に出来る精一杯を為そうと、一致団結して必死にピラーの破壊を行う。
誰もが皆、「人」を守る為に、「天」から降り注ぐ危機を
「地」から見上げて防ごうとする。
こんな光景を本当に見られるなんて…(感涙)
立場が違っていても、想いを同じくして共に戦う事だって出来る。
人間にはまだ、こんな「希望」がある…そう強く思えました。
そして、4人揃うマイスターズ。
「トランザムッ!」
「ロックオン、アレルヤッ!」
「トランザムッ!」
「トランザムッ!」
「天」から落ちる巨大なピラーを、ティエリアのセラヴィーを始め、
ガンダムが「地」から撃ち砕く。
そして、ここぞ、というこの時に、「天」の兵器たるメメントモリに届かず
地球を背後に「地」に「落ちた」ダブルオーが、
逆に天から「舞い降りて」来るという…「地」→「天」描写に。
・アニュー&ラッセ
「こんな状況で、全てが一つに纏まって行く…」
「皮肉なもんだな…だが、悪くない!」
ラッセカッコイイです!
にしても、このアニューの様子、「イノベイター」らしくないですが
「人間」にしては未熟な感じもします。
彼女もどうなるのか…まるで人間学習中に思えますし。
・ルイス
「いくら命令とはいえ…!」
今回、ある意味一番ヤバそうだと思ったのがルイスなんです。
…だって、この場の多くの人達(アンドレイ含む)が「命を守る」為に
必死になっているのに、彼女は「命令だから」「仕方なく」なんですよ!(悲鳴)
前回「平和の為」って言っていたのに、それすら彼女の中から
追いやられているんですよ…(怖)
↓でアンドレイ関係は詳しく書きますが、「対話」を拒否して
「憎しみ」や「復讐」に固執している感じ、2人とも良く似ています。
「軍人として」「平和の為」と口にしながら、やっている事は
軍人失格な「個人的な」「仇討ち」な辺りも。
・アンドレイ
「私は、命を見捨てない!
父と違う生き方をするッ!!」
小熊…「命」って「誰」の?
凄く聞きたいですね…
・セルゲイ&マリー
「協力に感謝する!」
「…やはり、スミルノフ大佐!」
「ピーリスか?!
何故、モビルスーツに?!」
「来ます!」
…再会は「命を守る為の戦場」でしたか。
セルゲイさん、こういう状況なのにちゃんと感謝は言えるんですよね…
「軍人」としての彼は、凄く「立派」な人だと思ったんです。
●「否」…対話をせず、相互理解出来ずに父を討つ子
↑の興奮に震えていたその感激から、突然で…呆然としてしまいました。
希望の後に訪れた絶望が、余りにもやり切れなくて。
…それでも、ある意味では訪れるべくして訪れた、そんな風にも思えて。
血の繋がりが、父子というとても近しい関係がありながらも、
「対話」の欠如によって起こってしまった、スミルノフ父子の悲劇。
「最終防衛ラインを死守しなければ、
軌道エレベーターを造る多くの技術者達と、その家族に危険が及ぶ。
彼らを守るのが、軍人たる我々の務めだ。」
「だが、第四小隊にはホリーが!」
「…あれも軍人だ、覚悟は出来ている。」
夫婦共に軍人で。
この時優先されるべきだったのは、MSのパイロットではなく、
民間人である技術者達とその家族の命。
…例えそれが「妻」であろうとも、「軍人」は「市民」を守る義務がある、と。
だからこれは、セルゲイさんは「軍人として」「正しい」んですよね。
前回アンドレイ自身が言っていた、「今はアロウズが必要」との言葉。
同じ様に、「あの時は妻の犠牲が必要」だったんですよね。
他の誰でもない、守るべき市民の「命」を守る為に。
小熊の矛盾が、いつか自身に返ってきそうに思えます。
「――母の遺体は見つからなかった。
それ以降、父とまともに話した事はない。」
一瞬、まさか「誰かに助けられてCB入りしていた」なんて無いよね?!
とか思ったり(汗)
ここはやっぱりお亡くなりになっていますよね…
「アンドレイ?!」
「父さん?!
…まさか、反乱分子に…!
何を…何をしてるんですか、アンタはァ!!」
や…止めて止めて止めて――!!!(悲鳴)
思い切り思い込みだから!決め付けだから!!
つかクーデターの主犯格だと思ったんなら、何で殺そうとするの?!
普通はまず身柄を確保しようとするよね?!軍人なら!!
ハーキュリー大佐の最期は…まぁ、彼も報いというか。
作品のテーマ的には、力による強制(や矯正)は「否」なので、
退場は避けられなかったのでしょう(合掌)
「軍規を守って母さんを殺した癖に、クーデターに加担するなんてッ!」
「待つんだ、アンドレイッ!」
「軍人の、風上にもォ!」
今こそトランザムライザーを!!
全力で話せていない感がもぅ痛々しいを通り過ぎて苦しいです…(泣)
言葉が話せても、対話する意思がなければ「対話」は成り立たない。
「対話」が出来なければ、理解出来る事もない。
相互理解の放棄、なんですよね。
「母さんのッ!」
「アンドレイ…」
「かァたきィィィィィッ!!」
思い込み、言葉を聞かない、責任の押し付け…
アンドレイの「幼さ」を強く感じました。
あの時、父にそれをぶつけて、衝突して…と、「対話」する事が、
そうする事こそが分かり合える手段だった筈なのに。
「アンドレイ…済まなかった…
心を閉ざしたお前に、どう接すれば良いか…
努力を怠っていた……」
「今更、そんな事!」
息子と向き合い、「対話」する事を諦めてしまった父。
分かっていたのに、出来ずにいた、妻との約束を守る事が出来なかった。
…それこそが、彼の抱える傷であり、罪であったと。
ピーリスへのあの父の顔は、きちんと向き合えなかった過去のアンドレイと、
超兵たらんとしたソーマ・ピーリスが重なり、贖罪の想いもあったのでしょう。
「対話」をした事によって、他人でありながら確かな「父娘」の関係を築けた。
「対話」が出来なかった事によって、血の繋がりがあっても「父子」の関係が
歪んでしまった。
父子の間にあった筈の、「愛」が「憎しみ」へと変わってしまった。
…明確な殺意にまで発展してしまう程に。
「は…離れるんだ…」
ぅわぁぁぁぁぁん…セルゲイさん……(泣)
最期の、息子を想っての、父としての言動。
もぅこの辺から、ボロボロ泣いていました。
「ホリー…
……済まない―――」
彼の最期の言葉は、約束を守れなかった妻への謝罪。
息子に対する、自分自身への大きな後悔を抱きながら――
…こう記事書いているだけで、泣けて来てます…(号泣)
セルゲイさんが最期に謝っていましたが、
もし、あの時…父子が向き合えていたら。
もし「対話」が出来ていたら、こんな悲劇は起こらずに済んだかも知れない。
血の繋がった父子の間でさえ、分かり合うのはこんなにも難しい。
分かり合えない事が壁を作り、憎しみ、殺意を生むまでになってしまう。
…そう思うと、「対話」が出来るという事が如何に困難か、痛感させられました。
だからこそ、「対話」を行う事が、一人ひとりが出来る事をする事が、
世界の歪みを無くす事が出来る手段なのではないか――
そういう風に、「人間」を信じたいと、そうであって欲しいと願います。
彼が、今回の父の無実を知る時が来るのか。
それとも…?
