朧月夜
久しぶりにフラリと映画館に行って参りました朧です。
…ホント、久しぶりだったんですよねー。
一時期は最低一月に一回は映画館に通っていたんですが、
コナン以来、何だかタイミング逃しっぱなしで忙しくって…
そんなワケで、半年以上ぶりに見たのは、「K-20 怪人二十面相・伝」
…公開からようやくですよ(苦笑)
前評判が良かった作品ですが、やはり期待通りに面白かったです!
以下、(本筋には絡んでないと思いますが)
一応ネタバレ有りなので、ご注意をば。
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総評:めちゃくちゃ面白かった!!
いや、ホントにこの一言に尽きます!
キャストの演技も光っているし、ストーリーの面白さは抜群だし、
映像の凄さは流石白組だし!
邦画もいい作品が増えましたねぇ…
キャストもスタッフも皆の、この作品への情熱が感じられる作品で、
凄く「力作」って感じがします。
というか、監督・脚本が女性だっていうの、パンフで初めて知りましたよ。
そうそう、パンフの最初のページに、わざわざ「警告」と銘打って
「映画ご鑑賞後にお読みになることをお勧めいたします。」って
書いてあったのには思わず笑っちゃいました(笑)
この作品。
朧は原作どころか、江戸川乱歩の作品すら読んだ事は無いのですが(爆)
二十面相だの明智小五郎だの小林少年だのはまぁ知っていたので、
「へー、主人公が二十面相に嵌められる話なんだ、面白そう。」
「キャストもイイなぁ、あ、「ALWAYS」の白組がやるんだ。」
という思いだけで見に行ったんです(笑)
そんな状態でしたが、知識はそれで十分!
もぅ最初っから物語に惹き込まれましたよ!
「帝都」という、架空の時代の町並みがぐわ~っと画面を過ぎていく
シーンなんて、鳥肌物でしたもん!
(鑑賞後、いつもの様にパンフ読んだら何と、
最初のオープニングカットだけで三ヶ月強もかかっているとか(!))
そのままストーリーに夢中になって、あっという間の二時間半弱でした。
キャラクターの設定もキャストの演技もまさにピッタリで、
生き生きとしていて最高でしたねー。
主人公で運動神経抜群な鳩ボーイ(笑)の金城武といい、
「良家の子女の嗜みです!」の松たか子といい、
将来は半分ロボットの役?の仲村トオルといい、…いやぁ、素晴らしいです。
つか、仲村さんの「明智に変装した平吉」の演技が可笑しかった!(笑)
まるで平吉のヘタレ感が滲み出ている様(爆)
勿論その他の人々も(特に、カラクリは表泥棒は裏の人も!)皆魅力的で。
主人公の平吉VS怪盗二十面相のアクションシーンも圧巻でしたねー。
ワイヤーを使っての縦の移動は勿論、パルクールでの縦横無尽な動き。
(「パルクール」とは、「ひたすらに生身だけで障害物を乗り越えていく
ストリートスポーツ」だそうですが、ホント魅力的過ぎましたよ!)
あーゆー動きは「いかにも」ヒーロー的な感じで、凄く好きなんですよねー。
…つか、あの伸縮機能付きのからくりワイヤー、便利だなぁ。
オートジャイロも、独特の縦横の飛行や世界観を感じさせて、
(ついでに葉子のお転婆お嬢様な性格も感じさせて(笑))
すっごくイイ劇中装置でした。
特に、朧の中では「空を飛ぶ」というのはどこか特別な部分があって、
(多分、ジブリアニメの影響が大きいんじゃないかなぁと)
今回なんて「してやったり」な興奮と高揚した感情も相まって、
凄く好きなシーンになっています。
舞台設定も凄く造り込まれていたし、音楽も盛り上げてくれるし…
ホント、素晴らしい作品でした!
…これはもぅやはり、原作の方やキャストの方々等、
皆さんの希望を共に叫ばせて頂きますよ!
せ~のっ
「「K-20 怪人二十面相・伝」続編希望です!!」
今回、「名探偵コナン」劇場版第11作目は、ズバリ海賊!
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実在した二人の女海賊の財宝探しと、蘭&園子の友情。


ってわけで、今年も見ましたコナン(笑)
今年で11年ですか…いやはや長いですね~
今回は原点回帰というか、キャラを減らして、蘭と園子、女の子二人の友情にスポットを当てた作りでした。
銀翼とかでも、
「何かあったとき、蘭を助けられるのは私しかいないから!」
とか園子が言ってたのですが、それをメインにしていて。
感想は基本、本筋のネタバレは書かないつもりですが、気になる方がいるとアレなので追記にします。
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久しぶりの映画は「どろろ」です!
