朧月夜
前島聖天に西の者たちが踏み込んでくる。
その中に元閥の姿もあった。
前島聖天から、その真上に存在する江戸城を陥落させることが目的だという。
小笠原を逃し、前島聖天に留まる宰蔵。
小笠原は妖夷を倒すため、幕府を守ろうとする鳥居耀蔵とともに、蛮社改所へと戻る。
前島聖天の地下水脈から百足の妖夷を出現させた西の者。
そこへ、現われたのは……。
脚本/會川昇
絵コンテ/福田道生
演出/佐藤育郎
作画監督/逢坂浩司 織田広之 山本尚志
美術監督/佐藤豪志
![]() | 天保異聞 妖奇士 四 川元利浩 (2007/06/27) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る |
★★★☆☆
二桁話あたりから意外にも面白くなってきてたので、打ち切りは残念でした。
う~ん、やっぱり、作品としては良かったんですが「土6」だったのが致命傷だったのかな?
最近、「土6」がブランド化してるし。
やっぱ「SEED」「鋼」「DESTINY」が強かったんだなぁ。
余りにも視聴者のイメージと違った番組(作品)だったんでしょう。
ストーリーも二転三転する面白い話ばかりでしたし、ギミックも利いていたんですね。
音楽もぴったりですし、OP&EDも良いものばかりで、絵もハイクオリティでしたし、声優さんも彼らの演技も光っていて、只の一アニメだったらこんなに叩かれたりしなかったと思うわけで。
…もっと見たかったなぁ。
と思ったら、公式で。
「天保異聞 妖奇士」ビデオ・オリジナルストーリー制作決定!
だ、そうです。
どうなるのかな?気になります。
最初の10分位が録れなかった――!!(泣)
うぅ…ショックです。
折角ニナイ編(朧の中ではこう言ってます)のラストだったのにぃ!
ってわけで、イマイチ謎解きが不透明です。あうぅ。
姉ニナイとともに現われた妖夷、於偶。
往壓は漢神を導き出そうとするが、その名が取り出せない。
ニナイとともに異界へと消えていく於偶。
アビの前には、涙孥という妖夷だけが残される。
山崎屋に雇われていた青年米吉は、山の民に憧れ妖夷を神と崇めている。
涙孥は妖夷とニナイの子、ニナイは於偶の妻となったのだと語る米吉。
奇士たちは涙孥を小笠原の屋敷に隠すが、そこへ妖夷の肉の虜となった成川の手下たちが襲撃してくる。
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とりあえず、ニナイは「山の民でなくなりたい」って思って異界に行ったのですね。
来ました、「此処ではない何処かへ」って願望。
異界に留まる為には妖夷と結ばれなくてはならないらしいです。
貴方は強いからと、アビを異界に誘うニナイですが、そこへ往壓登場。
ニナイの漢神を取り出すと、その文字は「異」
「異」とは、鬼の頭をした者が両手を挙げている姿を表している。
既に彼女は鬼であると。
そしてアビの漢神を取り出し、その炎で妖夷を倒したアビ。
う~ん、相変わらずアビの炎はカッコイイです。
そして、姉の事が判明した今また、彼らと共に行かなかったアビ。
村の者でもない、彼ら山の民に戻らない、これでアビも居場所を持たない人となったんですね。
そして、そんなアビをして往壓は「お前こそが山の民だ」と。
何かいいですこのやり取り、二人ともカッコよかったです。
アビの今後も楽しみ、ですね。
さて、これで今まで過去なりバックボーンなりが語られてないのがエドゲン一人。
今後は彼のエピソードも来るかと思われます。
次回、「三人往壓(さんにんゆきあつ)」
江戸市中に竜導往壓を名乗る男が現われた。
偽者の往壓の正体を探るため、小笠原は往壓の生まれ育った家を訪ねるという。
だが、二十五年もの間、家を棄てて生きてきた往壓は、家に近づくことができない。
その頃、アトルと狂斎は竜導往壓を名乗る少年に出会う。
三人目の往壓が現われ驚く一同。
彼の本当の名は、土方歳三。
往壓の名を語る理由とは……。
そして、歳三の持つ刀から妖夷が出現する。
…再び往壓の話でしょうか?
家の事も出そうですし。
というか、土方歳三?!