小熊ならぬ、仔熊のまま時を経てしまったアンドレイの今後が、
一気に暗雲に包まれたのではないかと思いました。
●その他
・ビリー
「司令は恒久和平実現の為、全ての罪を背負う覚悟でいます。」
とは言え、そう言うビリーはただの私怨で参加なんですが。
司令室で「ようやくお前も」って言ってたホーマーさんが気の毒にすら…
そこまで言っているんなら、クジョウ憎しな自分はどうなの?
つか、ホーマーさんもある意味、「悪の象徴が必要」「なら自分が人柱に」な
考えですかそうですか。(どっかの嘘吐き皇帝みたいだ…(泣))
とは言え、彼がその考えでもアロウズ内はグッドマンみたいな人が
指揮したり…という事実。
ホーマーさん一人の「想い」だけではダメだと。
そのホーマーさんの「想い」がアロウズ内に行き渡っておらず、
それぞれが反政府組織憎し…どころか、復讐の手段にまで
利用されている現状ではダメだと、そういう事なのでしょうねぇ。
・ディヴァイン
って死亡――?!
そんなあっさり……(呆然)
そういえば、「イノベイターは数ヶ月で創れる」なんて聞いたんですが、
マジですか?!
何というトンデモ…(汗)
だとすると、予告で4ヶ月後とか言っていたので、
もしかしたらもしかしたら……!
・マリナ
「歌が、届けばいいのに…」
…刹那とマリナが一緒に居ると良いんだけどなぁ。
とは言え、彼女が一体どういう事になるのか、未だに読めません。
まぁ、一期を思うとラストの怒涛の展開は凄かったので、
何かまた大きな動きが沢山あるでしょうが。
・ソーマ
でしょうか?
目の前で齎された、父と慕った大佐の死。
大佐に対する感情の大きさから、今後、ソーマとしての言動が目立ちそう。
マリーを求めているアレルヤとは、どうなるんでしょうねぇ。
…心配です。
次回、「交錯する想い」
「私が欲しくても手に入れられないものを、なぜそう簡単に捨てられるの…?」
マリナさんかなぁ?
「私」とか「~の?」から言って、女性的な女性だと思うのですが。
4ヶ月ですか。
軌道エレベーターの一基が破壊された訳ですが、
世界は一体どういう状況になっているのでしょうね。
6万の市民もやはり…全員亡くなっていそうだなぁ(合掌)
やはりテロのせいとして、より徹底的に反政府組織殲滅になっていそうな。
それぞれの立ち居地、想い、関係性が今回からどう変化しているのか。
ラストに向けて、物語が加速していきそうです。
今回は、クーデター側、セルゲイさん、ちょっと小熊、
そしてセルゲイさん関係者の過去話が主に。
CB側は…刹那のVSブシドー戦が凄かった、としか…(笑)
にしても今回は「序章」と銘打ってじっくり描写したワケで、
次回の内容がめちゃくちゃ恐ろしいのですが(滝汗)
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●民衆の無関心
が、政治を堕落させ、軍隊の機能を麻痺させる。
と主張するハーキュリーさん。
占拠した軌道エレベーター内の、市民への演説も流石。
「此処に居る、全市民の方々に報告する。
私は、地球連邦軍情報作戦室所属、バング・ハーキュリー大佐。
私は、同志達と共に、このステーションを占拠した。
駐留軍、各生命維持施設、リニアトレイン、
そして、太陽光発電システムも、私達が掌握している。
私達の目的はただ一つ。
連邦政府直轄組織、独立治安維持部隊アロウズの蛮行を世に知らしめ、
その是非を世論に問う為である。
反政府勢力を排除する名目で彼らが、
数百万規模の虐殺を行っている事実を、貴方はご存知か?
中東再編の為、罪も無い多くの人々が殺された事をご存知か?
そう、貴方方は連邦政府の情報統制によって、偽りの平和を与えられ、
知らぬ間に、独裁という社会構造に取り込まれているのだ。
この事実を世に知らしめる間、貴方方の命を預からせてもらう。
憎んで頂いて構わない。
…だが、これだけは断言する!
我々は、連邦市民の利益と安全を守る軍人だ。
故に、誤った政治、間違った軍隊を正す事もまた、
我々軍人の使命なのである!!」
カッコイイなぁ、ハーキュリー大佐。
物凄くカッコイイです。
思わず台詞を全写しです(苦笑)
ただ、その言葉を聞いている、聞くべきな市民達の中、
ケータイを使用している人や時計を気にしている人が描写されているのが
リアルですよねぇ。
まさに、「自分には関係ない」という、他者への「無関心」を感じさせます。
…それこそが、罪であると。
「軌道エレベーターによる、太陽光発電システムは、
人類の未来を切り開く希望だ。
世界で起こっている多くの紛争は、エネルギー問題に端を発している。
エネルギー問題をクリア出来れば、
食料・環境問題へ力を注ぐ事が出来るんだ。」
「だが、軌道を保有する国家軍は、防衛の名の下に軍備を増強している。」
「力をつけた国家軍同士は、やがて極度の緊張状態…
つまり、冷戦構造を生み出すのではなくて?」
「例えそうなったとしても、良識ある市民、優れた政治、
そして、抑止力となる俺達軍隊が正常に機能すれば、道は開ける。
互いの緊張を緩和し、相互理解を深め、協力し合う。
――そして、世界は緩やかに統一されて行くんだ。」
人々の歩み寄りによって緩やかに、
ゆっくりと少しずつ少しずつ、の統一を望んでいた彼は、
「急激な統一」を齎したCBについてどう思っているんでしょうねぇ?
まさしく、CBによる紛争への武力介入は、
彼の理想とは正反対の方法だったと思うのですが。
…つか、若い時のセルゲイさんといいハーキュリーさんといい、
(七三ですが(笑))ホントにカッコイイなぁ!
ホリーさんも美人だし。
「――無関係ではない。
豊かさを享受し、連邦議会の政策を疑問もなく受け入れた市民達が、
政治を堕落させたのだ。
アロウズなどという組織を台頭させたのは、市民の愚かさなのだよ。
彼らには目覚めて貰わねばならん。
…例え、「痛み」を伴っても、な。」
ティエリアが突きつけ、沙慈が突きつけられた、この世界の「現実」。
沙慈が経験したそれらの事を、多くの人々に知らしめる為。
その「無自覚な悪意」を、一般市民に認識させる為。
「変革は痛みを伴う」
人々の意識の変革には、現実を知り痛みを知らなければならないと。
…この辺、そのまま現代の社会に対しての警告ですよねぇ。
特に日本人は「他人事」な人、多いですし。
朧だって人の事言えないのでしょうが、こういう、世界を知らずに居る事、
それ自体が罪だというのは…図星なんですよね。
だからこそ、沙慈というキャラの存在や感情は凄くリアルな訳ですし。
「オートマトンをキルモードで投入したか。
…解ったかセルゲイ!
これが間違った政治と軍の有様だ!!」
「言った筈だ。
政府政府のアロウズの悪行を目の当たりにさせ、市民達を目覚めさせると。
…例え痛みが伴おうとも。
その「痛み」は連邦政府への疑念に繋がり、やがては大きなうねりとなる。
政治も軍隊も、良識ある市民が存在してこそ機能するのだ!
彼らを目覚めさせる為なら、私は喜んで捨石になろう。」
個人が責任を果たさなければならない。
という考え方は作中是ですよねぇ。
その目的の為に、世界を正しい姿にする為に、自ら汚名を着る…
これだけの覚悟を決めたハーキュリー大佐、流石はセルゲイさんの親友です。
●父と子
「そんな簡単な言葉で、片付けないで下さい!