「それでも僕はやってない」と迷ったんですが、時間的にコッチの方が良かったんで。
で、ネタバレ感想。
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★★★★★
もう最高!!
原作の事は全く知らなかったんですが(苦笑)、妻夫木聡さんと柴咲コウさんが主役(メイン?)の妖怪退治物って聞いて。
でも、見てみたらイイ意味で見事に裏切られました!
実力者揃いのキャストの演技。
見事に織り成すストーリー。
いっそ綺麗と言える程のアクション。
他にも音楽、魔物のCG、舞台の壮大さ。
どれもこれもが最高級でした。
というか、朧の中では妻夫木さんも柴咲さんも「綺麗で優しげ」なイメージが強かったんで、見る前は「?」だったんです。
特に柴咲さん。彼女は「黄泉がえり」でのイメージが強くて(因みにバトル・ロワイヤルは未鑑賞)、どろろのあの、地を這いつくばっても生きるしたたかさ、みたいなのに繋がらなかったんですね~
でも実際に見てみると(監督の言葉じゃないですが)「この人達以外はありえない!」とつくづく思いましたよ。
百鬼丸の人形のような硬さ。それがどろろと出会い、奪われていた体を取り戻す度に薄くなって、逆に喜怒哀楽の感情を表し始めるその変化。
「面白そうな男」と初めのその興味から、百鬼丸の後をつける女。どろろの名前をもらって、そのまま一緒に旅するようになって。
二人の出会いは勿論、二人のバックボーンがしっかり描かれる事でそれぞれの軸が分かりやすくって。
百鬼丸の「父子」の関係、「命」とは何か、「生きる」とは何か。
そういう根底にあるメッセージがストレートに描かれていて、朧の凄~く好きな作品でしたv
あ、あとアクションがまた凄い。
妻夫木さんも柴咲さんもかなりハードなヤツをやってたらしいですし。
映像でもすっごく迫力があって、対魔物の百鬼丸の剣技はもう鳥肌物です!
真剣勝負が好きな人はオススメですね~
それにしても、どろろに「化け物か?」と聞かれた百鬼丸の『何に見える?』という応え。
それから、魔物を退治して村を救った百鬼丸が、化け物と罵られて追い出されるシーン。
こーゆー所で強いメッセージが出ていて、ホントに面白かった。
というか、「どろろ」が遠い地の化け物を意味する名で、それを上手く使ってて上手いなぁと。
最初の出会いしかり、上の村でのシーンしかり。
ラストは、百鬼丸の父との2者の対決で纏めたらしいですが、まだ体半分の二十四体が残っているので、旅はまだ続く…といった感じ。
この続きって…あるのかなぁ?見てみたいんですがねぇ。
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「どろろ」の予習編っぽいですね。
お財布に余裕がある人は、コレ見てから映画見るとイイらしいです~
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↑何か良さそうな本みたいですねぇ。
この映画化にしての物らしいですが…
石坂さんの金田一は、はっきりと覚えてないのでどうせなら…と。
最近のSMAP稲垣吾朗さんのは観ましたが。
というわけで、感想行きます!
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★★★★☆
豪華俳優陣!と銘打たれてのこの作品。
…確かに揃ってますなぁ。
内容はまぁ知っていますし、今更なので割愛。
石坂さんの金田一かなりハマってますなぁ。
吾朗ちゃんのだと、演技とかイイんですがイマイチこう何と言うか…そう!くたびれた感が出ないんですよ!
何処かカッコイイ感じが漂っていて(笑)
そーゆー意味では朧的に、石坂>吾朗、ですねぇ。
とはいえ、この正月に放送される吾朗金田一のドラマも楽しみではありますがv
それでは。
キャスト&スタッフの方々、お疲れ様でした!