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火薬の匂いもしない銃声もしない「気砲」という銃を山崎屋に売ったというマスラオ。
蘭学者側であるはずの山崎屋がなぜ跡部を狙ったのか。
また、姉ニナイが山崎屋に身を寄せていることを知ったアビは山崎屋へと急ぐ。
一方。山崎屋に用心棒として雇われた宰蔵と元閥は主人の成川から妖夷の肉を食わされる。
成川は言う。自分たちの目的は鳥居耀蔵なのだと。
それを知った小笠原は……。
山崎屋に到着したアビは、そこで姉と対面するのだった。
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最近は随分とコメディ色も出てきましたね。
宰蔵とかエドゲンとか(笑)
演技とはいえ、エドゲンの「肉を食わせろ」発言が楽しい楽しいv
山の民とか機の民とかいろいろあるんですねぇ。
つかアビとかの民の様子を見ると、出雲の比古の人達に見えてくるから不思議。
つか天津神とか国津神とか国譲りとか聞いてニヤリ(笑)
アビの姉・ニナイも登場しましたが、異界から現れたり、漢神を操ったりとまだまだ謎は沢山。
とりあえず、「居場所」とか「生きる場所」「行きたい場所」がキーのようですね。
異界に憧れる者、此処ではない何処かへ行きたいと思う者、違う土地を望むもの。
「異なるものに憧れる」という事に対する解が出される時が楽しみです。
次回、「漂泊者の楽園(ひょうはくしゃのらくえん)」
姉ニナイとともに現われた妖夷、於偶。
往壓は漢神を導き出そうとするが、その名が取り出せない。
ニナイとともに異界へと消えていく於偶。
アビの前には、涙孥という妖夷だけが残される。
山崎屋に雇われていた青年米吉は、山の民に憧れ妖夷を神と崇めている。
涙孥は妖夷とニナイの子、ニナイは於偶の妻となったのだと語る米吉。
奇士たちは涙孥を小笠原の屋敷に隠すが、そこへ妖夷の肉の虜となった成川の手下たちが襲撃してくる。
その遊女屋で、遊女を侍らせ豪遊している少年の絵師がいた。
彼の名は河鍋狂斎。
狂斎は、遊女屋で岡引の玉兵と出会う。
玉兵は、奇士たちを追って吉原へとやって来ていた。
玉兵は往壓ら奇士の行動を探っているのだった。庶民には知られていない奇士の話に興味を持つ狂斎。
そして、奇士と関わりがあると思われるアトルの美しさに目を奪われ……。
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…
吃驚したー。
いきなり少年@高山さんが出てくるとは思ってもみなかった。
というか、トール(@獣王星)にも聞こえた(笑)
とにかく、今回は新キャラ・狂斎が奇士に興味を持ち、玉兵から彼らの話を聞く形のある意味総集編。
総集編として見るなら結構面白かったです。
つか、宰蔵が完全にギャグキャラ化してる(笑)
OPとEDが新しくなりましたが、ヒロインはアトルっぽい。
特にOPのラスト、俯いて打ちひしがれている様な往壓に手を差し出すアトルの図がイイ。
今後化け物とかその中に落とされた感じの彼に、アトルが「それでも往壓は往壓だ」とか言って救い上げてくれたら…(どっかで聞いた様n)
にしても、往壓のこの時代の彼は狂斎を名乗るつもりでいるのに、後に暁斎と名を変えるのは絶対何か来る筈。
「狂」→「暁」って、同じ音だけど思いっきりイメージ的に良くなる感じだし。
今後、彼も気になるキャラになりそう。
しっかし、エドゲンとアビの普段の仕事が(爆笑)
つかエドゲンの心太の売り方が…っ
あれって練習なの?
次回、説十四 「胡蝶舞(こちょうまい)」
江戸の吉原で、遊女が何者かに殺害されるという事件が起きた。
その容疑者として狂斎の名があがり、仲間と疑われたアトルともども捕らえられてしまう。
この事件に妖夷が関係しているとは知らずに、往壓たち奇士はアトルを助け出すため吉原へと急ぐ。
そこで、新たに殺人事件が発生。
見つかった遊女の遺体を見て、狂斎はあることに気づく。
発見された遊女の遺体には、共通点があったのだ。
それは蝶の彫り物だった……。
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アニマックス最高!(笑)
●地獄少女 二籠
第七話 「絆」
息子が交通事故で死んだのは、行政の対応が悪かったのが原因だ…。
そう思い込んだ母親の和子は告発の運動にのめりこんでいく。
恵美はそんな母を支えるが…。
![]() | 地獄少女 二籠 箱ノ一 金巻兼一、岡真里子 他 (2007/01/24) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る |
地獄通信に書き込みをせずに進むのは珍しいタイプですな。
兄が過干渉の母親に恨みを抱いて地獄通信へとアクセスするが、人形を受け取った後交通事故で他界。
その為机の引き出しに残ってしまった人形を妹・恵美が見つける事から始まった…
結局その人形をそのまま使って母親を地獄送りにしたわけですが、あの印は恵美に現れていました。
と言う事は、権利が移動したとあいが判断したからか、もしくは時間が経過したからか、兎に角一度、人形から輪入道に戻らずとも違う人が使う事が出来る様子。
まぁ、送る人物が同じだったからかも知れませんが。
にしても、自分の子供を、特に優秀な子供一人を溺愛し、過干渉する親って多いですよね~
それで子供が耐え切れずに…っていうのは事件が起こったりして現実でも報道されたりしていますし。
にしても一目連、あのタイミングで記者は無理でしょ(苦笑)
思いっきり警戒されてるし。
次回、「偽地獄通信」
生徒たちの嫌われ者・馬場翔子は今日も厳しく生徒たちを指導している。
その厳しさを怨んだ郁恵は、地獄通信にアクセスし、馬場先生の名前を書き込むがそれは嘘の地獄通信だった。
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●天保異聞 妖奇士
説七 「竜は雲に」
怒り昂ぶる雪輪を鎮めるため、立ち向かう奇士たち。
往壓は雪輪から漢神を取り出そうとするが、その名が見つからない。
雪輪の放つ冷気に、なす術のない往壓。
その苦境に、雲七は自分の体から漢神を取り出すよう往壓に言うのだった。
だが、漢神を取り出せば雲七は妖夷のように消えてしまうのではないかと往壓は躊躇する。
一方、アトルは奇士たちの攻撃から雪輪を必死に守ろうとする。
無事(なのかな?)、ケツアルコアトルは雲七のおかげで治まり、雪輪として現世にいられる事に。
でもさ、馬に向かって会話しているのかなり怪しい人でしょ(笑)
今後も雪輪(雲七)の出番がありそうで良かった。
にしてもアトル可愛い!!