父は、母を見殺しにしたんです…
それは貴方も同じです。
私は父のような生き方はしません!
それを証明する為、軍人になる事を選んだんです!」
といいつつ、そっくりなんだよ小熊…
そして、セルゲイさんだって物凄く平和を願って、その為にずっと
戦ってきているんだよ…
お願いだから、すれ違ったまま死別、とだけはならないで欲しいんですが、
次回が怖すぎる展開という…(滝汗)
にしても、セルゲイさんもハーキュリーさんもホリーさんの死に関係している、
見殺しにしているって…どういう事だったのでしょうか?
ホリーさんが軍人だった、てのも意外でしたが、
もしや「軍人」として…だったりしたのかも?
(大佐…
生半可な決意では、平和は訪れない。
今はアロウズの力が必要だという事が、何故分からないんですか?)
ハーキュリー大佐が「分かっていない」と決め付けた上で、
自分の考えこそが正しいのだと言う、勝手な言い方ですねぇ。
仕方なくアロウズが必要だというのなら、彼の言う「父が母を見殺しにした」のも
そうだったかも知れないのに…という矛盾なんですが、ね。
とは言え、彼がメメントモリの件を知ってどういう反応をするか。
何処までも父にそっくりな彼ですし、ルイスとの接点も含め、
どうなるのか気になりますねぇ。
予告では小熊の少年時代が出ていましたし、過去話の描写、楽しみです。
●過去と未来、不変と変化
ブシドーVS刹那、今回の政治的物語中心の中で、
異様に浮いていたようにも思えましたよ…(苦笑)
とは言え、
「私は純粋に戦いを望む!」
「戦うだけの人生!」
「ガンダムとの戦いを!」
「俺もそうだ!」
「そしてガンダムを超える!
それが私の――」
「だが今は――」
「生きる証だッ!!」
「そうでない自分がいるッ!!」
ガンダムお約束、信念を叫びながらのぶつかり合い。
燃えますねー。
…ただ、刹那が怪我しているので、心配で心配で。
ブシドー!刹那は怪我しているんだからー!って(汗)
「敢えて言うぞ少年!
覚えておくが良い!!」
このシーン、ガンダム3機からの攻撃を交わしつつ決めポーズはバッチリ☆
って…流石ブシドー(爆笑)
相変わらずというか…つか、何気に戦闘中にしっかり吐血してましたよね?!
(血吐きながら戦闘といえば一期で乙女座な人が居ましたねそういえば(棒))
本人は刹那と戦えて物凄く嬉しそうでしたが…
ビリーさん、G軽減は出来ないのですか?
思いっきり寿命縮めていると思うんです…
「分かっている、ロックオン…
ここで俺は変わる…
――俺自身を、変革させる。」
って刹那が笑顔!微笑んで「俺は変わる」って…!
あれだけ自分は破壊者だって、戦う事しか出来ないって、
そう言って何一つ自分も変わっていないって言い続けて来た刹那がとうとう!!
…ニールもきっと草葉の陰で喜んでいるだろうなぁきっと…(感涙)
とりあえず、トレミーと合流出来たので一安心ですねー(ほっ)
●その他
・留美側
「このクーデターが、世界を変える事になるのでしょうか?」
「…さぁ?
終焉の始まりかも知れなくてよ。」
「それを、お嬢様はお望みなのですか?」
やっぱりこの3人、どう動く事となるのか読めないなぁ。
考えが三者三様でバラバラだし。
そういえば今回はリジェネが出てませんでしたが、
彼、何処で何しているんでしょうね?
・キム司令
「正規軍は、いずれアロウズに飲み込まれる…
これも、時代の流れか。」
って保身に走ったか上司さん…
セルゲイさんを売った事で、視聴者からの人気は落ちましたねきっと!
・イノベイター達
「大掛かりな作戦だ。
リボンズに一体何があったのやら。」
「あっははッ!分かっちゃうって!
アタシら同類だもん。」
この、イノベイター同士の言動を見るにつれ、
「(知識として)知る」事と「理解する」事って違うよなぁ、って思います。
人間は不便と言い、自分達は脳量子波が使え、
互いが分かると言う、イノベイター。
ですが、相手の事を「知っている」(と認識している)が故に、
自分達は互いを「分かっていると思っている」が故に、
それ以上相手を知ろうとしない、分かろうとしない、理解しようとしていない。
なので、イノベイターの言う「分かる」≠「理解する」じゃないかと…
繋がっているのに、互いを理解出来ていない。
話は出来るのに、「対話」になっていない。
情報は共有しているのに、感情は共有できていない。
…そんな気がします。
分かる=感じる=心(ハート)ではなく、
分かる=知る=頭(脳量子波)、な描写が上手いですねぇ。
・クラウス
「こんな卑劣なやり方が、恒久和平を齎す訳がない…
だからこそ、我々は連邦を打倒しなければならないのだ!」
…だからさぁ、いい加減マトモに!って思っちゃうんですよねぇ。
反政府組織と言いつつ、現状ではテロ行動で終わってしまっているのが
腑に落ちないんですよねぇ。
「連邦を打倒」と言う前に、「一般市民の民意を得る」行動をとって欲しいんです。
そういう意味で、ハーキュリーさんの「民衆に目覚めてもらう」為のクーデターは
納得なんですよねー。
(物語的に)一体どうなるんでしょうねぇ、カタロン…
・スメラギ
「やはり、もう一基あるというの…?!」
ってメメントモリ?!
…そっか…いや、そういう事ですか…
アレが天にあってそれをまさしく振り下ろすって事だったんですか…
って事は市民達もろとも軌道エレベーターごと…?!(滝汗)
危ない…危なすぎますよセルゲイさん!!(悲鳴)
そういえば、マネキン大佐以下、ビリーやルイスや小熊や、その辺の
地球に降下中の部隊の人達はメメントモリの事、知らないんでしたっけ?
(セルゲイさんは、メメントモリをCBが破壊したであろう事も知っていましたが)
だとすると、目の前に突きつけられる事に…?
う~ん、一体どうなる事やら。
次回、「散りゆく光の中で」
「人類は死を想い…平和の尊さを考えねばならんのだ。」
ハーキュリー大佐、でしょうか?
ホントに、セルゲイさんの無事を祈っております。
お願いだから、マリーの目の前で、とか止めて下さいお願いします…!
刹那とマリナによる、「対話」。
ニール・ロックオンから刹那へ、「お前は変われ」。
そして、物凄い神ED。
ダブルオー、ここまで素晴らしいストーリーだなんて…
もぅ凄すぎです!
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…つか、試験期間なので1話遅れ中です(爆)
(昨日の16話「悲劇への序章」はまた、後日で~)
●刹那とマリナ、「対話」
刹マリ大好きだ――!!
というのは置いといて(爆)
(いやでも、怪我した主人公にかけよるヒロインの図、って美味し過ぎる!)
此処へ来て、「天上人」刹那と「地上人」マリナの二人が、
互いについて「対話」を。
「四年前…貴方がくれた手紙に、こう書いてあったわ。
『人と人が分かり合える道を、その答えを探してる』って…
分かり合う為には、互いを知る事から始めないと。
その時間ぐらい、あっても良いでしょう?」
人と人が分かり合える為に。
…とても単純で、とても難しい事。
いよいよダブルオーでも、作中で「対話」が出てきました!