この後編でNANAは終わりって事で、早速見に行って来ました。
今回はちゃんとパンフも買えたんで、既読です。
では、以下はネタバレがあるんで、これから映画館への方はご注意をば。
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★★★☆☆
で、感想ですが。
う~ん…終わりが微妙(汗)
つか、最後にナナとハチが仲良く花火…っていうのは漫画読んでる身としては理想っぽいんですが、此処で終わり?感は拭えず。
やっぱり現在進行形で続行中の作品を映画にするのは難しいんだろうなぁ。
というか、最近のNANA(漫画)はドロドロしてて苦手で(苦笑)
なので、仲良く花火を見てるナナとハチを見ると、このまま二人は親友でいられそうな感じで、原作よりハッピーエンドに近そうです。
キャストの変更もいくつかありましたが、あまり違和感はなかった感じ。
松山ケンイチはデスノで忙しかったんだろうな、と思ったり(笑)
音楽はめっちゃ良かったなぁ。
ブラストもトラネスも新曲使ってて、何よりブラストの新宿アルタ前のゲリラライブはカッコ良すぎv
映画館の大きなスクリーンで大音声で観たので、迫力がもう凄かった!!
これ録る時に、撮影の為に3回位に分けて行う予定だったのが、一般のエキストラの集まりが予想以上に良くて1回でOKになったとか。
流石はNANAですね~
そういえば、トラネスのPVシーン。
英国での撮影だったようですが、あの城の所って、「ハリー・ポッター 炎のゴブレット」のハリーVSドラゴンのシーンと同じだったような(笑)
他にそう思った方、いらっしゃいませんか~?
とりあえず、キャスト&スタッフの方々、お疲れ様でした!!
公開から1週間ですが、やっとこさ時間がとれたんで映画館へ。
休講万歳!(笑)
にしても、朧は映画見ると必ずパンフを買うんですが、何と売切れ。
…フツーないですよこんなの。
流石はデスノ。人気が凄かったんだ…というか沢山仕入れといて下さいよ~
なので、いつもはパンフも見てそれから感想なんですが、今回は純粋に朧の感想のみとしますね。
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ネタバレありますので、未見の方はご注意をば。

『リバティーン』 2006年4月8日公開
17世紀のイギリスに実在した放蕩詩人、ロチェスター伯爵の壮絶な一生の記録。
彗星のごとく現れ、美しく燃え尽きていった男の人生を演じるのは、世界中を魅了し続けける稀代の人気俳優、ジョニー・デップ。
破天荒な才覚と突飛な性向で周囲を畏怖させ、『17世紀のロック』との呼び声高いセクシーな伝説の男を、デップが渾身の演技で魅せる。
共演は怪優、ジョン・マルコヴィッチ。演技派との呼び声高いサマンサ・モートン。 音楽に『ピアノ・レッスン』でも大変高い評価を得たマイケル・ナイマン。
最高のスタッフとキャストが集結し、王政復古時代の英国をスクリーンに見事再現した傑作!
【STORY】
一気に書いていたので、全部消えた!今日はヤメ!って感じで(滝汗)
そんなわけで、かなり時間がたってしまいましたが、先日見た映画の感想をあげたいと思います。
東京からの帰り、千葉に寄って大量の荷物を駅のロッカーに突っ込んで(笑)
映画館に行くと、一番見たかった「博士の愛した数式」はなく。
――えぇ、もう終わってたんですね(泣)
それならば、と、次に見たかった映画を2本見ました。
(後悔しないようにです!)
「FLIGHT PLAN」
「単騎、千里を走る。」
まぁ、全然見事にジャンルは違いますが(苦笑)
約4時間、ぶっ続けで鑑賞しましたよ。
ストーリーやあらすじなど含めて書きますので、未鑑賞の方はご注意ください。
それでは感想、行きます!
「FLIGHT PLAN」

飛行中の最新鋭のジャンボ旅客機の機内で、女性航空機設計士カイルの6歳の娘ジュリアが忽然と姿を消した。最愛の娘を必死で捜索するカイル――だが、乗務員にも乗客にも、ジュリアを見たという者はひとりもいない。それだけではない。ジュリアの痕跡は完全に消し去られ、荷物や航空券はおろか、搭乗記録すら存在しないのだ!いったい何故…?
容疑者は、400人を越える乗客と乗務員のすべて。手がかりは、ゼロ――だが、カイルには娘への限りない愛と、この旅客機のシステムについての豊富な知識があった。見えざる邪悪な陰謀に立ち向かうため、カイルのたったひとりの戦いは始まる。高度1万メートルの《密室》は今、史上最悪の《戦場》と化した!
2時間50分という長時間(!)でしたが、ホントにあっというまでしたv
今までで一番ダークで凄かったです。
それでは感想、行きます!