あの衣装着ての笑顔、あ~もう可愛すぎるv
とりあえずアトルもレギュラーメンバーとなりそうですし、彼女自身神を降ろせるほどの子なんで、今後も楽しみです。
次回、説八 「狐芝居」
芝居町で面だけを残して人が消えるという怪事件が起きる。
調査に動き出した奇士たちは、芝居町で金色に光る狐に取り囲まれてしまう。
往壓の力で窮地を脱するが、芝居小屋で育った宰蔵は往壓の協力を拒み、一人で事件を解決すると言い出す。
宰蔵は往壓の力を恐れていたのだ。
一人訪れた芝居町で、豊川一座という女芝居の一行に出会う宰蔵。
かつての宰蔵を知っているという豊川は、再び舞台に立つよう宰蔵に勧めるのだった。
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その争いに紛れて、往壓そしてたえと央太の親子は放三郎の屋敷に連行される。
放三郎の目的は往壓を奇士に迎え入れることだった。だが、たえと央太を追って、屋敷に妖夷、山子が出現する。
その最中、姿を消した央太。往壓は宰蔵とともに央太を探して町へ出る。
そこで往壓は宰蔵から山子出現の背景を聞く。
そこには、飢饉の続いた東北の農村で起きた、ある哀しい事件があった。
う~ん、設定は面白いんですよね。
なのに微妙というか、イマイチ乗り切れない感じ。
往壓自身は奇士として動こうという気ではないんですね。
ずっと逃げてる彼ですが、この親子の件で何か変わっていくかな?
ところで今回、雲七が「他の人には見えない」ように描写されてましたし、謎な存在です。
もともと、往壓の現状をよく知っている人っぽかったですし、往壓の自問自答の対象、ですかね?
というか、宰蔵がイイなぁ(笑)
必死に往壓にくらいついてる感が。
とりあえずこのまま見ますが、感想はまとめて、かも。
次回、「華江戸暗流」
奇士たちに導かれ、日比谷の地下に存在する「蛮社改所」の本部に足を踏み入れた往壓。
そこで、捕らえた山子を調理して食べる奇士たち。
彼らは改めて、往壓に奇士となるよう勧めるのだった。
一方、央太は往壓とともに暮らしたいと胸の内を語る。
往壓は自分の行くべき道を定められないままだった。
その頃、江戸の各地で鎧の妖夷が出現していた。
ある具足屋で、狂った様に黄金の鎧を探す老人を見る往壓。
その老人には異界の陰があった。
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陸奥から南下しているという妖夷の存在を調べるため、「蛮社改所」の奇士たちが暗躍する。
その頃、湯屋で湯汲みをしていた竜導往壓は陸奥から流れてきた農民の親子に出会う。
たえと央太というその親子は、何かに追われている様子。
往壓は二人を自分の長屋にかくまうが、央太は「異界」を求めて飛び出していってしまう。
その思いに応えるかのように出現する「異界」。
そこから、巨大な妖夷が姿を現す。
思ったより面白そうだな、と。
人物もよく動くし、漢神って力も妖夷って設定もいいと思うんですよね。
ただ39歳の主人公…(苦笑)
藤原さんなんで、安心して見てられるはそうなんですが。
というか、宰蔵!シムーンのアーエルでしたよ!!これには驚いた(吃驚)
新野さん凄い!
でも、負けん気が強い女の子なんで、ぴったりですね。
感想はアップするかは微妙ですが、このまましばらくは見てみようかなと。
次回、「山の神堕ちて」
異界から現れた二体の妖夷。
その争いに紛れて、往壓そしてたえと央太の親子は放三郎の屋敷に連行される。
放三郎の目的は往壓を奇士に迎え入れることだった。だが、たえと央太を追って、屋敷に妖夷、山子が出現する。
その最中、姿を消した央太。往壓は宰蔵とともに央太を探して町へ出る。
そこで往壓は宰蔵から山子出現の背景を聞く。
そこには、飢饉の続いた東北の農村で起きた、ある哀しい事件があった。
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