脳量子波でもなく、GN粒子を介するわけでもなく、
ただただ、同じ場で互いに向かい合い言葉を交わすという方法の「対話」で。
ダブルオーライザーのトランザムでも、沙慈とルイスは分かり合えなかった。
脳量子波を使って互いに繋がっている筈のイノベイター達も、
本当の意味では分かり合えていない。
そんな中、刹那とマリナという、普通の人間が、普通の方法で行った「対話」。
互いを知る為に、互いを分かり合う為に行われた「対話」。
…これは多分、以前にリボンズが言っていた「対話」とは
正反対に位置する「対話」じゃないかと。
イノベイター達は、「脳量子波が使えない人間は不便」と言っていますが、
その不便な方法を使ってこそ、分かる事が、伝わる事がある筈。
と、なって欲しいですが。
つか、子供達!空気読みすぎです!!(笑)
「ラブラブだから――!!v」って!(爆)
「でも、私の血筋のせいで…
アザディスタンの皇女に、選ばれてしまって。」
「確かに…」
「…ッ」
「アンタは一国の皇女より、音楽を奏でる方が、似合って見える。」
「…無理をしていたのかしら。
でも、貴方も同じに見えるわ。
――無理をして、戦っている…」
…確か、どっかで知っていたような(マリナの「選ばれた皇女」設定)
ここで明確に、「アザディスタンの皇女」というアイデンティティは
マリナ自身が望んでいなかったものだと。
マリナの「アザディスタンの皇女」
ソランの「刹那・F・セイエイ」「CBのガンダムマイスター」
それぞれが、他者によって「与えられたアイデンティティ」で。
無理をして、自分をそのアイデンティティに嵌め込んでいたのかも、と。
マリーの件からして、「自分で自分のアイデンティティを選ぶ」というのは
作中是だと思うので、今後、刹那もマリナも自身で何を選ぶのか。
自分は破壊者でしかないと言った刹那が、どうなっていくのか。
「変わらなかった」ニールとは対比して、「変わる」事になるのか。
…注目していきたいと思います。
にしても、怪我を押して「仲間を助けに行く」刹那と、
刹那を支え、心配をしながらも見送るマリナ。
しかも、「今度~」って、刹那がマリナと未来の「約束」をした!
戦いとは関係ない「約束」を!
…死亡フラグとならない事を祈りつつ(爆)
兎に角、刹マリ素敵です!!
●ニール・ロックオンとライル・ロックオン「変化」
「刹那…
過去によって変えられるものは、現在(いま)の自分の気持ちだけだ。
他は何も変わらねえ。
他人の気持ちや――ましてや、命は…」
「刹那――お前は変われ…
変わらなかった、俺の代わりに……」
セカンドシーズンになって、「変化」もまた重要なテーマに。
これもまた、それぞれ4人のマイスター全員にかかってきているものですね。
(二面性とか戦う理由とか傷とか…その辺と並んで)
真っ先に「変わった」のが、ティエリア。
外見こそ同じですが、ニールの影響を受けて内面は驚く程に変化していて。
(だからこそ、ある意味イノベイター問題が…)
アレルヤは…ハレルヤが消えて(?)、
アレルヤはマリーを守る為にと、戦う理由が出来て。
刹那もまた、随分と内面が変わってきていて。
↑でも言っていますが、今後はマリナとの関係性も関わってくるかと。
ニールからの、「お前は変われ」がどうなってくるか…
そして、ニールが戦死し、ライルとなった「ロックオン・ストラトス」。
別人という意味では当然なのですが、そのキャラクター性といい性格といい、
見事な「変化」が素晴らしいです。
今回、ニールが刹那の夢に出てきた事で余計にその変化が顕著に感じられて。
過去に拘り復讐を選んだニールと、未来の為にと世界の変革を求めたライル、
というのは以前から対比されていましたが、今回の戦闘シーンもまた見事。
後方支援という形での他のマイスター達のフォローが多かったニールに対し、
先制攻撃をしかけて残りのマイスターに後は頼んだ!なライル。
同じ「狙撃手」でありながら、正反対なスタイルで「変化」が此処にも、ですね。
●その他
・リジェネ&留美
「ティエリア・アーデは僕たちと敵対する道を選んだらしい。
それはとても素敵な事だと思わないかい?」
「……えぇ、とても。」
人間、イノベイターの中でも最高レベルの「天上人」2人。
リジェネの「素敵な事」発言といい、留美の無表情での返答といい。
天上性、非人間性が高すぎ(汗)
この一連の流れで、イノベイター側の中心人物であるリボンズの反応が
見られなかったのが気になりますが。
・アニュー
「…ライルにも。」
って名前呼び!
つか、皆さんライルがカタロンと通じているってのは承知済みなんですか?
・スメラギ
「彼らは、セラフィムの特性に気付いたかしら?」
…?特性って?
あの戦闘で何かに気付かれるような事がありましたっけ?
・ティエリア
「刹那は必ず戻ってくる…僕は、信じている。」
…変わったねぇ、ティエリア(しみじみ)
にしても、その場の皆さんの無言が素晴らし過ぎる(笑)
見事に「………」、でしたよね?
・セルゲイ&ハーキュリー
「お前は軍の規律には逆らわんだろう。
そうでなければ、ホリーも…」
「言うなッ!」
…規律を遵守する事を優先した事で、奥様が…でしょうかやっぱり?
・ハーキュリー
「セルゲイ、昔も言ったよな。
軍隊とは、国民と国益を護る為、対外勢力の抑止力になるものだと。
だが、誤った政治の下で軍は正しく機能しない。
…私は正しき軍隊の中で、軍人として生きたいのだよ。」
カッコイイおじ様素敵!!
…なんだけどやっぱり良い人は死亡率が…(泣)
この、渋いカッコよさが光っているハーキュリーさんの件を受けて、
セルゲイさんがどうするのか、でしょうかね…?
・ルイス&アンドレイ
「沙慈という人の前では…」
「過去は捨てました。」
「だったら、君は復讐心も捨てた事に…」
「失礼します。」
小熊、しっかり沙慈の名前覚えてたんだね!(苦笑)
にしても、何気に小熊が真面目にルイスの心配をしてくれていますね。
過去は捨て、復讐の為だけに。
今のルイスの矛盾を的確に突いています。
・ティエリア&ミレイナ
「ありがとう。
君が居てくれて、良かった。」
「惚れてはダメですぅ…」
……ホントに変わったなぁ、ティエリア。
にしてもミレイナ…(笑)
・マネキン&コーラサワー
「貴官は不死身だと言われているそうじゃないか?
そのツキ、当てにしているぞ。」
「…!そういう事なら!」
流石忠犬…扱いやすい男!(笑)
・マネキン
「ク…クーデター…
軌道エレベーターが、占拠されただと…ッ?!」
一期から、軌道エレベーターで何か起こりそう…というか、
軌道エレベーターが破壊されそう!(怖)って思ってたんですが。
まさか「クーデターで占拠される」とは。
・ブシドー
「邪険にあしらわれるとは…
ならば君の視線を釘付けにする。
篤と見るがいい…盟友が造りし、我がマスラオの奥義を!!」
ってKYここに極めりな元・乙女座の仮面ですかやっぱり!
めんどくさいヤツが…みたいに思ってたり?(爆)
にしても、ブシドーは刹那との再会に嬉しがっていますが、
当の刹那は撃たれて怪我しているんですよ…
マトモに一人で歩く事すら出来ない状況なんですよ…(汗)
お願いだから刹那にちゃんとトレミーで治療させてあげて下さい…
●新ED
………(呆然)
これは… 神 す ぎ る !!!
今までそれなりにアニメを見てきましたが、
これ程までに素晴らしいEDは見た事がありませんよ!!
単純に絵の美しさだけでなく、メッセージ性の高さ、そして何より、
前のEDの絵や一期OPの歌詞との「繋がり」が感じられて…
地球の大自然の中、様々に朽ち果てた各ガンダム、オーライザー。
それぞれのガンダムに対する様な景色の中。
アレルヤとマリー、ライルとアニュー、沙慈とルイス、ティエリア。
それぞれの上着が置かれていて。
そして動き出す、セカンドシーズンの前半(第3クール)EDの静止画。
「♪繋がるから」
沙慈がルイスを引き寄せて…
「♪信じてるよ」
ティエリアが振り向いてイノベイターへ銃口を向けて…
「♪また会えると」
アレルヤとマリーが2人抱き合って…
「♪I'm waiting for your love…」
アニューらしき人物がライルを引き寄せると、
羽の如き白い布が天へ舞い上がって…
役目を終えた様に朽ちて、花に覆われたダブルオーガンダムと、
銃を手にしながら、柔らかな表情でダブルオーを見上げる…ソラン。
目的をやり遂げた様な、充足感を得た様な、何かから解放された様な、
そんな、どこか寂寥感も感じられる様な…そんな微笑み。
そしてラストは、青く輝く地球をバックにして、
一面に花が咲く海に浮かぶダブルオーとソラン。
もぅこの絵なんか特にめちゃくちゃ綺麗で、ホントに鳥肌物ですよ!
…ただ、心配なのは刹那とマリナが見えなかった事、ですよね…
嫌なフラグにだけはなって欲しくないんですが…(怖)
次回、「悲劇への序章」
ってやっぱり恐ろしい事になるんですねやっぱりー!!(悲鳴)
つか「序章」?!
まだまだここは「始まり」に過ぎないって事なんですね…(恐)
動きまくる情報量大なOPといい、
「刹那」のアイデンティティを揺さぶられる展開といい、
いよいよマリナが(物語的にも)影響し始めた事といい、
…なんつー濃度ですか…(呆然)
ダブルオーではお馴染み、「天」「地」の描写もあり、
GN粒子というテーマ性大な設定がまたまた花開いたりと、
前回1話がメメントモリ攻略戦でミッションだったのとは比較にならない程に
物語のテーマ的な描写や伏線の多さに圧倒されっぱなしでした。
いやぁホントにこれはもぅ、どこまで行くのかダブルオー!
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感想遅くなってしまってすみません…
色々語りたいのですが、時間があまりないので(泣)手短に。
●新OP
…新規なのは当然、って感じですな。
いやもぅ動く動く、戦闘シーンも動きまくり敵味方入り乱れで
眩暈がしそうな位で。
以下、気になったシーン。
・最初の女性キャラは、マリナ、フェルト、ルイス…ってアニュー?!
髪が長いですが…何で如何して此処に?(つか、マリーは…?(汗))
「蝶」は、惹かれる異性の象徴かな?
・相変わらず刹那は砂漠、一輪の花が飛んでしまう…?
・アレルヤが何だか幼い…?
しかも何か「落とされる」様な感じがしたんですが…(滝汗)
・マリー…ソーマ?の振り向いた先、何故後姿なのセルゲイさん…(怖)
・ティエリア、何やらイノベイター化?本編といい、怖いなぁ…
・沙慈とルイス、窓から見上げた先には晴れ渡った青い空。
…「青空」は正のイメージ、ですよね?
でも飲み物が「赤」…
(一瞬、ルイスの服装の感じから「妊娠?!」っておもっt(爆))
・手を伸ばす刹那、その先にある手もまた伸ばして、重ねあう…
刹那とマリナ?いよいよどうなる?
・四方へとバラバラに散っていくマイスター4人。
GN粒子の描く軌跡もまた…って、志は共に、進む道が分かれていくとか?
それとも…?何か怖すぎ…(怖)
・つか、全体的にキャラ搾ってきましたねぇ。
・マイスターズ+沙慈、彼らそれぞれのヒロイン、
対立する敵(イノベイターズ、ブシドー、サーシェス)、で殆ど。
・他は、フェルトやセルゲイさん位か?
・トレミークルーすら…
・留美は?ネーナは?紅龍は?
・アロウズサイドもルイス(沙慈ヒロイン)とブシドーで…
・マネキン大佐は?ビリーは?ワンコは?小熊は?
・…イオリアのお爺ちゃんは?(涙)
・初見で何となく、何とな~く「00っぽくないなぁ…」と思った朧なんですが、
ネット回ったらその理由が判明しました。
このOPの絵スタッフに、多くのギアスメンバー参加という事実。
…成程、納得であります。
全体的にキャラの動きが大きい感じがしましたし、
刹那&マリナ(ですよね!)の手を伸ばして~な感じとか、
ギアスのOPでの魔王魔女夫婦の手を伸ばして~とダブりました。
総論:特にサブキャラの生死が激しく怖いです(←酷)
●ソランの「神」、刹那の「神」
いやぁ、ここででしたか…
リボンズがオーガンダムのパイロットだった、っていうのは
朧も前に何処かで知ってはいたんですが。
「神」へ捧げる聖戦だと、ゲリラの少年兵となったソラン。
「この世界に神なんかいない」と叫びながら、それでも
自分を救ったガンダムに「神」を見出し、戦いを選んだ刹那。
彼の持つ、アイデンティティそれぞれの中にあった、「神」。
ソラン・イブライムにとっての神の体現が、サーシェス(に近かったかと)。
刹那・F・セイエイにとっての神の体現が、(オー)ガンダム。
ソランはサーシェスの唱えた神を否定し、刹那となった。
だが、そのきっかけにあったのは、ガンダム=神という、新たな拠り所。
一期ラストでその認識を弱め、二期になってはガンダム=力、手段、方法という
状態になってはいたと思うんですが、ここで刹那にとってまさかの事実、と。
サーシェスは、ただ戦争を好む戦争屋という「世界の歪み」。
その彼すら従える、今の「世界の歪み」の大本であろうイノベイターのトップ。
それが、リボンズ・アルマークであり、ソランが刹那となるきっかけとなった、
今の「刹那」を成すきっかけとなった、オーガンダムのパイロットだったと。
過去、ソランが信じた神も、刹那が信じた神も、「世界の歪み」だった真実。
ソランが救われたのも、
「刹那・F・セイエイ」のコードネーム(アイデンティティ)を与えられたのも、
ガンダムマイスターに選ばれたのも、
全て、リボンズの手の上だったのだと。
戦いで世界の歪みを断ち切る、「刹那・F・セイエイ」のアイデンティティが
根本から崩れるような感覚だったと思います。
なにせ、「刹那・F・セイエイ」はリボンズによって
「与えられた」ものでしかなかった、と突然告げられたわけで。
「自分とガンダムで、世界の歪みを断ち切る」と決意していた刹那にとって
そりゃもぅ、アイデンティティ崩壊、なレベルですよねー。
そんな感じで今回、度々「天上」的で「思考の一本化」な状態で、
めちゃくちゃ不安定な感じを出していた刹那。
当然その後のVSアルケーガンダムでも、超ハイスペックの
ダブルオーの性能(というか力?)に呑まれて暴走しているような感じ。
ヤバイヤバイヤバイよ刹那!と思った、その瞬間。
●マリナの「歌」
…うわぁ、ここで来ましたか…
余りの展開の凄さに、震えましたよ…
暴走状態で「作中悪」的な行動となってしまっている刹那を止めるのが、
「せめて自分に出来る事を」と言っていたマリナの歌、と。
それも、緑のGN粒子を介しての、マリナ→刹那への想いが、
「地」と「天」の隔たりを越えて、争いを止める「力」(敢えて)になる、と。
…何処までも、この作品は「GN粒子」がキーになってくるんですね。
「歌」という、「争いを止めたいと願う想い」を伝える手段にすら、
これ程の大きなテーマを負わせてくるとは。
赤の擬似GN粒子が他者との繋がりを絶つものなら、
緑のGN粒子は他者との繋がりを齎すもの。
少し前、もう一人の主人公、沙慈とルイスの二人は、
互いに「如何して?!」という現実の否定・拒否が先行してしまい、
GN粒子を介して繋がる事は出来ても、理解し合う事、
争いを止める事は出来なかった。
ですが、今回の刹那とマリナの二人。
マリナが歌ったのは、刹那への想い、平和への想い。
だからこそ、「地上」で歌う事しか出来なかったとしても、
その想いはGN粒子を介して、「天上」の争いすら止める力となる、と。
それぞれが、一人ひとりが、自分に出来る事を…
相互理解、対話、争いを止める…
「紛争根絶」への回答に近い物が、此処にある、
という事なのでしょうか?イオリアお爺ちゃん…?
憑き物が落ちたような、まっさらな刹那の表情に、
あぁもぅこの子は…って思っちゃいます。
予告からして、次回、めちゃくちゃ楽しみですよ!
CP的にも、テーマ的にも。
どん底に落とされてるであろう刹那と、浮上の兆しが見えたマリナ。
前に分かれた時とは違う位置で、でしょうし。
何せ、今まで刹那の方が「天」(良くて同じ位置)でしたが、
予告では撃たれた怪我の為とは言え、「地」に崩れる刹那に
マリナの方が駆け寄って、という天地逆転っぽいですし。
●その他
・ティエリア
「僕は、人間だッ!!」
あのティエリアが…
こちらも「天」「地」が凄かったですねぇ。
セラフィム登場→「天」へ→ブリング撃破、は分かりやすく。
とは言え、何だか「人間化」が一直線過ぎるというか。
…心配です。
・ライル
ってアニューと名前呼びが来た?!
なのに未だに彼の掘り下げが来ないなぁ。
…そろそろ、かな?
OPからしてアニューとの絡みとなるっぽいですし、
逆にこの先、今度こそ真に「ロックオン・ストラトス」となるのか?
・アレルヤ
…何か、離反フラグがバシバシ立っているような(滝汗)
スメラギさん以外のトレミークルーとの接点がかなり少なめだし、
マリーの事は…うん、それは無理だよね、と(汗)
…とりあえずハレルヤ起きてーッ!
・おやっさん
ナ イ ス !! (笑)
・セルゲイさん
何やら不穏な件に巻き込まれそう…?
おじ様同士の会話は素敵でしたが。
(セルゲイさんが「俺」って!)
・クラウス&シーリン
いい加減にクラウス、マトモに頑張って、って言いたく…
いや、あれがフツーの反応なのか?
にしても、朧としてはアルケーがガンダムには見えないんですが…
・ネーナ
「フラレテヤンノッ!」(笑)
アタックの割に刹那のスルーっぷりが素晴らしくて、
うっかり可愛く感じちゃった朧です。
・ビリー
ってそんな写真を胸ポケットって、どんななの?!
しかも破いて投げるって…あれ拾われてもいいの?(←おいッ)
いやでもフツーに見られたら嫌だと思うんだけど…
対比としては、カタロンの人が大事に見つめていた件と、
ちょい前にルイスが沙慈とのデータを全消去した件と両方かな。
…とは言えルイスは知った途端に無言無表情で消したのに対し、
今更にわざわざ「さよなら」って口に出して(ただ捨てるだけじゃなく)
破いた、って辺りの違いはやはり、男女の差?
・リボンズ
刹那に淡々と突きつけるシーンは、夕日を後光に背負って
凄まじく「天上性」高かったのに、その後のサーシェスとのシーンでは
「地」側で普通な描写になっている辺り、
「天上性」:サーシェス>リボンズ>刹那
だなぁ、って思いましたよ。
にしても、オーガンダム→エクシア世代の間の変遷、
ってどうなっているんでしょう?
外伝とかで語られてたりするんでしょうか?
リボンズがCBと離れたのはいつ?とか、結構気になります。
次回、「反抗の凱歌」
「お前は変われ…変わらなかった俺の代わりに…」
う~ん…誰だろ?やっぱ刹那→マリナ、かなぁ?
何よりやっぱり刹那とマリナ!
予告のあのシーンがめちゃくちゃ楽しみでなりません!!
心身共にボロボロな刹那がマリナの許に…美味しい展開です!
CB全員による総力戦。
カタロンとの接点もあってのメメントモリ攻略戦でしたが、
艦隊戦等の演出のカッコよさに比べて盛り上がり度・カルタシスの抑え目な感じが「まだまだ」な感じをさせた1クールラスト。
…いやぁ、この作品、ますますラストに期待ですよ!
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「ロックオン…」
「ライル…」
「……!」
「ロックオン!」
「ロックオン・ストラトスッ!」
「その名の通り……狙い撃つぜェッ!!」
「ロックオンによる」メメントモリ破壊ミッション、でしたか。
スコープ覗いて狙い撃つ描写はニールロックオンのリフレインぽかったです。
この一連のメンバーの呼び方からして意味深ですねぇ。
フェルトはあくまでライルはライル。
他の人達はロックオンと呼んではいますが、まだ「仲間」らしい事が描かれていない事からして、まだまだカルタシスには遠い感じが。
ついでに言うと、アニューの無言もまた印象的。
この後きっと、「ライル」「アニュー」という、二期参加組の本当の意味での
「仲間イベント」は来てくれる筈!
(朧はアニューは非敵対キャラだと信じておりますー)
にしてもこのメメントモリ攻略戦。
総力戦、という割にアレルヤがトレミーエンジンしかしてなかったり、
二人のコンビネーションが、という割りに協力体制な感じがしなかったり、
カタロンとの接触が、という割に一方的にCBが請け負いだったり、
「まだまだ」な感じが前面に出ていますね。
トレミー組以外で今回の戦闘に参加しているキャラが少ないのも
余計にそう感じさせます。
そして何より、セルゲイさん、マネキン大佐、コーラサワー、
ブシドー(苦笑)、ビリー、ルイス、サーシェス、(あとネーナも一応)…と、
一期からのメインキャラは悉くこの戦闘には不参加ですし。
2クール目(実質4クール目)に入ってから、この現状がどう変化して
最終決戦の場へ集まってどんな立ち居地となるのか、凄く興味深いです。
(その意味では、今回ネーナやセルゲイさんには少し見られたワケですね)
きっと、ラストでは凄い展開が来る筈!と期待(と恐怖…)しています。
「…今です!」
わざわざマリーに頼んだ事からして、脳量子波関係だったと思うんですが。
一体何を感じていたのでしょうか?
「メメントモリの発射タイミング」を感じていたのでしょうが…イマイチ分からん。
「…いくら上位種とは言え、男の嫉妬は見苦しいという事よ。」
「うふふ…お嬢様?
女の嫉妬も見苦しいんじゃない?
…アンタの思い通りになんかさせてあげないんだから。」
うふふ…さ~ぁ面白くなって来た♪(←おいッ)
いやでも、お嬢様に従順なネーナはらしくないって思ってたんで、
この感じは彼女らしくてイイですねー。
こういう、手綱を握られていないキャラが想定外な動向を取って…って
感じになるのがお約束ですよね!
と思ったら、
「あの援護…赤いビーム……擬似太陽炉搭載型…」
「うふッ♪」
早速やってくれたよネーナ!
つか、援護見た瞬間、「ブシドー?!」って思ったよ朧。
わざわざ間に入るような物好き(いやダブルー好き?それとも刹那好k(爆))って
言うと、真っ先に彼が思い浮かんじゃって(笑)
とは言え、彼ならオレンジビームですかねやっぱり。
…となると、「赤いビーム」はスローネシリーズ、って事か。
現状ではスローネはサーシェスとネーナしかいないので、刹那もあの援護が
ネーナだとちゃんと分かった…よね?(…多分(汗))
にしても、イイ笑顔だね、ネーナ…(笑)
「いいや、少しも綺麗なんかじゃないのさ。
あれは、戦いの光だ…
君達の時代に、遺してはいけないものだ…」
「次の時代に…遺すべき、もの…」
…ようやく、ようやく動き出しか姫様?!
にしてもカタロン、秘密基地で会議している人達と捨て身の突撃な人達、
って感想しかないんですが、彼らはやはり「情報」で戦う…のか?
(つか今回のカタロンの宇宙艦隊のやられっぷりが…(涙))
「久しぶりだな、ロシアの荒熊…」
新たなおじ様登場。
パング・ハーキュリーさん、だそうですが…
あーゆーコート着てる人を見ると、カタロン関係者に見えてしまうという…(苦笑)
何やらセルゲイさんと近しい感覚な人、なのでしょうか?
セルゲイさんもまた、現在の世界の在り方に対しての何かしらのアクションを
取る事となるのかどうか…
次回、「歌が聞こえる」
「同類を討つのは忍びないが、やらねばならぬ使命がある!」
え~?誰だろ…「同類」って事はイノベイター関係?
なら……ブリングさん、とか?
何故か刹那がトレミーと別行動となってしまうそうですが。
マリナと再会とか、あとセルゲイさんと遭遇、とかないのでしょうか?
いや、朧的にはリボンズ(多分)との接触も興味深いのですが。
とりあえず、新OP&EDも楽しみです。
一体どんな伏線が見られる事やら。
(イオリアお爺ちゃんが一瞬でも挿入されてたりなんかしたら喜びますよー)
今回はもぅ、沙慈&ルイスの話でしたね。
二人がもぅ哀し過ぎる…!
こうして見るとやっぱり、OPがめちゃくちゃ神曲ですよね!
「歪んだジレンマ時代で 約束したはずの二人さえ 気付かず通り過ぎて行く」
「何度でも探し出すよ 君の目 その手の温もりを」
この二人のイメージも思いっきり含まれているんですね!
約束なんて、正に今回のサブタイだし。
ルイスの目とか手とか、リボンズサイドに関係していそうな部分だし。
愛が憎しみに…も、沙慈とルイスの二人にまで掛かってくるとは…
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「ぁ…また僕は、同じ事を…ッ
どうすれば…どうすれば良いんだ、ルイス…ッ」
カタロン殲滅、ティエリアの言葉がフラッシュバックした沙慈。
ある意味「実感」による「理解」ですよね、これ。
…銃を撃つ、敵を殺す、物語上それの実感の有り無しが重要なので、
この実感によって理解した沙慈のこの踏み止まりは良かったー。
(沙慈は罪を犯したからこそ、それが罪だと理解出来て、
今回はそれを回避しようとする事が出来た、と)
そして、EDのイントロをバックに、ルイスが沙慈と交互に映って。
彼女が見つめていた、二人の思い出のデータ。
音が止まったその瞬間、全てを削除する、無表情のルイス。
…この演出には震えました!
無音のあの瞬間の空虚さと、「全件削除」の無情さが際立って。
にしても、そっか…「最初から」なんてどんな濡れ衣だよ…(撃沈)
沙慈だって、ルイスも姉も喪って、すっごいCB憎んでいたのに。
(いやまぁ視聴者サイドから見れば、どちらもトレミー組とは別なんですが、ね)
つか、ルイスは絹江さんの件、知らないんですかね?
確か絹江さんの死亡はルイスの後でしたが。
…もしかしてルイスは、「沙慈にとって『姉の仇=CB』」を知らないのかな?
ルイスがどんどんヤバイ方ヤバイ方へと行ってしまっていて、
これは沙慈…どんどんハードルが上がる一方ですよ…
次言葉が交わせたとしても、聞く耳持たずで殺しに来そうで…(滝汗)
あと、ダブルオーライザーの「機体の量子化」ですね。
…何ですかあれ?!
ビームサーベルが刺さった?!(悲鳴)と思ったら、
機体が真ん中から崩れるようになっていて。
物理的な攻撃が無意味になってましたね。
しかもその後も、ちゃんと量子が集まって機体を再形成していたりして、
一体どーなってんの?!ってワケ分かんなかったですよ!
…刹那とかの体、大丈夫なんでしょうか?
めちゃくちゃ心配なんですが…(汗)
そういえば、ガデッサとガラッゾ、イノベイターの機体ですが、
コックピットの緊急脱出装置が付いていましたね~
…一瞬「ナイトメア?!」「コードギアスじゃないよね?!」って
吃驚しちゃいましたよ!(爆)
あとは…何だろ?
あぁそうだ!おやっさん無事で良かった!!
アニューの台詞からして、後遺症も(多分…)無いみたいですし。
しっかし、アニューめっちゃポジション多いですね。
操舵手のリヒティ、医務関係のモレノさん。
しかもその上イノベイター関係ですし。
ライルは…うん、あの感じがライルなんですね。
「兄貴分」だったニールとの差が明確です。
(ニールだったら絶対あの二人の間に入って、
不器用で言葉が足りない刹那のフォローにまわったんだろうなぁ)
セルゲイさんは、アロウズのメメントモリ使用を目撃した兵士達への緘口令を
徹底するように軍から命令され。
…これは本格的に、マネキン大佐と連絡とって
色々考えざるを得ない事になる…かも?
それから、リボンズと留美。
…ラスボス候補でしたが、本格的に両者共にそうじゃない模様。
あの場で自分の絶対性が崩れる感覚を味わうリボンズに、
リボンズの天上性に中てられて呑まれる留美。
(あの留美が床にへたり込んで「見下ろされる」という)
そしてそして、そんな二人を横目にニヤリと笑みを浮かべるのが、リジェネ。
…いよいよ、彼の動きに何かがありそうですねー。
サーシェスもこのやり取りをどう見ていたのか気になりますし、
ネーナもまたどうなるかな?
…こうして見ると天上性サイドもまた、個人個人で立ち居地が結構違って
関係性も複雑ですよねぇ。
…で、そろそろミスター・ブシドー&ビリーのタッグは、いつですか?
次回、「メメントモリ攻略戦」
「あれがリボンズの気になるコ…妬けちゃうわね」
…ヒリング、でしょうか?
にしても「リボンズの気になるコ」って…一体誰?
①刹那
②ルイス
③アニュー
④ネーナ
⑤マリー
う~ん…分からん!
つか、こうして候補を見てみたら刹那以外女の子ばっかだ!(爆)
つか、ちょうど1クールラスト13話で宇宙空間にある大量虐殺兵器の破壊。
フツーなら物語のラストですよね?
物語真ん中で正に「メメントモリ攻略戦」って事は、その後がどうなるのか…
イオリアの意図もまだ明かされていないワケですし、
この作品がどういうラストを迎えるのか、めちゃくちゃ気になります!
こぅ来たか――!!って感じですねホントに。
オーライザーによるツインドライヴの安定。
トランザム使用による膨大なGN粒子の生産・放出。
それにより、脳量子波使用者以外にまで伝わっていく、声。
MSや距離や空間を越えて、他者の声が聞こえてくる。
ある意味、強制的に他者と「繋げる」「対話させる」このシステム。
沙慈とルイス、互いを認識させた、ダブルオーライザー。
…一体どうなっていくと言うんでしょう?!
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時間がないので、簡単に。
ダブルオーライザーと、メメントモリ。
前回からしてほぼ同時期に登場。
カウントも重ねて、意図的に描写で対比させていると思うんですが、
それが今回、明確に対比となっていると感じました。
・メメントモリ
他者と強制的に「遮断する」兵器。
「死」を齎す。(「対立」を強化する?)
「天上」から「地上」の者へ(一方向に)作用する。
@太陽光発電システム
・ダブルオーライザー(トランザム使用)
他者と強制的に「繋がる」兵器。
「対話」を齎す。(「対立」を和らげる?)
「同じ場」の者へ(互いに?)作用する。
@ツインドライヴ(GNドライヴ2個)のトランザムシステム
つまり、両者共に、同じ
「イオリア・シュヘンベルグが提唱して、後の時代の人間が作った兵器」
でありながら、真逆の兵器となっていると。
こうして見ると、イオリアの世界に対しての「絶望」と「希望」の象徴なのかも…
とかまで妄想してみたり。
(太陽光発電システムなんて、今の00世界の格差の象徴ですし)
(対してGNドライヴ(=太陽炉)は、半永久的な動力機関)
他にも対比としては、
・マネキン/グッドマン
「紛争が無くなる筈が無い」と言うマネキンと、
「これで戦争は無くなる」と言うグッドマン。
…同じアロウズ(しかも指揮官クラス(上下は有))なのに、正反対の認識の二人。
・ジニン大尉/ロックオン
……ジニン大尉、合掌。
ジェジャン中佐といい、2期組の良いキャラが亡くなるのは…(涙)
今回、彼のバックグラウンドが明かされた時点で、
もしや…って思ったんですが、まさにスピード的に退場なされました…
その彼の背後、「家族(妻)がカタロンの無差別テロで亡くなった」。
…そうです、まさに「家族をテロで亡くした」ロックオンと同じ。
今ある世界を否定し、世界を破壊しようとしたロックオン(ニール)と、
新たな統一世界を肯定し、世界を創造しようとしたジニン大尉。
ここでも、キャラの対比となっていましたねぇ。
でしょうか?
…そろそろ、(対比といえば)ライル焦点の話は来ないのかな…?
では、キャラ毎に。
・刹那
…何だか、「力」に呑まれている感が…(汗)
俺は何も…な状況で、強力な力が与えられた刹那。
沙慈との「協力」の筈なのに、一方的に刹那が沙慈を巻き込んでいる状態な描写で。
う~ん…これは後々徹底的に落とされる前兆なのかな?
兎に角、否定的な描写の刹那です。
(逆に、ジニン大尉ルイス小熊の小隊の描写の方が肯定的な描写)
・沙慈
敵を「撃つ」のではなく、仲間を守る為に兵器を「運ぶ」為、ですか。
…そりゃあの状況じゃあ乗っちゃう、よなぁ。
それであの赤ハロでしたか…
(いや、今月号のアニメ誌で、刹那&沙慈&赤ハロの見開きカラーがあって、
意味深に赤ハロ=情報端末、って書かれて居たんで、
そっち(情報)関係…がいいなぁ、とか思っていたんですが)
にしても、ルイスとの事がこういう形で来るなんて!!
「如何して此処に居るのッ?!」
「如何して此処に居るんだッ?!」
君が、貴方が、どうして――!!
…凄いです!この展開は凄い!
戦場の「敵」が「認識」や「対話」で「自分の(或いは誰かの)大切な人」と
知るという、戦争回避のテーマに直通ですよ!
(…で、そろそろ「対話」の象徴のマリナさんに本格参加して欲しいんですが)
・ルイス
刹那がCBであると知った彼女。
さらにここで、「敵」である「ガンダム」「CB」に、沙慈が居る事を知って。
…どうなっちゃうのかなぁ、ルイス。
めちゃくちゃ心配ですよー(泣)
・イアン
……おやっさん――?!
やめてやめて!
ミレイナへの「死との対面」の材料になりそうですけど!(←酷)
ちょっ不意打ちにも程がありますよ?!
(むしろ基地への攻撃中の避難誘導シーン見て、
リンダさんの方が心配だったので不意打ちでした(泣))
(つか、CBのメンバー、あんなに居たんですね…
あーゆー風にバックの人達が描かれたのって初?)
・ラッセ
…そっか、彼も死亡フラグ立てましたか(沈)
4年前のあの決戦での後遺症…とかでしょうか?
アニューが来て砲撃手に専念出来るのは良かったですが。
・アニュー
…う~ん…イノベイターであるのはガチだと思います。
今回のリヴァイヴによる探索からして、
(彼の反応を受けたであろう)アニューはリヴァイヴの半身、対でしょうし。
(そして、「互いの意思や場所を感じるのは、
その対の者同士にしか出来ない」…とかの可能性高し)
が、果たして彼女がリボンズサイドと繋がっているのか、
更に言うと、自身の事を知っているのかどうかは…不明。
(ティエリアのように彼女は自分がイノベイターである事を知らないで、
リボンズサイドに一方的に利用されている、という可能性も無きにしも非ず…)
アロウズのMSの熱源遮断だのイノベイター側の新型だのに驚く描写や、
トレミーに乗艦した事からして、彼女自身は知らない可能性が朧の中でupです。
(それらに驚く描写は、他のブリッジメンバーでも良いと思いますし…)
・ティエリア
より、反アロウズ、反イノベイターに。
とりあえず、スメラギさんに対してのあの表情はツボです!!(断言)
・マネキン
う~ん、現在はあくまで「クジョウは間違っている」認識ですね。
徹底的に敵対していましたし。
…とは言え、彼女ってメメントモリの件、知っているのでしょうか?
つか今回のラグランジュ3への作戦部隊全員に言える事なんですが、
メメントモリへの反応が描かれなかったので、まだ知らないのでは…
と思ったのですが。
(知らないとしたら、この戦闘が終わった後辺りでセルゲイさんから
連絡が来ると思います)
・セルゲイ
よ、良かった…!(安堵)
中心部からの距離があって良かった…(流石軍艦)
今回のメメントモリを見て、彼はどうするのでしょう?
・留美
…メメントモリの被害状況を実際に見た時の、一瞬の動揺。
どうなのかなー?彼女。
その後、ネーナに対しては随分辛辣な言い方していましたが。
・ネーナ
にーにーズが一番、なんですね彼女。
そして、そんな自分(達)の優位性が重要と。
…これは、お嬢様に刃を向ける展開も有りっぽいですね…
次回、「宇宙で待ってる」
「華奢な腕だ。パイロットのものとは思えん…」
…予告からして、小熊でしょうか?
…ん?刹那のホッペが腫れてる…?
つか、小熊!乙女の腕を放しなさい!!